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西方納音の因縁解脱

 

フランスの画家、Henri Matisse/アンリ・マティス。

私は心密かに彼をヘタ絵キングと呼んでいる。

 

Petit bois clair1906, Matisse

 

ファンの皆様ごめんなさいごめんなさい、20世紀を代表する芸術家であることは承知の上!それでも私にとっては愛すべきヘタ絵キングなのです。

Woman at the Window, 1905 Henri Matisse

 

Reading Woman, Daydreaming, 1921 Henri Matisse 顔、手抜きすぎじゃない?笑

 

好きか嫌いかと問われれば、もちろん好きでございます!マティス展あったら絶対に行くもんね。

はっ!また前座を沢山書いてしまった!

 


 

 

さて。

西方納音は因縁解脱、よく耳にすると思われます。

納音で今まで積み上げてきたものが崩れる、ひっくり返る。

「今まで積み上げてきた」というと「自分だけが積み上げてきたもの」と思いがちですが、自分の中には先祖のカラーが濃厚に存在する。

つまり 自分+先祖=家系 の今までの蓄積をひっくり返し得るという意味で因縁解脱。

 

全部片っ端からひっくり返したれー

 

崩れる、ひっくり返ると聞くと恐ろし気かも知れませんが、今まで苦難の家系に育った人はここで挽回のチャンスが来るということ。とてもありがたいものなのです。

そして因縁解脱に繋げるには、運で西方納音が周ってくる程度では足りず運が必要とされます。つまり10年間、西の納音状態が続くくらいの激しさがないと駄目よと。納音では人間性や性格までひっくり返ると言われますのでね。

 

まあこれまでの先祖代々何百年?に渡る家系の要らんカラーを帳消しにしようというのだから、ちょっとやそっとの生半可なナンチャラでは無理。運気の勢いを借りなくちゃ無理でしょ?ってことなのです。

なので単なる冲動でも弱い。冲動の数倍の破壊力がある納音くらいは必要。

その意味で天剋地冲でもよろしいでしょう。

 

(ある一例)

 

しかしだからといって

大運で西に納音が出れば自動的に因縁が解消されますネー

なんて甘い話ではなく

 

納音は納音になる前までの生き方がどうだったのかが重要なのであります(高尾宗家)

 

これはこのテーマに限らず、運気を見る時は全てこれです。

その瞬間だけ見ても分からない。必ずそれまでの人生の流れを見る。

 

ああ、でも書いてて思った。

これまでの先祖代々何百年?に渡る家系の要らんカラーを帳消しにする

というのが因縁解消なわけですが、これドブ掃除の集大成ですよね。

 

家系のドブ掃除、ご存じない方はこちら:

“ドブ掃除” の検索結果 | 算命学を使った人生戦略作戦会議
自分として生まれた以上、自分であること以外にすることなんて何もないのよ

 

ドブ掃除を自分一代で成し遂げ、更に自分個人の人生での目的も達成できればそれはもう光のドブ掃除係。

ドブ掃除界のスーパースター。

超エリートドブ掃除人。

ある種家系の犠牲者として生まれてきたとしても、必殺ドブ掃除人としては面目躍如ですよ。

 

ただこれも因縁が濃い場合、大運+年運+月運 が重なるくらいパンチがないと無理になります。

果たして因縁は解消されるのか否かは、どれくらいその家系がドブ掃除を怠っていたか(要らんカラーを溜め込んでいたか)、その末に生まれたドブ掃除人の子孫がどういう生き方をしているかにかかってきます。

 

「いや~ドブ掃除って本当に大変ですね~!」

 

まあでもドブ掃除仲間の皆様、マイペースで無理しすぎずぼちぼち頑張りましょ。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

マティスさん、もちろんこういう絵も描けちゃいます。ヘタ絵は彼の完成形なのだ。でも私はこのスタイルの絵の方が断然好きだな。

Henri Matisse, Open Door, Brittany 1896 

納音のドアを通り抜けるとそこには新たな境地が(あるとよいですな)

 

余談: 世界ヘタ絵国際大会準優勝作品

Magdalena before the conversion, Paul Klee

パウル・クレーのファンの皆様ごめんなさいごめんなさい、20世紀を代表する芸術家であることは承知の上!それでも私にとっては愛すべきヘタ絵(以下略)

 

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