さて本日は、結婚について。
私は結婚はしなくてもいい人というのは結構存在すると思っています。
いわゆる適齢期になると周りからうんざりするほどやんややんや突き回されて、その圧に負けて婚活をしたり結婚に至ったりという人は実は結構いるのではないかな?それが良い・悪いという話では全くありません。ご本人たちがそれで心からの幸せを掴んだのであればそれは本当におめでとう!です。
しかし算命学的に見て、あまり結婚に向かない人というのはいるものです。結構存在します。もちろんそれも0か100かではなくグラデーションで、全然向かない人 から 結婚できるけど長続きするかな?本当にしたいのかな?みたいな人 まで様々。
そしてやはりよくよくお話を聞いてみると、そういう方々は本音では
結婚はしない
結婚はしたくない
結婚に興味はない
結婚はどっちでもいい
あたりの感じです。
結婚って責任が伴うんだよね。ただの “恋愛の延長線上” ではない。
恋愛って綺麗に設えた表向きの舞台での付き合いであって、美味しいとこ取り。
でも結婚は舞台裏を共有するということなので、恋愛とは全く意味が違ってくる。フェーズも次元も違う。
だから結婚しても相手や周りに筋を通せない、責任を取れそうもないのであれば、結婚しないというのは実はとても誠実な態度なのです。
例えば歴代の彼女を25歳になったら放流するのでお馴染みのレオナルド・ディカプリオ。あれはとても賢いし誠意があると思う。あんな風に結婚せず、その時その時で必要なパートナーを見繕って恋愛を繰り返す生き方だって全然悪くない。誰も傷つけないし誰の人生も不意にしない。
一番マズいのは、相手や周りの人たち、特に子供への責任をちゃんと果たせそうにないもしくはそんな気はさらさらないのに
- 単なる世間体で
- 既婚というステータスを得たいがためだけに
- 周りからやいのやいの言われたくないから
- 場合によっては『親に孫の顔を見せたいから(自分は興味ないけど)』
というだけのために結婚して子供を作ること。
結婚して子供は作りません、大人2人で合意の上で自分たちのスタイルで自由に生きて行きますというのはアリでしょう。
ただ子供は別だ。
子供は親族、特に親が発生源となるどんな津波レベルのドブ水が押し寄せてきても抵抗したり身を守ったりする術がないからモロ被りするしかなく、何ならマリアナ海溝くらい深いドブを素潜りで成人するまで泳ぎ続けなければならず、最悪の場合その中で溺れ死んでしまいかねない。たとえそこを泳ぎ切って無事成人出来たところで、親のせいでドブを掻い潜らなければならなかった禍根は大きい。その子供の人生に一生影を落とす。
結婚は舞台裏を共有するということと書いたけれど、子供を産み育てるということはその段階でガッツリ裏方に回るという意味が大きく出てくる。そりゃそうですよ、だって子供は世界の真ん中で心配なく存分に周りからの愛を受ける時期が必要なのだから。
それをいつまでたっても周りにちやほやされ続けたい!下半身欲や名誉欲、世間体にブンブンに振り回され、理性など端から吹っ飛んだ状態で “キラキラ輝く素敵なアテクシ・ボクチン♪” を子供が出来た後も優先し続ければ、当然そのしわ寄せとして子供が犠牲になる。
息子を自分の手で殺めてしまったイワン雷帝 by Ilya Repin
本来何よりも大事なはずの子供を犠牲にしてでも自分の快楽や得を優先するのは、自分の心のバランスが全く取れていないから。
何故か?
その人もやはり成長過程で
あなたはあなたでいるだけで価値があるし
あなたがあなただから私はあなたをとても大事に思っているよ
だからあなたはあなたのままで存在していいんだよ
という愛で十分満たされなかったから。
何故か?
その人に愛を与える役割の人たち(親・親族など)もまた愛を与えられてこなかったから。
何故か?
更にその親・親族も心のバランスが取れていないから。十分愛を与えられてこなかったから。自分で立ってるのがやっとの状態で、何とかバランスを保って生き続けるために子供を使う。子供を犠牲にする。
この脈々と受け継がれる流れであり不自然の堆積が家系の因縁。家系の負のカラーを色づけるもの。
現れ方は家系によって色恋沙汰だったり、ギャンブルだったり、薬物依存やその他様々にあるでしょう。でも根底は全部これ。
だからこそ結婚しないという選択は何も悪くはない。結婚しても子供は作らないという選択はむしろ責任を貫くことに自信がない人としては最高の誠意の示し方だと思う。
そんなこと言ってたら子供を作れる人が殆どいなくなってしまう、ってことは世界が滅びるじゃないかという懸念も出てくるでしょう。
でも不幸な子供を量産してしまうような世界は滅びればいいんじゃない?と思う。
生まれてくる子供たちは皆、幸せに育って欲しい。親の尻拭いや家系のドブさらいで子供時代を潰されるような子供がいなくなればいい。
本日もお読みいただきありがとうございました。
結婚式からいきなりお通夜みたいな雰囲気になっちゃうのならやめといた方が良いと思うぞ・・・
The Wedding of the Bohemian, Munch Seated on the Far Left, 1925 by Edvard Munch
コメント