しばらく 鑑定お申し込みフォーム と お問い合わせフォーム が機能停止していたようで大変申し訳ございませんでした。
でも気を取り直して行くぜ~♪
学校でのカーニバルが明日なのですが(と書きかけのまま中断してしまいました、カーニバルは木曜でした)、うちの末っ子は今回は炭治郎ですよ。
これ、可愛い
色々なアニメを見ているのですが、やっぱり相変わらず炭治郎が大好きでね。この炭治郎セットを買ったのですが、子供のカーニバルのコスチュームにしてはできが良かった!カーニバルのコスチュームって結構な値段するのに品質がかなりひどいものが多いのですが、これは本当に炭治郎を忠実に再現していて、あのお日様のイヤリングもついているのです。いいよね。
でも学校の誰も炭治郎知らなかったらしいです(笑)
誰かが
スカーレット・ヨハンソン亡くなったらしいよ
と言っているのを聞いて思わず
いやいや彼女庚申だよ、死ぬわけないじゃん
という言葉が思わず口を突いて出る、という変な夢を見ました。はい、何故急にスカヨハさんが出てくるかというと、彼女も以下の条件に当てはまる人だからです。
ここ数か月 地支が水 という命式が気になっている、というのを以前にも少しだけ書きました。
特に日干が 庚、戊、次点で甲(あとまあ辛、乙、己なんかも一応)の順で気になる。特に今年は辰年なので、水の三合会局や半会になる人も沢山いますのでね。
今回は庚で話を進めましょう。
庚は土から掘り起こされた大きな鉄鉱石や金塊なので、それを現実のものとして活用できるようにするためには大抵丁が守護神になります。鉄は熱いうちに丁の火で打て、ということで火で加工して鉄鉱石の塊を刃物や鍋や鉄骨、船舶の素材など実用化する、といったイメージですね。
分かる。それは普通やわ。
FotorのAIによる図
でも。
火どころちゃいますねん周り全部水に囲まれてますねん
という命式の姿の庚の人もいるわけですよ。
これは言ってみれば湖や海に沈む大岩。土が混ざっていれば沼地に沈む金塊など。
これもFotorのAIより
さあどうする?
周りが水だと水の底に沈んだ大岩、金塊、鉄鉱石の原石です。
私は思うのだけれど、丁で加工できないからダメという話ではない。そんなことは絶対にない。
この世の中に、そして当人の家系に (ほぼ)水没状態の庚 という存在が絶賛必要とされているからこそそういう命式の人が誕生したのです。
人間も人間の作り出す世界もポンコツだけれど、人間「を」作り出すこの世界はポンコツではない。そこには無駄がない。無駄を作っているのは人間だ。だからどんな命式もこの世界には必要なのであり、そこには必ずそうでなければいけなかった意味がある。それを探り当てるのが人生の宝探し。
つまり大抵の庚は丁による加工がありがたいけれど、水没系の庚は丁がない世界に役目があるということ。
じゃあそれは一体何だよ?
という話になるのですが、ここで参考にしたいのがモナ・リザのレオナルド・ダ・ヴィンチさん。
まさにこんな風景画の人。特に「子」が周ってくると一気に増水する。
この人は庚でありながら辰月生まれなので守護神は丁でなく甲。なので守護神透干。けれどもやはり水没系であり、尚且つ天剋地冲もあるので余程積極的に激動の人生を選択して行かないと、水性が更に加わって地支の緩みが加速する時どすんと落ちるような現象が起こりがち。
この「どすん」をどう避ければいいのよ?が私がずっと考えていること。
基本に則って考えると、水性過多なので知性・智徳を常に念頭に置いて誰よりも頭を使って生きるのが大事。
そして陽占の内容を意識してその能力を出し惜しみなく使う。これはどんな命式でもそうなのですが、庚で水性が多いということは「陽占を頑張って使って行こうね♪」程度では足りなくて
もうそればっかりやってろ!それ以外のことは何も考えなくていい!
くらいその能力を使うといい。水性過多命式の庚の人といえば、金生水 → 伝達・表現の星 を使う。
つまり
24時間頭脳をフル回転で酷使する勢いで表現活動もすべし
となるわけです。それくらいで初めて有り余る水を十分に使えたといえる・・・か(?)と東スポの見出しみたいな状態です。
で、我らがお手本レオナルド・ダ・ヴィンチさん。
「私です」「いえ、わたくしこそが」
レオナルド・ダ・ヴィンチは、芸術家、画家、博学者、科学者、占星術師、鏡文字、音楽、建築、料理、美学、数学、幾何学、会計学、生理学、組織学、解剖学、美術解剖学、人体解剖学、動物解剖学、植物解剖学、博物学、動物学、植物学、鉱物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、化学、光学、力学、工学、流体力学、水理学、空気力学、飛行力学、飛行機の安定、航空力学、航空工学、自動車工学、材料工学、土木工学、軍事工学、潜水服などの分野に顕著な業績と手稿を残したとされる。完全に解明されていない作品もあり、21世紀になっても幻と言われる作品も存在している(wiki)
いやどれだけ頭使ってるの!?と。ここまで知能フル回転で生きていればそりゃあ(命式の)水捌けも良くなるってもんですよ!
現存するレオナルドの絵画作品は15点程度と言われており決して多くはないものの、多くのデッサンやドローイングを残しており、その手稿にはレオナルドが興味をもったあらゆる事象の小さなスケッチや詳細なドローイングで埋め尽くされている。現存するデッサンは900種とも言われている。
自らの内側にあるものをとにかく表現する。外に伝える。売れようが役に立たなかろうが形に表す。出す。ここでも表現・伝達活動を猛烈にやり続けたのが窺えますね。
*
ちなみにこの記事でほんの一瞬掠る程度に言及した、ブタ少将さんのお父さん。
強く片寄った命式ですよね。
そしてこれは私の感想なのですが、ここまで1点集中みたいな命式というのはやはり先祖の誰かがそこに釈然としない強い何かを抱えていたということ。それを子孫の誰かに徹底的にやってもらうことでその行く末を見たい、何を感じどうなるのかともに体験したい、鬱々とした気持ちを晴らしたい!という強い意志を感じるのです。先祖の因縁解消ってそういうところありますのでね。
この方の例で言えば
思うところや考えははちきれんばかりにあったのに、それを伝える術がなかった、口を開くことを禁じられていた、心の内を外に表すなんて許されない身分だった、それがその時の人生で最も辛かった
みたいな人がいたのだろうと。
(これは解釈の一例であり、他にももっと様々に理解することが出来ます)
一つ言えるのは、やはりごく一般的で平凡な生き方を目指さない方がいいということです。「皆と同じ」を標榜して生きると増水期に足元を掬われかねない。そういう意味で注意が必要かなと。
本日もお読みいただきありがとうございました。
余談:
根暗に家や寝室に篭るよりも野山や谷川を好み、時には村の馬小屋にて馬の世話やスケッチなどをして幼少期を過ごしたとされる。(wiki)
いやちょっと待って!?そこ「根暗」っている?いらなくない?書き込んだ人の偏見ダダ洩れやめい(笑)
コメント
佳代さん
こんにちは。この前コメントさせていただきました平川です!
毎度佳代さんのブログが心の糧になっております。
自分は庚申で、水に囲まれた従生格で守護神がなく宿命三中殺で希望を失っていたのですが、佳代さんの言葉に救われました。
何も丁を欲する方に意識を傾けなくとも、水なら水で生み出す方に傾けば良いんですよね。
いつか余裕のある時に佳代さんの鑑定を受けられるよう、明日から頑張ります。
これからも佳代さんの文章は心の拠り所です。
佳代さん、こんばんは。
この記事を読んだ直後に小澤征爾さんが亡くなられた事を知り、なんかタイムリー過ぎてびっくりしてしまいました。
そうなんですよ、これ記事書いた時に小澤さんも頭を過ぎって書こうかと思ったのですが、既に記事が凄い長文だったのでやめたのです。
小澤さんは生涯表現者だったので、本当に宿命を活かせる適材適所で生きてらっしゃったお手本のような方だと思います。