マイケル・ナイマン(Michael Nyman)という名前を今朝いきなり思い出しましてね。大昔素敵な曲がTVから流れていて記憶した名前。あの曲何だっけ?と思ってYutubeで探す・・・
前に命式を見ますよね、そりゃあ算命学鑑定師といたしましては。
ほう。天恍星の人。
でYoutubeで記憶に残っているメロディーを探してみるとありました、これ。
皆様もこのメロディーご記憶かと思われます。
で何故ここで記事にしようかと思ったかというと
この曲が天恍星の全てを表しているから
音楽は言葉以上に饒舌で物事の本質をダイレクトに濃縮して表す、というか表れてしまうものですが、この曲はどの天恍星の説明よりも天恍星を表しているよ。これはすごいな。
算命学を勉強中で天恍星がいまいち掴めない人は、この曲を繰り返し聴くといいと思う。天恍星の全てが詰まっています。それもとても美しく。
とここまでが算命学のお話。以下は算命学無関係な音楽のお話。
この曲をYoutubeで見つけて再生してみた瞬間に思ったのが
うわ、荒いな
だったのですよね。演奏が荒い。
きっとこれがナイマンさんの演奏の持ち味なのでしょうし間違いなく素晴らしいのですが、大昔日本で聴いた時はもっともっと切なく儚く繊細だった記憶があって。
多分最近はもう私は神(と私が敬愛するロシアのピアニスト、グリゴリー・ソコロフ氏)の演奏しか聴いてないので、それとの対比で荒いと思わずにはいられないんだろうな。
この The Sacrifice という曲は日本題で『 ピアノレッスン 』という映画に使われていたようです。
これを観た私。
・・・・・・・・・。
私はこの映画を知らないのですが、楽器をやっている人が満場一致でまず第一に思うであろうこと。
はい、せーのっ
楽器を海岸に置くんじゃねえよ。
例え一瞬でもだ。信じられない暴挙です。
いやもう、ちょっと待てやと。お気は確か?何してはりますのんと。あなたそれ楽器どうでもええんですか?と。楽器に対するリスペクトがなさ過ぎるし、楽器をどう扱っていいか分からないならまず師匠にお聞きなさいよ。
(でもこの映画では海岸に置かれたピアノの周りを師匠まで嬉しそうにチョロチョロしているので全然救えない)。
最近、また大昔の神(Grigory Sokolov)のインタビューを見返していたのですが
この中で神も仰っています。
ピアノという楽器は小さい子供の体調を気遣うように接しなくちゃダメなんだよ。
環境に大変敏感で、その楽器を弾き込んである程度分かったと思っても、空調をつけて1時間もすれば気温や湿度の変化で全く別物になってしまう。その観点で言うとオープンエアーコンサートなんてあんなん無茶苦茶よ、絶対にしたらアカン。
神がこの映画をご覧になったか否か不明ですが、もしご覧になったら泡吹いて卒倒なさるよ(笑
私はクラシックギターの演奏家をずっとやっていましたが、ギターも木と弦から成る楽器なのでやはり環境で楽器が全く別物になるというのを痛感していました。同じ楽器でも日本で弾くのとこちらEUで弾くのとでは湿度が全然違うから音質も音の伸びも滅茶苦茶変わるんだよね。完全に別の楽器というくらい変化する。
映画では湿度どころかピアノを砂浜に直置き、風で塩も砂粒も水しぶきも楽器の隅々まで入り込むだろうし、気温の変化も激しいだろうし、楽器が駄目になって修理に出したら ピアノ修理者ガチギレ待ったなし!!ですわ・・(呆)
まあそれだけではなく上に貼った総集編動画を見るとレッスン中に先生にセクハラされてるし、生徒側もその気になってるし
もうそれだけで大変気持ち悪い
眩暈がする。
傑作なのかも知れませんが、なんかなぁ・・・
でもこういうのを『素敵♪』と思う人もきっといるんだよなあ。
ただ、曲だけ聴いて天恍星を学ぶには間違いなく最適ですよ。
余談:
ちなみに上に貼った神のインタビュー、あのほわんとした静かで優しい口調でかなり辛辣なことずばずば言っちゃっててホント面白くて好き(笑
だいたいなんでピアノの上に座ってんねん。誰か何とか言ってやって頼むから。
本日もお読みいただきありがとうございました。
コメント