【 広告 】

何事も基礎は大事だ、無茶苦茶大事だ

 

以前、全然命式を読めないのにすごい鑑定料を取っている人と話したことがある。その人は自分も読めていないのに既に生徒を取って教えてもいたが、私が『 何事も基礎は大事だ、無茶苦茶大事だ 』という話をしても全く通じなかった。というかそもそも基礎的な話が通じなかったのでそういう話になった。しかし一事が万事『 えぇそんなこと~?ま、テキトーに楽して大枚稼げりゃいいじゃない~』といった風で会話に全く埒が明かなかったのを覚えている。そこには学問に対する真摯な態度はなく、その目が追っているのはお金だけだった。カネカネカネ。

 

世は学歴社会だというけれど、それはある程度まともに勉強をしたことがある人、もしくは何らかの道をそれなりに極めた経験のある人でなければ『 何事も基礎が大事 』というような至極当然な話、あらゆる道に通じる鉄則すらなぁなぁで流してしまって、スタートの段階から話にならないからだろうとその時強く思った。

 

基礎が身に付いていないというのは痛い。

それは楽器でも外国語でもスポーツでもダンスでも、あらゆる道において言えること。基礎がなくてもある程度はまあ出来るようになる、誰でも。でもその『 ある程度 』から先に行けなくなるのだよね、基礎がないから。どこまでも伸びよう、どこまでも深く追求したいという場合、基礎知識や基礎練習といったものは絶対に避けて通れない。プロを名乗りお金を頂くなら尚のこと。

何故なら基礎というのは、その道の先人たちがありとあらゆるアイディアを実行に移して、思いつく限りのあれこれを検証し尽くして、最低限これだけはやっておくと最短距離で全方向に応用が利くポジションに到達できるぞ!という知恵の結晶だからですよ。

 

最近その人物が師範を名乗っていると小耳に挟んで驚いてしまった。あんなに学問自体に敬意のない人が師範・・それはつまりテキトーに師範を名乗らせてしまう別の人物がいるということ。もう名乗った者勝ちの世界か。まあそれはどうでもいい。

それよりもなんだかその活動内容が宗教がかったネズミ講みたいになってしまっていることを知り、驚くと同時になるほどと合点が行った。なるほどそっちか。そういう風に流れていくんだ、と。

 

身強の人というのは人生で然るべくエネルギーを燃焼させていくのは大変だ。特に壮年期や晩年期に身強星のある人。例えばマクロン・仏大統領のように最身強だけど一国を導き、文字通り常に心身ともに限界まで稼働させ続けるくらいで順当。それくらいの他の人には出来ないような、傍から見たら無茶苦茶すぎるようなエネルギーの放出の仕方ですべき何かがあるからこそその命式で生まれてきたのだから。いや、身弱命式のイーロン・マスクですら寝ずに仕事に没頭し、職場で寝泊まりするほど全力で走り続けている。況や身強星人をや。

 

無理なく楽にお金を稼ぐということに私は反対ではない。それは素晴らしいことだと思う。

でもそれはちゃんと中身が伴われている場合に限る。でなければただの詐欺。

持って生まれたエネルギーを順当に燃焼させず、楽して我欲を満たす方向に針を振り切る。するとある程度までは行ってもエネルギーが強ければ強いほど後で大変なことになる・・・・というのを命式が読めれば分かるはずだけれども読めないからやっぱり宿命とズレた方へ突っ走る。後のどんでん返しが恐ろしい。

 

そんなことをふと思ったここ数日でした。

 

応援ありがとうございます♪  にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 

 

Woman by the dresser, 1936 Picasso 

ピカソはありとあらゆる時代の画風をマスターした上で自分のスタイルを確立したのは有名な話。でも何でも描けちゃうから晩年は逆にヘタ絵にチャレンジしてたとか。何となく分かる気がしますよね、これ見ると(笑

 

鑑定ご予約はこちら

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました