また?と言われそうですが、これまた加藤諦三先生のお話がとても良かったので。
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元本格派 “感情の掃き溜め役” がまとめてみましたよ~!
家族の中で我慢してきた 不幸な良い子 だった人へのメッセージ
鬱病はその人が問題なのではない
家族に3人子供がいる場合同じように育てられたと思っているかも知れないが
3人の中に1人心優しい子がいたとしたら、親はその1人を虐める
親が心理的に健全であればそうならないが、例えば夫婦間で問題があり憎しみがある時
その憎しみをストレートに表現すると家庭崩壊に繋がるので
一人の子を虐めることで自分たちの心的問題を解決しようとする
これはつまり
目の前の優しい子に心のムカムカをぶちまけることで自分の心の苦しみや痛みから逃れようとする
現実逃避
ということ。
(ただし逃れられたように感じるのはその瞬間だけ、だから何度でも何十年も繰り返される)
何故一人を狙い撃ちするか=『ズルさは弱さに敏感である』
ズルイ人(心理的に問題のある親)は夫婦不和の攻撃性を子供に向けることでその不和問題から目を逸らす=『攻撃性の置き換え』
優しい弱い子は攻撃すると反応が一番よく分かる
その子が虐められて何らかの問題を起こすと、その家族は外に漏れないようにその問題を隠す
今度は虐められていない2人の子供も様々な感情を虐められている子に向けてしまう
これは 集団の中の感情の掃き溜め と言われている
だからなかなか治らない
虐めは家庭から始まるというように、まず家庭で虐められて、学校で虐められることを受け入れてしまう、そして次の学校でも欲求不満の子にターゲットにされる
集団の中の感情の掃き溜め役 として使われてしまう
そういう子はだいたい皆良い子、しかし不幸な良い子
不幸な良い子とは、家庭不和などの問題から目を逸らすために集団の中の感情の掃き溜め役 として使われてしまう心の優しい子供のこと
『いじめは悪いことだからやめましょう』は効果がない、なくならない
虐める側は悪いことをしていると分かっているのにやっているから
虐められる側がいじめの対象に選ばれることを断固拒否して幸せな人生を送ろう
でないといつまでたっても虐めが続く、会社や他の場所でも
虐められる側が虐められることを当然と思ってしまっていることが多いから
でもそれは当然ではない
これは(おそらく余計な波風が立たないように)夫婦不和の問題があったら~という例で説明されていますが、夫婦不和の問題も何故そうなったかを掘り起こしていくと必ず各当事者の親との関係に行き着きます。
つまり優しい良い子をターゲットに虐待しまくっている親自身も、そこに来るまでに 家族の中で感情の掃き溜め役 として使われてきたということです。だから自分の心のバランスが取れない。そのバランスを取らせようと子供に寄り掛かる。
そしてこの 家族の中で感情の掃き溜め役 は成人すれば自動的にストップするものではないのも厄介です。
お話では子供がターゲットのシチュエーションで書かれていますが、50になっても70になっても 親の感情の掃き溜め役 で居続けてしまう人はたくさんいます。
そこから逃れるには?
自分は 親の感情の掃き溜め役 ではないときっぱり決別すること。
それは難しい?もちろんそうでしょう。
その時には
- 安全を取って不満に塗れたまま行くのか
- 不安だけれどリスクを取って成長する道を選ぶのか
という人生の分岐点の話を思い出して下さいね。
詳しくは先日の記事をどうぞ
この辺、算命学と全然関係ないようでものすごく関係あるのですよ。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Crouching woman by Picasso
誰かの感情のゴミ箱で居続けていい人なんてこの世には一人もいません。
この辺の要点濃縮版を去年秋のお話会ではお話しました。あれは本当に30分で必要なことをまとめてお伝えしたので濃すぎたきらいはありましたが、もう一度必ず何らかの形で皆さんにお伝えしたいと思っています。
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