小さい頃初めて聴いて『この曲は絶対に覚えておかなくちゃいけない』と思った曲のうちの一つがこれ。
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この曲は初めて聴いた時名前が分かったのですよね。アルペジョーネソナタ。 この曲の名前は絶対に覚えておかなくちゃ!と思った、すごく好きな曲。曲名を忘れないように小さかった私は頭の中で
アルペジョーネソナタ、アルペジョーネソナタ、アルペジョーネソナタ・・
と繰り返したものです(笑)
この曲とは随分後になってジャックリーヌ・デュ・プレで再会したのですが、ロストロポーヴィッチもいいなあ!ていうかシューベルトがいいんだよなぁ・・・
ちなみにチェリストのムスティスラフ・ロストロポーヴィチさんは庚申の人。闘魂チェリストですね。
ところで。
生きているとつい自分と誰かを比べて
あっかんわ~私全然まっだまだアカンやん~!
とゲンナリすることってありますよね。要らないのにね、全然誰かと比較することなんて必要ないのに。
全く意味がないのですよ、そんなこと。分かってはいる。それでもな!と。人間の性(さが)でしょうか。
もっと自分は出来るはずなのに、現実はまだまだそこまで到達できていないことの歯痒さ。
それって実はちゃんと『そのレベルに達した自分が見えている』ということなのです。見えているということはそこまで行けるということ。行きたければね。もちろん『これちゃうわ』と気付いて途中で路線変更するのもOK。
こういう感覚を常に持っている人とそうでもない人っていますよね。いつでもマイペースでのんびりできる人。
私はいつも何故か追い立てられています。のんびり何も考えず何時間も何日もぼんやり過ごすとか絶対にできない。いつも何かに急き立てられ突き動かされている。
そりゃそうなのですよ。
だって私は癸で小さい水。なのに下からガンガンに火で熱せられている、それも生まれてから死ぬまでずっと(笑)
鍋でお湯を沸かす時の、あの鍋の中のぶくぶくなってる水ですよ。落ち着かないわけだよ、嗚呼。
ぶくぶく沸騰させられてどうなるかというと、責任を果たしプライドを満たすべく智を以て闘う、現実的に行動する、となります。それが高じて常に新しい風を自分の世界に取り入れる、学ぶ、体験する、智徳を得る、知性を磨く、新しい世界に触れて刺激を得て内側を活性化し、そこで得たものを血肉にした後自分らしい何かを創造していく、という流れになります。
私にとっては学びは金性。
金性を得ることで私は火で炙られても干上がらない。だから金性は守護神。そして守護神は天干の定位置にあり、それによって私は自らの存在と心を安定させられる。だからこそ常に何か勉強していないと不安になるし、それが理に適っている。
という風にぼんやりしている時にも内側で起こっている勝手に出て来る流れ。
何も知らないと
何故私はそうなのだろう?
このままずっと行くのだろうか?
皆と違っておかしいんじゃないだろうか?
みたいに思ってしまうようなことが、算命学では全部陰陽五行で説明できてしまいます。これが算命学の素晴らしいところ。
なので
ああ、これで全然OKなんだな
これにはこういう理由があるもんな
じゃ、今後もこれで行こう
というよりはもっとこっち方向を突き詰めて行っていいんだな!
と納得し、方向を決めることができます。
安心してぶくぶく沸騰しながら急き立てられる日々を生きられるってことです(笑)
究極的には算命学は
あなたはそれでいいんですよ
を理屈で説明してくれるめっちゃ親切な学問です。本当に有り難いね!
本日もお読みいただきありがとうございました。
フランス、ブルターニュの絵を沢山描いた Ferdinand du Puigaudeauさん。ブルターニュ地方って本当にこんな感じ。人が少なくて自然が美しくて、静かでのんびりしてる。私たちもバカンスにここに行くのだけれど、こんなのどかな所でもやっぱり全然のんびりなんてできないのが私(笑)
藁ぶき屋根のある風景 by Ferdinand du Puigaudeau
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