ボブ・ディランのこの曲、一度聴くとずっと頭の中で流れません?
。
台所で口ずさんでいると夫が来て
夫:その曲
私:知ってる?
夫:もちろん。音楽の授業で歌ったもん。
私:えっ!?音楽の時間にやるの?
夫:やらなかった?
私:やってない。
夫:じゃあ何歌ってたの?
私:これ
。
夫:えっ!?難しくなかった?歌えた?
私:全然。ドイツ語の欠片も知らんのに歌えんて。ニネッタ(女性の名前)のところしか分からんかったね。
あああしかし久々に聞くとヘルマン・プライ(歌手)もメンデルスゾーンも浮かび上がってくるベネツィアの月夜の景色もいいねええええええ!!!めちゃくちゃいい!
このヘルマン・プライは大昔に歌をやっている友人に教えてもらって、それ以降バリトン歌手はこの人しか聴かないくらい大ファン。
やっぱり丁巳の芸術家・表現者は本当にいい!いいのですよ。大好き。魂の伝わり方がくっきりハッキリ明確だから。容赦なくそこを突き詰めてくる。そこにプラス調舒星とくりゃあもう!
大抵はそこまで振り切らない。強くない。だから無意識に
正しさ>魂の伝達
に傾く。正しさや正確さみたいなものが最優先される。
なのでこの上なくちゃんとしているのに 死ぬほど退屈 聞いていてなんともモヤモヤする。
例えていうならこれかな。

って何の話?
ちなみにドイツ語が分かって、しかもこの年になって聴くとこのベネツィアのゴンドラの歌
広場を風が吹き抜ける時、誰がここで君を待っているかニネッタ、君は知ってるよね
ヴェールや仮面をつけていても君を見分けられる僕だよ
君への情熱がこの胸に燃え盛っているよ
その時船人の服を着て震える声で君に言うんだ
『船は用意できているよ
月が雲に隠れている今のうちにラグーンを抜けて
愛しい君、一緒に逃げよう』
君、モテないだろ?
な歌なのですよねえ。当時のモテない君たちの心に刺さったのだろうか?(容赦なさすぎ)
でもこんなモテない君実況中継みたいな詩でもメンデルスゾーンが曲をつけ、超一流の歌手と伴奏者がお届けするとこんな素晴らしい作品になっちゃうの、感心してしまいますよね。(褒めてる褒めてる!)
何か違うことを書こうと思っていたのに前座が長くなってしまったので、本題は次の記事で。
最近ボブ・ディランについて書いた記事はこちら

本日もお読みいただきありがとうございました。
梅田スカイビルにて。素敵ですね。七夕の飾りなのかな?
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