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エフゲニー・キーシン氏のコンサート in ドルトムント、そして対価の陰陽バランスの話

 

あああああ!

行ってきたんですよひっさびさの Evgeny Kissin/エフゲニー・キーシンのコンサート!

今回のお席はこんな感じ。コンサートがあると気づいたのが遅かったのでいつものようにど真ん中ではありませんが、でも全然満足。全然OK。

 

お品書きはこんな感じだったのですが

 

私以前『プロコフィエフは苦手だ・・・』などと言ったよな?言ったよな?

今回も

プロコはしんどいかもだけど他3つは絶対に聴きたいから行こう♪

などと思ってわざわざドルトムントまで参上したのですが 訂正する!

好き、ものっすっごい好き!!もうこのソナタ2番が吹っ飛ぶほど良くて、全部持ってったわ。

これぞキーシンの真骨頂!

という私の好きなぎゅっと均整よく纏まって束になって展開される、幾何学模様が様々に宙に舞う薄紫の世界だった。いや、そんな言葉では表現できないのだけれども。あああああああめちゃくちゃ良かったー!!!もう一度聴きたくてたまらない。

 

興味おありの方に、キーシン氏の演奏ではありませんがこちら。


特に

第2楽章(05:52)の Scherzo Allegro marcato と

第4楽章(13:57)の Vivace

が病みつきになって延々リピートで聴いてしまう。

 

やばいこれ私の好みのど真ん中だわ、やばいやばいやばいやばい・・・

と思いながら、最高の演奏に遭遇する時起こる現象がまた今回も起こって、記憶の蓋とか何かの壁が取っ払われて情報の津波にのまれながら、それが超絶心地良くて体が中心からジンジンしていました。

 

とはいってもやっぱり最初の曲はバラバラだったし(キーシンさんは何といいますかいつもコンサートの最初の方の曲は完璧なのにバラバラというところからスタートする)、何故かやっぱり途中で携帯電話鳴らすやつがいるし(本当に何故か!?彼の演奏会では毎度漏れなく携帯を鳴らすやつが1人はいる。仕込みか?だったのですが、今回はベートーベンを聴いている時から涙が出てき始めましてね。普段なら頑張って我慢して止めるのですが、泣くとすっきりするし健康にもいいし今回はちょっと流れるがままにしてみようと思い。

 

はらはらととめどなく流れる涙

 

はらはら

はらはら

 

はら・・・

 

っていつまで泣いとんねん!?

ってくらいずーーーーーーっと流れっぱなしで我ながら驚きましたね。休憩ではさすがに止まりましたが、コンサート終わって徒歩で駅に着くくらいまでずっとですよ。

外から見たら “ 感涙に打ち震えハラハラと涙を流す一女性 ” で悲しいのか?辛いこと思い出したのか?大丈夫か?みたいに見えたかもしれません(まあみんな舞台観てるのでバレてはいないはず)

でも実のところは

うわああああああああああああきたきたきたきたきたきたわあああああ!!

これを待ってた!この感じ、長らくお目にかかってなかったこれよこれ!!さいっっこうじゃないか、最高~~!

と大興奮の大喜びが内情でした。

 

そして

本当に美しいものには命が籠っていて、それに触れるということはその命の欠片を頂くということだなあ

と身に沁み。

命の欠片を頂くと記憶の蓋が空いて、本当に美しいものに触れることで自分の中にある美しい記憶が連鎖的に次々現れてくるもので、ヘルマン・ヘッセのこの言葉を思い出し

 

 

ホントだよ~ヘッセさんの言う通り人生には美し過ぎるものは多々あるんだよ

普段はどうでもいいようなことに忙殺されて見えなくなっているだけなんだよなあ

などと思うわ、何かの壁が取っ払われ大事な情報が流れ込んでくるわ、体はビリビリ来てるわでハラハラ涙・・・どころか大興奮。でもとても静かな深い高揚。

そうそう、これが好きなんだよ私は!!

 

こういう感覚の網で様々なことをキャッチするとか、色や形を感じるとか、何かと繋がって重要な情報が流れ込んでくる・・・みたいな世界と算命学ってものすごい馴染みが良くて、当然その津波の中でも深海には算命学の層が静かに流れているといったようなことになっていましてね。全部混ざるのですよ。

はい、訳が分かりませんね?すみません。

 

その中で感じたちょっとこの世的な話。

世の中お金とサービス(もしくはモノ)を交換して社会は動いています。これもバランスだよなあと。支払う金額とサービスも陰陽なのですよ。そしてどんな面でも陰陽バランスはなかなかきっちりとるのは難しい。常にどちらかにやじろべえが傾いた感じでやりとりがなされています。

というと多くの人に思い浮かぶのは、支払った額ほどのものを得られなかったという残念さ。

でももあるわ、と。

 

 

たとえばこのキーシンさんの今回のコンサートにしても、特大ヒットは正直プロコフィエフのソナタだけだったのですが熱烈ファンの皆さまごめんなさい)それでも、だよ。1等席で85ユーロ。往復も1月約50ユーロの定期券のようなもので行けてしまうのでまぁただみたいなもの。

おかしいでしょ、この値段でこんな経験ができてしまうのは!

という対価良すぎなアンバランス取引。

 

これまででそんな風に思ったのはぱっと思いつくだけでこの辺の経験。

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音楽ばかりですね。

他には一昨年くらいに原典算命学大系全11巻を購入しました。本11冊でこの値段??と普通は思われそうな結構なお値段でしたが、読めば読むほど

これ値段、どう考えてもゼロが2つ足りないでしょ・・・

と思わざるを得ないアンバランスな取引だったな。もちろんでっかいラッキーを頂いたので、ありがたく社会貢献に生かすべく使わせて頂きますよ!

 

とこのように普段は『こんなことにお金使っちゃったなあ』と思う経験って多くとも、よく考えると自分にとってはありがたすぎる取引も時々あって、結構いい感じでバランスが取れているものなのかも知れませんね。

 

ちなみにプロコフィエフさんの命式はこう。

 

 

天胡星多いね!初旬まで見ると3つもある。だからあの強烈に不思議な世界が展開されるのだな。

そして何か嫌なことがあったらすぐ胃が痛くなるタイプだったでしょうね・・・。前進力大きく夢見がちで朗らかで、人好きのする気さくな社交家。結構現実的な立ち回りができる人なので人付き合いの中では頭の中の摩訶不思議な世界についてさらけ出したりはせず、ボチボチ常識的に。でもその分、音に乗せて存分に不思議空間を展開してやろう!って感じだな。分かる分かる。

 

というわけで今回は久々に大満足のコンサートでした。嬉しいな♪

11~12月には日本でもコンサートあるようなので、ご興味おありの方は是非行ってみるといいと思いますよ。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

余談ですがキーシン氏のコンサート予定表がドイチェ・グラモフォンのページで全然更新されずあと1件しか残っていないのですが、もしかして契約終わった?後1回しかコンサート予定がないわけではなく、検索するとあっちでもこっちでもコンサートの予定はあるのですよね。例年よりは少ないにせよ。何故突然更新されないようになったのかなあ・・?ご存知の方おられます?

 

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