このえらい大きい黒ダイヤの記事を読んでいて
おお~!これだわ、これ!
と思ったことがありましてね。
この記事の中にこういう一節があるのですが
ダイヤモンドのカットと研磨は自由にデザインできるわけではありません。
ダイヤモンドには割れやすい方向があるので、通常はそれを活かして原石から最大限に宝石が取り出せるようにカットします。
さらに、ダイヤモンドは輝かなければ価値がありません。
本日は日干が辛(かのと)の人の話をしたいのです。
まずはご自身が何者か(十干で何に該当するか)ご存じない方はこちらで命式を出してみて下さいね。出した命式の赤で囲った部分に『辛』が出る人の話です。
辛の人というのは宝石の原石に例えられます。土から掘り起こした採りたてホヤホヤの原石も魅力的ですが、やっぱり綺麗に研磨してピッカピカになってこそ皆に喜ばれるし真価を発揮するよね!というのが算命学の考え方。
なので辛の人は本領発揮してその魅力が出て来るまでに 壬(みずのえ)=海や大河 の流れの中で少しずつ角を取ってキラキラになるのが自然の流れとしては理想ですよ、すなわち人生で色々揉まれる経験が自分を輝かせることになるよ、といわれます。
余談:なので調候の第一守護神が壬のことが多い。
これはシーグラスだけどこういうイメージ
確かに大きな水の流れの中であちこちにぶつかって、角を削られながら丸くピカピカに輝くようになるというのは分かる。でも上の説明
ダイヤモンドのカットと研磨は自由にデザインできるわけではありません。
ダイヤモンドには割れやすい方向があるので、通常はそれを活かして原石から最大限に宝石が取り出せるようにカットします。
これ!と思ったのです(2回目)。
これ、辛の真髄を突いてるよ。
辛の人は大変繊細だと言われます。自分が輝くために心身ともに研磨されるような性質がある。というか他の人ならなんともないようなことででも傷つきやすいという意味で繊細と説明されます。が、確かにそうなんだろうけど何というかイマイチ・・・『??そうなん?そっか・・・(?)』という感じだったのです。私は。
でもこれ見て分かったわ。
スーパー硬度を誇るダイヤモンドでさえ、ある特定の角度からほんの少しの力を加えるだけでパリっと豪快に割れてしまう危うさ。
辛の人もきっとその『 ちょっと角度を間違えるとパリっとヒビが入る 』危うさを内包しているのだと思う。そこれが辛の人の本当の傷つきやすさなのではないかな。そんな危うさがあるということを知った上で自分の弱点はどこなのか自分で探る。そして探りつつも少しずつ研磨し、自らをピカピカに輝かせていくということですね。
婚約指輪用のダイヤモンドでおなじみのラウンド・ブリリアント・カットは、ザ・ゴールデン・ジュビリーをカットしたガビ・トルコフスキー氏の親族であるマルセル・トルコフスキー氏が1919年に考案したものです。ダイヤモンドを58面にカットして、上面から入った光は内部で反射して、すべての光が上面に戻るように設計されています。
世界最大級のカット済みダイヤモンドを意図して狙う場合は、原石からの歩留まりと割れやすい方向、輝きの強さのバランスを取りながらカットデザインを決めます。
辛の人は自分自身をこの原石のダイヤモンドのように大切に扱い、むやみやたらに傷だらけになるような環境に突っ込んで行くのはやめて、自分の弱点はどこか探り・知り、一旦取り込んだ光も全て上面に出て来るようバランスを取りながらデザインを決める。カットする。研磨する。そんな ≪ 自分ダイヤモンド ≫ 専用のダイヤモンド職人になって下さいよということですね。
そしてその得意な角度・苦手な角度、どうカットしてどう研磨すればいいかの道標になるのが算命学なのだろうな。今年は壬の年、多くの辛の人にとってはバランスよく自分を輝かせるチャンスです。是非充実した1年にしてくださいね。
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