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人間の価値と役割の上下、算命学は男尊女卑なのか

 

ちゃうよ!( いきなり出オチ )

たまに『 算命学は男尊女卑でヤダ 』みたいな勘違いをしている人がいますが、全っ然どこにもそんなこと書いてないからね!

 

算命学は皆様ご存知のように

陰陽論五行論 が合わさって 陰陽五行論( 説でもいいけど )

を元にできた60干支から成る 暦学

を元に世界や人間を分類し解析し理解していく学問です。

地球上の世界を含む大きな宇宙の世界は常にバランスを保ちながら存在している

バランスが崩れたら必ずそれを修正する力が働き軌道修正される

てことは人間も宇宙の法則に則って存在しているはずなのだから、宇宙を理解する手法

陰陽論+五行論=陰陽五行論で理解し、バランスを取れるようにすれば無理なく生きられるよね!

だから 中庸=バランスが取れた状態 が大切だよね、というのが個人を対象にした算命学の使い方。

 

その大元になる 陰陽論 一極二元論 というのがありまして、これは例えば

1日を極とすると、そこには夜と昼という陰陽の2面がある

呼吸を極とすると、そこには吐くと吸うという陰陽の2面がある

心臓を極とすると、右心房と左心房という陰陽の2面がある

1年を極とすると、冬と夏という陰陽の2面がある

音楽を極とすると、短調と長調という陰陽の2面がある

など。

それら陰陽のバランスは取れていなければならず、どちらが大切でもう一方はどうでもいい

どちらが大きくてもう一方は小さい、なんてことになると基本原則である中庸から外れます。

これは人間も一緒。

人間極とすると、女性と男性という陰陽の2面がある

そこでは必ずバランスが取れていなければならず、どちらの価値が上でもう一方は下で・・・

なんてありません。

人間の価値としては男性も女性も全く同等 なのです。

もちろん算命学もこれが原則で、専門書にもあちこちに出て来ます。

 

ただし。

この世界で人が集団として機能していくためには、それぞれが集団の中で負う役割があるわけです。

そしてその役割には上下がある。

( 各役割の中の )人間たちは皆同じ価値を有する。上下はない。

( 人間の価値は皆平等だけれども )各自が負う役割には上下がある。

というのが算命学の基本。

 

軍隊で考えれば分かりやすいですよね。

戦いの場において皆対等仲良しこよしで

Aさんは○○から手を打とうと言っていますが~

いや、Bさんの△△の作戦の方がいいんちゃいますか~

やんややんや・・・

言っている内に攻め滅ぼされます。

それより組織を存続させ中身の人間を守るために、組織内では役割分担をきっちりし

上下の流れがハッキリした司令系統がびしっと通っている方が益が大きい。

そうじゃないとそもそも生き残れない。

これは軍隊だけでなく人が集まって社会の中で機能して行こうとする場合、どこでもそうなります。

会社も社会も国も。

そして家庭もそう。

 

ただし上に書いたように 人間の価値 役割の上下 は分けて考えること。

人としての価値は男女同等でありながら、家庭内では夫がボス、妻は支える人という役割分担がないと機能しない。

ここで重要なのは各役割が機能することなのであって

男性がボスで上、女性がそれを支持する人で下 でなくてもいい

家庭内の大黒柱でありボスの役割を妻である女性が担って、それを支えるのが夫である男性でも全然OK

とこれまた算命学の専門書にはっきり書いてあります。

もちろん会社という組織でCEOが女性でもいいし、大統領や首相が女性でもいい。

 

そのあたりをすっきり分かっていないと

算命学は男尊女卑思想だ

みたいな誤解が出て来がちですが、そんなことはないのですぞ、というお話でした。

 

Man and woman in café, 1903 Picasso

 

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