行って参りました。
五嶋みどりさん&Essenのオーケストラでベートーベン尽くしのお品書き。
Ludwig van Beethoven
Konzert D-Dur für Violine und Orchester, op. 61
Ludwig van Beethoven
Romanze Nr. 1 G-Dur für Violine und Orchester, op. 40
Ludwig van Beethoven
Romanze Nr. 2 F-Dur für Violine und Orchester, op. 50
Ludwig van Beethoven
Sinfonie Nr. 4 B-Dur, op. 60
いや~・・・
オーケストラって難しいですね!
みどりさんは間違いなく素晴らしかったのですよ。素晴らしかった。あの人は一流だわ。
でもコンチェルト(協奏曲=オーケストラが壁紙になってソリストが真ん中で主演というかソロで演奏する形のもの)ってソリストとオーケストラのレベルが合ってないとエライことになるわ。
いや、皆まで言うまい・・・
いや、ちょっとだけ言わせてくれ!笑
みどりさんが素晴らしく細~く、煌びやかな音を滑らかに伸ばし(楽器で)繊細に歌い上げているところに、管楽器が出てきた途端
\ ボクタチ私たち! /
\ 管楽器ですっ^^!/
\ 管楽器のワタシタチは /
\ こっこに!いっまぁ~~す!^^*! /
状態でそこだけ異次元、全てをぶち壊す主張の強さよ^^;・・・
管楽器の出番が消えると(弦の人たちは良かったと思う)またみどりさんの音楽に集中できる。でも再度管楽器の出番が回って来ると
\ じゃんじゃじゃーん!! /
\ ボクタチ管楽器! /
\ まだここにいるんですよぉ~! /
\ \ ^^* こ♪ こ♪ ^^* //
だからその無邪気な存在アピールはやめて下さいな・・・
ていうかプロ―ベ(リハーサル)の段階で誰か何とかか言ってあげればよろしいのに・・・
多分オーケストラのレベルがもっともっと高ければ、みどりさんは間違いなく何倍も力を発揮できたはず。ああ、勿体ない・・・(本日はてんてんが多い・・笑)
最後の曲目はみどりさんなしの交響曲だったのですが、そこでも明らかでした。全体のバランスの無茶苦茶さ。管の変さ。どの楽器のどの人が原因かもはっきり分かったのですが、そこはそっとしておこう・・・。
今回は指揮者がいなかったのですが、やっぱり全体を見渡せる指揮者の存在って重要ね。
ちなみにみどりさんはこの神と同じ
癸未の人です。
彼女は私と同じ年齢。彼女も(上の神と同じく)ずーっと演奏活動の人生です。凄いことですよ、結婚もせず子供も産まずずっと黙々と演奏活動を続ける。しかも外国で。一人で生きて。
(ご実家のご家族やパートナーさんが一緒かとかその辺は全く存じ上げません)
外国生活ってやっぱり色々大変です。
私みたいに人生半分以上外国でこの生活が好きで離れる気がないくらいでも、やっぱり外国人が外国で生きるってハードです。それを独り身で、というのは比較にならないほど凄いこと。それも楽器一本持って世界中を飛び回り演奏する生活。時差も体には辛い。何年も前にこちらのテレビでお見かけした時はとてもお肌が荒れてらして、体調は大丈夫なのかな?と思ったのを覚えています。
あれこれ書いてますけど、めちゃくちゃ尊敬しているってことですよ!
彼女は小さい時から日本を離れてらっしゃったと思う。早くから才能を見出され、その路線を変更せずずっとここまで来られていて、演奏活動の大変さとか孤独さとか(私もちょっとやってたので)分かるだけあって、そして同じ年ということもあってすっごい応援しています。
ハードだけど素晴らしい人生。
いつまでもご健康で、世界でご活躍になって愛されるバイオリニストでいて欲しいなあなんて思います。遠くからますますのご活躍をお祈りしています!
本日もお読みいただきありがとうございました。
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