子供たちの学校の送り迎え( 夫も分担してくれているので100%ではないが )や習い事の送り迎え
宿題のチェック、学校でテストがあればその準備、そして家での日本語の授業。
私は家で子供たちに日本語の授業をしていると時々書いています。
6歳と10歳同時にまとめて1年生からスタートしたのですが、やはり進むにつれて10歳の方が圧倒的に吸収が早く
同じスピードでやっていると効率が悪いので最近は授業を分けています。
各1時間ずつ。
ということはそれだけで毎日2時間。
その上習い事の楽器の練習に付き合ったり、ついでに算数も日本語である程度分かるようにと思って授業を追加すると
それだけでもう毎日3時間4時間あっという間に過ぎていきます。
そこから更に食事の用意をして片付けて明日の用意もして他の家事も・・
というわけでもう日常生活だけで一杯いっぱいのへとへと状態で生活しています。
これもまた
限界までやり尽くさなければ気が済まない
という “ 極端から極端へ ” でお馴染みの冲動に車騎星カラーを濃く混ぜ込んだ私の命式がよく表れた生活スタイルなのですが。
そういうわけであまり記事を更新できていませんし、今後も更新度が下がるかも知れません。
ただ書く気は実は以前と同じく満々で、書きかけては時間が途切れ下書き保存・・という記事が50本くらい存在しており
暇を見つけて出来るだけ書いて行きたいとは思っています。
さて、数日前に私の好きなカナダのピアニスト、Jan Lisiecki氏
のオンラインコンサートというのかな?
ドイチェグラムフォン主催で、2018年のコンサートをテレビ中継したものをネットで9.90ユーロで再放送
というのがあったので喜んで友達とチケット購入して聴きました。
演奏は言うまでもなく素晴らしかったのですが、以前ナマで聴いた時と違ったのは
今回はテレビカメラが入っているので演奏を様々な角度から見ることもできたこと。
ナマで聴いた時は演奏中の彼の背中側、上の方から下を見下ろすみたいな席だったので、お顔は一切見えませんでしたのでね。
今回の録画コンサートでもナマで聴いた時と同じように、演奏が進むにつれて演奏者の集中力がどんどん深まって
彼がどんどん音楽の中にずーんと入っていくのが手に取るように分かりました。
で、ずーっと観ていて途中くらいから
この人の年取ってからの顔立ちや様子が目に浮かぶようだな
と思う瞬間がちょくちょく出て来初めて
あれ?なんかちょっと最初と人相変わってない?
気のせいかな・・
いや、やっぱり変わってる。顔が違う!
と確信するくらいコンサートの最初と最後で様子が変わっていたのですよね。
気のせいかな?と思って、実際コンサートが終わってからまたすぐに最初から再生してみたのですが
( 48時間は何度でも聴き直すことが出来たのです )
やっぱり!
最初の様子は23歳のまだ幼さが残る青年らしい顔立ち。
コンサート後は明らかに15歳くらい年を取ったような様子。
前後の違いがハッキリと見て取れました。
別人のよう。全然違う。
そうなんだよね、そうなんだよ。
楽器一つだけで行うソロコンサートって、誰かと何かを分担して何分の1かの負荷で仕上げるものじゃない。
100%全部自分が請け負う、丸ごと全部自分責任の仕事であり
しかも本当に好きであればそれこそ絶対に妥協せず、命を賭けて、持てるもの全部出し尽くして演奏するものなので
エネルギーの消耗はこれ以上ないくらいの極限状態の活動になる。
私も演奏活動していた時は、コンサートが終わった後は控室で毎度立ち上がることもできないほどエネルギーを出し尽くして抜け殻の死体みたいになっていた。
そして今回観ていて分かったことがある。
楽器演奏って目に見えない世界( 要はあの世だよね )とこの世を繋げるパイプに自分がなるということ。
あの世をどれだけストレートに必要なだけこちらの世界に橋渡し出来るか。
あの世を自分を通じて如何にこの世に体現できるか、表せるか、提供できるか。
高い技術で間違いなく正確に演奏するというのは、そのパイプに変な穴をあけて漏れるようなことがないようにするということ。
そして技術が完璧なほどあの世に繋がる濃度や強度が上がるのだけれど、それって生きている人間の何かをものすごい勢いで消耗するのです。
多分時間の流れがそこだけ加速する、みたいなところがある。
一般的な言い方で言えば
あれだけの曲数、時間、集中して一人で演奏すれば体力もすごく使って疲れるよね
といった感じになるのでしょうが、それは本当のところのごく一部。
私は今までにあの世に一瞬だけ繋がったことというのが数回あるのですが
例:
毎度繋がる時間は本当に一瞬。1秒もない。0.000001秒くらいかな。
でもその一瞬で、これまた毎度書いているようにものすごい量の情報を得ます。
それについて考える時いつも思うのは、あれ以上長い時間繋がり続けていると
多分私という人間の『 この世の部分 』が持たないのだろうなということ。
あっという間に向こうに持って行かれてしまうとか、必要以上を知ってしまって頭がおかしくなってこっちの世界で生活していけなくなるとか
( もう十分おかしいじゃねーかというツッコミはまあナシってことで頼む )
とにかく本来こっちの世界にいる間は繋がってはいけないところと直接繋がるので、この世カラーの存在が大きく消耗する。
演奏もそれと同じ。
ただ演奏の場合は健全な繋がり方なので、大変な消耗をして抜け殻のようになっても寝れば回復します。
ちゃんと元通り若返ります(笑
特に彼の場合は若年期から天将星・天貴星・天南星と現実星ばかりの身強命式なので、休息であっという間に回復するでしょう。
何故分かるかというと、これも私は自分で何度も経験しているからです。
( ちなみに私が普段の生活で勝手に繋がるというのも、私の意図と無関係に向こうの都合で繋げられているので、これも健全な繋がり方 )。
何が書きたいかというと、私はその演奏者の立場と、子育てをする母親の立場という全く違う世界の両方をどっぷり浸かって経験することが出来て良かったということ。
これこそが今世の To do リスト最上位項目であり、その両方を納得行くまで経験できる、この流れで人生良かったということ。
私がずっと本当にしたくて、そして実際に自分の人生で実現できた
楽器のソリストとしてあちこちで演奏する生活
一方、よく書いているように私は子供の頃から
自分を通じてこの世に生まれてくる子が3人上の世界で待っている
と知っていた。
この2つを両立できるのか出来ないのか。
とことんまで自分でやってみて、自分にそれが可能なのか、自分云々以前に果たしてそれは人間に可能なのか
それを実体験を通じて知りたかった。
そしてやってみた私の結論は『 否 』だった。
自分の演奏にだけ没頭できる環境で( 独身ということ )
若くて健康で(←多分 )これだけ体が大きい男性でも一気に15歳年を取るくらい、毎度大変な消耗をする仕事。
子育てだってやることは無限にある。
両立は無理だ。
この記事の最初に書いているように、私は一つ何かを腹を括って始めたらとことんやり尽くさないと気が済まないところがある。
演奏家として日々の生活もコンサートの当日も、あの世とこの世の完全なパイプになることのために全てを捧げる生活
と
子供という1つの世界、うちの場合は3人なので3つの世界を誠心誠意育てるということ
これは両立できない。
私でなくとも誰にも出来ない。
物理的に不可能だ。
子供が熱を出しましたので今晩の私のコンサートは中止でお願いします、とか
精神も体も物理的な面でも、全てを最高レベルに高めて準備してようやく納得のいく演奏ができるか?という世界で
明日の子供の学校のイベントが、準備が、試験が云々で頭が一杯になっていたり
家事でしょっちゅう指先に怪我をしたり・・・
無理なんだよね。
ソリストで世界を飛び回る生活をしている人に女性が比較的少ないのはこれが原因。
男性は結婚して子供が出来ても女性に丸投げできる。
女性は子供が出来たら最後、演奏家としての道か母親の道かどちらかを絞るしかない。
なのでずっと演奏を続ける女性は結婚しても離婚したり、そもそも結婚しなかったり
結婚しても子供を作らないままだったりが殆ど。
子供が出来てもそれ以前と同じく演奏を続ける場合は、子育ては親族か誰かに丸投げするしかない。
私はそれを両立とは思わない。
( 同じ楽器弾きでもオーケストラ団員は会社員形態の仕事なので、ここで話しているソリストとは完全に似て非なるものです。
なので両立は可能ですし、ちょっとホテルのラウンジで弾きます的な演奏家もこれまた全く別の世界なのでこの限りではありません。)
これ両方を実際に自分でやってみないと分からなかった。
少なくとも私は、どんなに経験を積んだエライ人に言われたところで
やっぱり何でもやってみないと分からないじゃないか!やって確かめよう!
と常に思うタイプなので、両方をこの人生でじっくり経験できてよかったと思う。
とても良かった。まだ人生終わってないけど
両方の経験のチャンスを与えて貰えて、本当にありがたいと思う。
さあ両方やってみて両方分かりましたね。
で、次はどうするんですか?
という別の人生の流れに繋がっていく、その土台固めの意味もある今世。
周りから見たら意味が分からないかも知れないけれど、自分ではとても整合性の取れた計画通りの人生
という気がしてならないのです。
そんなわけでしばらくは子供第一、家庭第一で全力投球して行こうと思います。
算命学も飽きたわけでもやめるわけでもありません。もちろん続けますよ。
Konstantin Ivanovich Gorbatov ( Russian, 1876–1945 )
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