【 どこまでも不幸な人の共通点・心の地獄を抜け出す方法 】
自己蔑視=セルフ・コンテンプト の最大の心理的特徴は
脅迫的に他人と自分を比較するところ
▷ あなたの人生を不幸にする最大の要因
カレン・ホルナイ『自己蔑視している人は心が地獄である』
(例えば毎月宝くじが当たるといったような)いいことがどれだけあってもその人が不幸で『死にたい死にたい』と言っているような場合、その人は自分に対する評価が大変低い
小さい頃周りの人から与えられた破壊的メッセージに従って
俺はダメな人間だ
価値のない人間だ
と思ってしまった
これでは心が地獄なので外側がどれだけ素晴らしくとも幸せにはならない
▷ 比較の闇を抜け出す唯一の方法
自己蔑視=セルフ・コンテンプト/Self-Contempt の最大の心理的特徴は
脅迫的に他人と自分を比較するところ、比較せずにはいられない
例)ドイツ東西統一によって東ドイツの従業員の生活レベルは飛躍的に上昇した
しかし満足度は下がった
何故なら統一前は同じ東ドイツの人同士で比較していただけだったが
今度は西ドイツの人たちと自分を比較することになったから
そうすると自分の生活は少し上がったが、西の人はもっと上じゃないかと
皆生活レベルは上昇しているのに(自己蔑視する人たちは)皆不幸になった
人は自分の潜在能力を発揮できるようになれば幸せになれる
▷ ラジオのテレフォン人生相談 4:38
悩んでいる人は健康を害している 5:22
心の底にあるものを誰かに話すと健康にいい
能力というと速く走れるとか、歌が上手いとか、良く稼ぐなどを思い浮かべるが
人生で最も価値のある能力とは心の底を打ち明ける能力
心の底を隠し続けていないか? 5:52
例)50代で6年前に鬱で失職、その前からいつも他人に合わせようとして上手く行かず生きづらさは日常茶飯事
親、親戚、教師、同級生、上司、同僚などに批判されまいと努力してきた
でもずっと周りから否定的に扱われてきた
本当の自分が分からない、本当は何をしたいのか、何を望んでいるのか
本当の気持ちが分からず他人にどう思われているかばかり気にしてしまう
これは周りから自立していない
自分の適性を考えるといいのだが
適性はすぐ分かるというものではない
自立できていないと適性は分からない
小さい頃からまず青年期のアイデンティティの確立、興味関心の育成をしていない
青年期の課題を解決しなければ中年になれない 7:40
自分だけ特別に安易な方法を教えて下さい、と言ってもそんなものは存在しない
『魔法の杖』は人生にない
過去に積み残した自分と向き合うしかない 8:06
例)夫は突然機嫌が悪くなります。
そうなると口を利かず夜遅くまで帰らず、用意した食事も食べません。
何を怒っているのか分からず、何か言っても否定され嘲笑されるので、自分の意見は言わないようにしています。夫の顔色を窺いながらの老後に希望がありません。(60代女性)
(先生の返事): 食事なんか用意する必要ないんですよ
この人は母親、つまり無条件の賛美を求めている
ナルシシズム
幼児期にやるべきことをやらないでここまで来てしまったので『一人の人間にまだなっていない』
どうしたらいいでしょうか?と言われても、どうしようもないですね、としか言いようがない。9:07
このまま老後を過ごすということは、安全を選択してしまっている
人間は安全と成長との葛藤で、安全を選びがち
『我が人生に悔いなし』と言って死ねる人と、後悔だらけで死ぬ人の違いは
成長を選ぶ意思がある否かだけ意志の力で成長を選ばない限り幸せはない
このままの状態で老後を過ごすのは嫌だと心の底をハッキリ夫に伝えない限り、解決はない
10:17
本日もお読みいただきありがとうございました。
コメント
あー、この方は本当に機能不全家庭で育たれたんだろうなと感じる深い言葉ですね。子供の人格を否定することで、自分らの問題から目を背ける毒親たちは成長することを選ばなかったのだと思います。親からの不幸の連鎖を拒否し、成長することこれが私の課題なのだと。加藤諦三先生、私も好きです。
そうなんですよ、家庭での地獄を味わってこなかった人が正義感と知能だけでこっち方面の精神科医とかカウンセラーなどになると、『産んでもらったんだから感謝して♪』『もういいかげん過去を水に流して前を向いて』みたいな激しく頓珍漢なコメントを出して傷に硫酸すり込むようなことを平気でしちゃうんですよね。加藤先生はそれがないので安心です。