どんな人も10年ごとに大きくざっくり運気のカラーが変わります。
その10年ごとの運気の流れを大運といいますが、私は来年から新しい大運に入ります。
牽牛星+天堂星 というカラーになるのですが、この 牽牛星。
上品、品行方正、自律、規律を守る、プライド、特別意識、知性を伴う集団的行動の星 などの性質がありますが
これはそもそも 高級官吏 の、特に 文官 から来ています。
牽牛星が文官の性質そのものを帯びている。
大昔の中国で、科挙 を通じた熾烈な知の闘いに勝ち残ったスーパーエリート公務員という感じです。
旧制度下での役人。特に国務に携わり、国家に対して忠実・無定量の勤務をする公法上の義務を負う者。
科挙:
中国で行われた官吏の採用試験。
隋(581年 – 618年)に始まり、清(1616年に満洲において建国され、1644年から1912年まで中国とモンゴルを支配した最後の統一王朝 )朝の末期に廃止された。
文官:
元来は中国における官吏の分類に関する概念であり、軍事を司る官職を武官、文治を司る官職を文官として、両者の待遇や服制を区別したものである。
科挙の様子
ところで、今朝一人で家のエレベーターに乗っている時にこの高級公務員がふと頭をよぎったのですが
その瞬間に
あれはもういいねん、あれはもうお腹一杯。
今回はそれとは違うねん。
という感覚がうわっと強く出てきて、ちょっと驚きました。
国家という大きな力を背景に、その中に確実なポジションを得
その組織の維持と発展に人生も命も捧げ切る生き方。
あれはもうやり尽くした、うんざりするほどやった
だから今世はそっちじゃない。
という意味の感覚。
私は命式に牽牛星が占める割合が大きく
私の牽牛星はもう殆ど車騎星になってしもてるからね~ 笑笑笑
とよく言っています。
実際、牽牛星が複数重なると車騎星のカラーが強くはなるのですが
私の場合、じゃあ車騎星カラーが出て来る代わりに牽牛星カラーの何が引っ込んだかというと
それはもう明らかに「 集団のために駒になって働く、生きる 」という部分。
完全に消滅しています。
いや、組織に放り込まれたらいやでも規律に100%従って、頼まれたことは死んでも責任を持ってやり遂げてしまう。
自分でそれを良く分かっている。
でもそれをしよう、したいという気が完全にゼロ%。
そんなことしたくない。
でもそういう環境に放り込まれたら自動的にそう振舞ってしまうのを良く分かっているので
意識してそういう環境に近付かないようにしている。
更に、牽牛星について初めて勉強し始めた時から
ああ、これ良く知ってるやつや・・
と、頭の隅っこ直径0.1mmくらいの脳ミソの一部で常に思っていたのを思い出しました。
科挙の合格発表の様子
まあそんなわけで来年から牽牛星の10年が始まります。
算命学では 大運は世の中と自分を繋ぐ窓口、接運は役目の交代 と考えます。
その10年に巡って来る星を活かすと、社会で必要な役目を果たせるよ
その星を使って自分を社会に役立てる役目があるよ
といった感じです。
そうすると 牽牛星+天堂星 はどうなるかというと
陰のアドバイザーとして知を役立てる責任がある
と読めるのではないか、と。
もちろんこの2つの星にも色々な意味、性質、面があるので、解釈は様々です。
一歩引いたところで知恵を出すような生き方をしていてもここから20年モテ期到来でウハウハですね、とか
陰の黒幕として名誉名声を手にすることが出来ますね、とか
官公庁と関わってそこに高い位と名誉を得るような助言者を目指すといいですよ、とかね。
でも今一番力を入れている算命学を考えると、今までの流れからの来年以降の星周りとして
陰のアドバイザーとして、皆様に知を役立て、世のため人のためになりなさい
そういう責任がある10年ですよ
と言われている気がしてならないのです。
よし、それで行こう。
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