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鎧固めは自分を大切にすることとは違う

 

〇〇歳以上になると△△のアクセサリーをつけたり、■■の服を着たり、▽▽色のアイシャドウをつけたり云々は痛々しい

 

みたいなのを(未だに時差取れず夜中ギンギンに目が覚めている中で眺めた)ツイッターで見かけた。実際はもっとあれダメこれダメ入ってた気がする。

私が思ったのは

この人はいつ自分を大事にするのだろう

だった。

 

ナントカだからこれ着けるのはダメ、ナントカだからこの色はダメ、ナントカだからこれをするのはダメ、ナントカだから・・・社会で生きている以上ある程度のTPOはあるので、例えばいくら大好きでも授業参観にビキニで行くのは流石にどうかなどというのはある。

けれど何歳だからナントカ以上のアクセサリーを着けなきゃ、何歳だからどこどこに住まなきゃ、何歳だからナントカ以上のブランドの衣服やバッグじゃないと・・の路線を考える時

じゃあその路線であらゆる面において最高の超理想を実現できたとしたら?

を想像せずにはいられない。

最高級のものに囲まれて、最高級のものだけを身に纏い、都内一等地でピカピカの家に住んで云々を実現できた時、果たして自分は心から幸せを感じられるだろうか。自分の幸せはそこにあるのだろうか。

こうすれば誰々にこう思われるからやめておいてこうしよう、こうすれば皆に羨ましがられるからこうしよう。

そこに自分はいない。

外側を最高のものや環境で完璧に固めれば固めるほど、その人の中身の空虚さが際立つことになる。

 

何故なら人間の魅力ってその人の核の部分だから。無意識に自然に出てくる本質の部分だから。

そしてその核であり本質の部分というのは、自分を無視して周りの意向次第で右に左にひょこひょこ腰を振ることではないから。TVでこれが良いと言っていた、雑誌にはこれが流行の最先端だと書かれていた、社会で大成功している何々さんによるとこうだ・・・そのたびに器用にひょこひょこ腰を振っていれば器用に立ち回れるのかも知れない。

でもその時、自分の気持ちはどうだ?

TVでこれがいいと聞いた時、自分はどう思うか自分にちゃんと聞いてあげたか?人間どんな場面でも自分の核になる部分、本質の部分が多かれ少なかれ主張してくるものだけれど、そこを無視せずちゃんと汲んであげたのか?

 

自分の心の囁きを無視して立派な鎧固めに奔走するだけの人生を送っていると、自分の空虚さにいつか耐えられなくなる。鎧にしか目が行っていないとその虚しさ・苦しさがどこから来るのか分からないまま、その苦しさをどうにかしようとますます鎧固めに走るという悪循環に陥る。そして同じ鎧固めの世界で誰かをコケにしてみたり、嫉妬したり、足を引っ張り合ったり、ますます『自分に構ってあげる』ところから遠ざかる。

そしてどうもショボい鎧しか身に着けていないようなのに何故か素敵に光って幸せそうに生きている人が許せなくなる。そして叩き始める。

 

これは違うことを言っているようで、この記事と実は全く同じ話なのです。

自分を裏切ってはいけない、ちゃんと自分の味方でいて欲しい
自分の気持ちをもっと大事にして欲しいと思う。 過去にぞんざいに扱われて深く傷ついたこと、意に沿わない理不尽なことばかり強制されて凄く辛かったこと、あたかも自分には人権なんてないかのように存在を無視されてめちゃくちゃ嫌だったこと。 まあ大した...

 

自分が傷ついたその気持ちを無視しないということと

本当は自分はこれが好き・こうしたいという本音を無視しないということ

この2つは方向が違うだけで同じ次元の話。

 

自分に愛を注げる人は素敵だ。それは自分をちゃんと見つめてあげるということ。意識を向けるということ。まともに取り合ってあげるということ。自分を認めるということ。

そのように生きる人は鎧固め勢からは反感を買うだろうけれど、自分で自分を満たせるので強い。

そして人はそういう生き方をしている人を見ると

あれ?自分のまま生きても大丈夫なんだな?それどころかどうも随分幸せに生きているようだぞ?これは面白そうかもしれない。

となんだかほっとする。

 

自分を愛するということは、周りの人にも愛を伝播するということ。そのままのあなたで大丈夫だよ、を体現するということ。だから光る。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

好きならド派手なパジャマで戦の船に乗り込んでもいい(違)

月岡芳年作、九郎判官源義経 能登守教経

 

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コメント

  1. ありがとうございます。パジャマ…じゃなくて鎧直垂が真っ赤なので、鎧まで緋縅じゃなくてよかったです(まあ好きなの着たらいいけど)

  2. (相応しいコメントでなければ消してください。気になってしまって、すみません)
    芳年の絵のキャプション中に「能都守」とありますが、「能登守」です。

    • ありがとうございます。修正しました。

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