さて。
皆さまね、ホンマ日本はすごいですよ。すごいんですよ。
すごいすごい言われてるけど、実際どれくらいすごいか分からないでしょう?
いやいや、これは海外に在住してしまっている(ええんやぞ、してもええんやぞ・笑)在外邦人の皆様は骨の髄まで髪の毛の先まで痛感なさっていることでございましょうが、日本は最高だ。
まず、毎度一時帰国するたびに物の量に圧倒されます。
スーパーの食料品、お弁当・お惣菜類、電化製品、雑貨、ファッション関係など。どれをとっても素晴らしく高品質でいちいち機微に通じ、至れり尽くせり。そして高品質なものが無限種類存在すると錯覚してしまうほどバラエティーに富んでいる。
ここは天国ですよ。本当にすごい。
といった話は今までにもよく耳にされた話かもしれませんが、ずっと日本にいると
へーそうなんだーラッキー(なのかな?)
くらいですよね。
あのですね、わたくしはアメリカと東アジア(日本近隣諸国)は全然存じ上げないのですが、EU諸国はまあ結構あちこち行っています。観光地も大きな街も、田舎町も自然の多い美しいところも様々に。
ないのよ!
日本みたいに何もかも至れり尽くせりで信じられないほど便利で、食べ物が大体何食べても激烈に美味なところ。安くてもそうそうハズレなんてないところ。しかもいちいちお手頃価格。コンビニのスイーツや100均のお菓子なんて駄目だ~とか言ってる人も一歩世界に出たら分かります。そのレベルのものを手に入れるには結構なお金を出し・・・いや、お金を出したところでなかなかそのレベルのものなんてないんだからね。日本から外国のスーパーに行くと、物は多くとも種類が少ないことにびっくりされると思います。だって日本ってちょっとしたスーパーでも、例えば醤油だけでももんのっすごーい種類あるじゃないですか。
そしてファッション関係。
質の大変いいものがほんっとーに無限大に様々に展開されてありますよね。これまたお手頃価格で。
ドイツも私が渡独した頃に比べたら 随分マシに 発展したよという感じではあるのですが、やはり日本に帰ってくるとものすごい圧倒されます。これでは無限に購買意欲がそそられても当然ではないか。特に若人たちは。
となるとだよ?
何よりも『実』を取るタイプの人は
やっぱ日本が最高じゃ~♪だから日本に住むのが一番じゃ~♪
となりますよね。分かる分かる、そりゃそうやて。
日本が最高と知っているのに外国にいなくちゃいけないなんて
キー!なんでやー!?
となりますわね。
でもふと思うのです。
今いる日本、東京だけでもとても大きい。
巨大都市だ。
人も多い。
そして物が種類も量も品質も間違いなく世界一レベルで集まっている。
本当に最高だ。
でも何故かとても狭く感じるのです。ものすごく狭い。この狭い感は何だろう?
人生半分以上ヨーロッパ在住ともなると、日本を見る時にも
この国に住んだらどんな感じかな~♪
と日本を外国として見て判断する視点が出てきます。
ウィーンには1か月くらい住んでみたいな。
ブルターニュ(フランス)はまあ2週間でいいわ。
パリも1か月
ベルリンは1年住んでみたい
そして東京・・・というより日本という国に1年くらい住んでみたい。どんな感じだろう?
こんなに何もかも完璧に揃って人あたりはよく礼儀正しい。皆が物を丁寧に扱って街も綺麗。食べ物も身に着けるものもより取り見取りでハイレベル。
でもそこに何故かくっついてくる『狭い』という感覚。
家が狭いとかそういう物理的な話ではなく、おそらく目に見えない部分での私の持つカラーと日本の持つカラーとの化学反応で起こってくる何かなのでしょうね。
(なので東京や日本が悪いとか駄目とかそういう話では全くございませんぞ。)
とまあ一時帰国するたびに色々感じたり気付いたりすることがものすごく多いのです。
そして上の話、何よりも『実』を取る価値観の人にしてみれば
最高の祖国を離れて暮らすなんて何だか損してるじゃないか
キー!
となってもおかしくない。
しかし。
私は全くそうはなっていない。
それは何故なのだろう?と人の多すぎるショッピングモールで(また再び意識が朦朧としながら・笑)思っていたのが、我が龍高星。
昔からいたよ、いましたよ。
日本が最高に決まってる。
俺は私は海外に行ってみてこの目で確かめたんだから知ってるんだ。
悪いことは言わん、日本におったらええ。
それは結果論なのです。
私は『日本最高~!』を知った上でまた暗雲立ち込める(笑)年の半分が冬!みたいなどんよりした天気の寒々とした食のレベルがかなりアレな巨人国に帰っていきます(←すごい言い様だが残念ながら大真実)
ごっつ可哀想やないか!
ってホントそう(笑笑)あーかわいそーわたしってかわいそー(笑
でも今までのありとあらゆる悲喜こもごもの経験があるからこそ、今こうして上に書いたあれこれを自分で実感できてる。自分で感じ取れている。自分で分かる。
そのあれこれを潜(くぐ)り抜けて全部自分で体験してきた後で祖国日本を再度感じ直す時
一体私はどう感じるのだろう?
どんなことを思うのだろう?
どう考えるだろうか?
この経緯。
この全ての流れを自分で経験したかったのだと。
そうでなければ納得できなかった。満足できなかった。
なので今週末にはまたドイツに帰らなければならない大変気の毒で可哀想な私ではございますが(笑)
私の中の龍高星はこう
そやそや、これや!
この実感のためにこの何十年があったんや。
全て自分で経験しなければ納得できない。我慢できない。それこそが生きる醍醐味であり価値なのであり、人生の幸せであり喜びなのだと。これが龍高星です。
龍高星は学びの星ですが、実際に自分でやってみて経験しなくちゃ本当の意味では学べない。その過程や結果がたとえその他大勢から見て『失敗やん、可哀想やん』であっても、それをやってみて『おお、なるほどこんな風になるのか~♪』が実体験として分かれば、それは完璧にしつらえられた温室でぬくぬく安全に遊んで暮らすだけの人生よりも100万倍本当の幸せを得られるという星。
私の例は別にお手本でも何でもありませんが、龍高星の使い方の一例として
こんな風に生きてる龍高星もあるんだなあ
と眺めていただけると、何となくこの星の性質が伝わりやすいかな?と思って書きました。
龍高星持ちさんの場合 “何に関してもチャレンジを厭わないこと” が人生の満足度に貢献しますよ。
本日もお読みいただきありがとうございました。
そういえば前々回の記事で出していたクイズ
金色のぐるぐるはこちら、築地にある波除神社の大獅子様の
向かって左側のこめかみにある巻き毛でございます。
美しいですね。これは平成に入ってからの作品のようですよ。それ以前のものは何度か災害で壊れてしまったのだとか。
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