最近また三国志を何となく見直していて、そっか!と思ったことがありました。
私は昔から歴史というものがどうにもこうにも苦手で、大真面目に頑張っても1㎜も頭に入って来ないタイプです。これよく考えると、歴史って「 今まで人々が何をしてきたか 」の流れなので、そもそも他人というものにあまり興味が持てないとその総集編である歴史にも興味が持てなくて当然なのですよね。
普段の生活の中でこれも昔から出来ないのが、人の顔と名前を覚えること。人種や老若男女を問わずとにかく苦手です。
集団で何か始める時には大抵自己紹介をするものですが、自分でそれが分かっているので皆の名前や特徴を片っ端から細かくメモします。で、家でそれを何度も繰り返し読んで覚えようと頑張るのですがやっぱりどう頑張ってもできない。
そんな感覚の人が『 何年に誰と誰がこんなことを起こして、更に別の国の誰と誰がこうしてこうなりました 』なんて頭に入るはずもなく。
何故こんなことを書いているかというと、最近のニュースを見ていて『 私は政治家にだけはどう頑張ってもなれないな 』と思ったからです。国(や自治体)を代表して国際関係の中で国の地位・安全を確保する。そのためには自国の歴史は当然のことながら、相手国や関連国の歴史、それまでの関係性など完全に理解している必要がある。それプラス今現在生きている関係者たちの顔と名前、役割、どんな性格で何が好きで誰と仲が良くて最近どんなことがあって自分とどこでどんな風に出会ってどんな会話をしてどんな間柄か・・・細かいところまで把握していなくちゃいけない。
これ私が一番苦手な、壊滅的に出来ないやつよ(笑)
でもこういうのが滅法得意な人がいます。学校にいた頃も「 何組の誰と誰は仲良しで、誰は以前誰と喧嘩していて、別の誰とはどういう関係で 」みたいなのがやたら好きな人っていましたよね。あれも才能の一つなのです。持って生まれた「 人に関心が行くし、だから仲間を作れるし、組織化した時にそれぞれの特性を見抜いて誰にどんな役をやってもらえば組織が最善の形で進んで行けるか分かる 」これが算命学でいう石門星(四柱推命:劫財)。
石門星がある人は頭で考える以前に「 どうせ何かするならみんなでやろうよ、絶対に1人でやるより効率的だよ!」という作りになっている人。考える以前に皆に意識が行くし、組織を円滑に運営して行くのにどう人間関係を構築して行けばいいか、人心を掌握して行けばいいか、その才能・器がある。
すごいですよ。
財星も石門もない超一匹狼命式の私から見ると、全く別世界の住人です。
( そんな時私は『 皆好きに生きればいいと思うよ、後は皆さんご自由に~ 』と放っておいて自分のことに集中しよう、となるわけです。)
で、国のトップに立つような人はやはりこの石門星に天将星まで持っていると「 向いてる!それ向いてる!」となります。
たとえば最近のニュース
ロシアのプーチン大統領はウクライナ危機を巡る今週のマクロン仏大統領との会談で、大半の時間を冷戦終結後の不満に費やしたと、マクロン大統領の側近2人が述べた。
「 われわれは今回の5時間以上に及ぶ会談で、現在のプーチン大統領が3年前から大きく変わったことを実感した 」と指摘。19年にフランスで行われた仏ロ首脳会談では今回ほど「 強硬的ではなく、歴史を重視していなかった 」とした。
会談はマクロン大統領とプーチン大統領の2人で行われ、側近はおらず通訳も1人だけだったという。
マクロン仏大統領は
石門+天将の組み合わせが2つある最身強。
以前のような明晰さを欠きすっかり頑固になってしまった、権力だけはもの凄い持っている暴走じいちゃんの愚痴に辛抱強く付き合ってあげる最身強。
しかし今自分の仕事には世界の明暗が掛かっているわけで、それでこそ遣り甲斐がある!これまでの人生の集大成を全力で出し尽くす時が今だ!とご自身で思われているはず。ここまで頭脳明晰でエネルギーもものすごいと、小さい頃から「 自分はどうも周りの人たちよりも頭が良いようだし、エネルギーも強い 」という自覚があったはずです。じゃあ何故?何故生まれつき一般レベルより頭が良くてエネルギーもあるのか?これは皆のためにこれを社会で活かせということなんじゃないか?と、ここまで思考が行き着いているはずなのです。
そしてこれまでの人生で培ってきた何もかも全てを賭けて全力を出すのは今。今頑張らずにいつ頑張るんだよ!?とものすごいエネルギーで燃え上がっているのが今。だって歴史の転換点ですよ。
こういう大役を任されてこそ、そしてそこで有効に活かせる能力や経験を十分に積んでいてこそ、こういう最身強の命式は本当の意味で輝きます。まさにこのために生まれて来た!本領発揮!というわけですね。
( ただし後天運的には楽ではない時期。長くなりすぎるのでそこには本日は触れません。)
他にもウクライナを率いるゼレンスキ―大統領も・・・(次ページへ)
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