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この年の瀬にアムステルダム(4)国立美術館へ

 

年末年始でちょっと間が空きましたが前回からの続きです

この年の瀬にアムステルダム(3)ゴッホ美術館
昨日からの続き この教会の絵は、ゴッホの母上が足を骨折した時にお見舞いに描いたもの。 この絵には特別な思い入れがあって、この教会はゴッホの父上が神父さんをしていた教会らしい。 これ↓ はゴッホの作品ではなく アントン・ファン・ラッパードとい...

 

ゴッホ美術館に行きはしたものの、1日中そこに入り浸るほどゴッホのファンではない・・・

 

そうだ!国立美術館に行こう!

 

と思い立ち、ゴッホ美術館に2時間半くらい滞在した後

同じ敷地内にある RIJKS Museum ( アムステルダム国立美術館 )に行くことにしました。

 

 

 

何だか異常に脚の長いお二人が写っているわねw

 

 

アムステルダム中央駅

 

じゃないですよ!

これも国立美術館の内側。

 

ここでは階ごとに、作品の年代が分けられています。

 

せっかくなのでいくつか気に入った作品を貼ってみますね。

 

この時代からもう既にオランダ名物の跳ね橋ってあったのですね。

というか、毎度オランダに行く度に

この国の治水技術、どうなってんだろ・・・すごい

と感心しきり。

 

こういう当時の、一般人の日常生活の一コマ、特に家の中のよく使う一角が丁寧に描かれた作品大好き。

 

 

うん。やっぱり私の iPhone6 では全然ボケた写真しか取れないから、新しいのを買おうw

 

 

で、ここですよ。

 

ここ、実際にこの部屋に入ってみるまで

 

この図書館がこの美術館内にあるって知らなかったー!!

 

 

この図書館って、世界の最も美しい図書館TOPなんちゃらに入る有名なところですよね。

入ってこの写真で見慣れた光景が目の前に広がっていて、びっくりしましたわ。

実物は写真のイメージより狭い感じ。

 

そして下で本を読んでいる人がいましたが

 右下

 

一人しかいなかったので、何となくサクラかな?と思ったりw

だって美術館はこれまた東京駅のラッシュアワー並みにいっぱいでしたのでね。

 

 

 

 

そして有名どころのフェルメール

 

 

皆さま、お好き?私はまあまあ。

 

そして目玉作品である、レンブラントの 夜警

 

なのですが、でっかいガラスの部屋みたいなのに入っていて外から観えるだけ、しかも周りは黒山の人だかり

目があまり良くない私は正直よく観えず・・・写真もピンボケに。

 

そしてもう一つの目玉作品、フランシスコ・デ・スルバランの 神の仔羊

 

確かに素晴らしい、すごい。このリアルすぎるモフモフ感。

でも好きかどうかと言われると・・・

私が好きな絵画というのはどうしても1900年前後の時代のもので

それより前の絵というのは、何かこう状況描写と説明に徹している感じがするのですよね。

 

そこに何がどれだけあって、いて、どっち向いてて、光はこっちから入っていて

大きさは、雰囲気は・・・などとできるだけその場にいない人にも詳しく、そして美しく伝える。

 

人が何人、誰がどこにどっち向きで立っていて、座っていて、洋服の様子はこう、色は、袖のぴらぴらは・・

でも、そこに人間が描かれているにもかかわらずそこに人がいない感じがするのですよ。

ただとても丁寧に超絶技巧を持って、極めて美化して、ぺったり場の状況を絵にしてみただけ、というか。

もちろんそれだけでもすごいのですが

 

ビデオも写真もない時代に視覚的情報媒体の役割りをするのが画家である

という部分が大きかったのだろうな、と。

だってこれだけの人が絵の中に存在するのに

 

皆魂が抜けてるというか、そもそも入ってない。

レーピンが同じ構図の絵を描いたら絶対にこうはならない。

そこに人の命や感情、情熱、心が宿る作品にどうしても惹かれるのです。

 

でもこういう時代を経ているからこそ、1900年代の画家たちは状況描写から一歩進んで対象物の命を絵に吹き込むことに成功し更に一歩進んで書き手の魂の核の部分を絵に濃縮還元させたのが、シーレやクリムトのゼセッション ( 分離派 )

 

やっぱり私はそのあたりの作品が好きだな、と再確認したひと時でした。

 

シリーズ記事、次回で最後です

この年の瀬にアムステルダム(5)再認識
ちょっとご覧くださいます? ゴッホ美術館でポスターを買いましたらこんな紙 ( というより神 ) バッグに入れてもらったのですが これめちゃくちゃ便利!!ポスターって大抵くるくるっと丸めてビニールに包まれているだけなので、どれだけ頑張って注意...

 

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