さて。
富岡鉄斎という日本の画家がいます。
リアル仙人風
彼に関する話を命式を見ながら聞いておりましたら
彼は麓に水の風景がある山の絵ばかり描いている
と言われておりましてね。
笑ってしまいました。
だってね、これが鉄斎さんの命式ですよ。
この方は山の人ですが、地支(地面)が凄く水っぽい。見方によっては水。
そして天干も自身の山以外(辛+丙)は干合で水になる。
なので見方や時期によっては水に囲まれた山の風景。
自分以外の要素はまあ山もある、岩も石も小石もあるけれど植物はほぼなく、多分に水分を含んだ景色。
特に毎年12月は周りが(ほぼ)一気に水になるという形。
ってこれそのまんまの風景をこの方は描いていらっしゃって
この方の命式って絵にすると本当にこんな感じなのですよ。
よくご自身を分かっていらっしゃったのでしょう、だから山の絵を描くと落ち着くと。
で、地支が水である人、水になる人は水捌けよくかなり頭(知恵)を使わないと色々大変なんよ・・という話をレオナルド・ダ・ヴィンチの話なども交え、大分オブラートに包んで今までにも結構記事にしてきましたが
この方Wikiによると文人画家であり儒学者であり先生であったと。
うん、ダ・ヴィンチほどではないにせよ知力を多分に使う人生ですよね。
ご長寿でいらしたのはそれもあるでしょう。
もしかするとご自身の生年月日を干支に直し、それが意味する自然の風景もご存じだった可能性も無きにしも非ず。
彼の作品を色々見てみると
とてもいい絵を沢山残されていて!(上から目線ではないですよ、私の好みという意味で)是非実物を観てみたいなと。
っていうか鉄斎って私見たことあると思うけど?
たしか阪急宝塚線の清荒神に美術館があって、そこで鉄斎展を観たんじゃないかな・・
などと思い調べてみると、あった!
鉄斎美術館 というのがございました。これか。
この清荒神にはベガホールという素敵なコンサートホールがありまして、私も何度も演奏させて頂いたご縁のある場所。図書館も併設されていて、その図書館でもよく勉強したものです。
もう何を観たかすっかり忘れてしまったので、今度関西に戻ったら行ってみましょう。
入場無料ですって!(笑)
本日もお読みいただきありがとうございました。
富岡鉄斎 虎図
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