作家の金原ひとみさんのこの記事
「 日本に一時帰国してフランスに戻り、シャルル・ド・ゴール空港から自宅にタクシーで向かう道すがら
ほっとするのではなく、なぜここにいるのだろうという思いが芽生えたんです。
それは次第に増幅して『 もうここにはいられない 』という直感から帰国を決意しました。
最後の1年は鬱に襲われてボロボロでしたね。
を目にした時、外国に縁はない( もしくは薄い )けれど海外移住したタイプなのかな?と思ったのです。
算命学では
- 祖国に縁があって外国に縁のない人
- 外国に縁があって祖国に縁がない人
- どちらも縁がある人
- どちらもないのでどちらでもOKの人
をざっくり見ることができます。
どれが良い悪いはなく、そういう色々なタイプがあるよという話です。
算命学の言葉は結構独特で
「 祖国に縁があって外国に縁のない人 」にでも、現実には留学したり駐在で数年住んでみたり
外国で一旗揚げよう!と決意して移住したり・・といったことは起こります。
ただ、このタイプの人は国外に出ても必ず国に帰って来る。
それが宿命の流れに合うので、自然と「 ここじゃない、帰ろう 」となるわけです。
そういうわけでこの金原ひとみさんという作家の方もこのタイプかな?と、ピンと来たと。
この記事を読み進めていくと
本書では、子供時代から感じ続ける生き辛さについても書かれている。
「 これまで小説を読むこと、書くことでなんとか息継ぎをして、窒息せずに済んできました。
それでも日常を生きる自分と小説を書く自分が乖離して、自分の中でぐちゃぐちゃになったものを終わらせてほしいと願う瞬間があります。
夫と子供のいる家庭を持っても、海外に行っても、生まれ持った生き辛さは薄れませんでした。
それはある種、自分は自分のまま変わらないということです。私にとっては大きな気づきでした 」
というくだりが出て来ます。
私はこういう
周りとすんなり馴染めないことによる生き辛さみたいなものを感じている人
そこに対峙していく人
に惹かれます。
同類だからでしょう。
このズレはやることを変えれば消えるのか
場所を変えれば薄れるのか
何をどうすればこの苦しさをどうにかできるのか??
やってみないと分からない。
そして各自正解が違う。
正解が分かったところで生き辛さが雲散霧消するわけではなく
生き辛さを抱えたまま幸せを掴むという方向にベクトルを向け直し
一生涯周りとのズレを体全体で感じながら、それでも生きていく。
「 生き辛さはどう頑張っても無くならない 」という解を得る。
それがそういう宿命を負っている人の現世での役目だから。
そして命式を見て見ると、やはり
生き辛さ、周りと違う自分を感じ続ける人。
特に若年期にその傾向が強かった人。
その意味でとてもよく似た人を最近ご紹介しましたよ。
こちらの
岩田先生もまさに 戊辰 の人で、若年期に 調舒星・車騎星・天馳星の生年中殺。
三大奇星+天馳星だけでも超個性的になりますが、それが中殺されていたらそりゃもうどう頑張っても周りと同じようになんて無理です。
ところで戊辰の人は異常干支ではありませんが、霊感の人です。
本質が霊山のような感じ。
山は全てを引き寄せる、そして辰は過去を溜める場。
先祖や前世の恩徳が高い六秀の一つ。
エネルギーが強い、存在感がある、懐が広い、頭脳明晰。
しかもこの金原さんは従生財格気味( これを従生財格と取る派とそうでない派がありますね )であり
土局潤下格。
土局潤下格はこの記事で書いたエスパー伊藤さんと
アラン・ドロンさんも同じ。
土局潤下格 は 水面に乗る山 という不思議で自然界には有り得ない形。
その危うさから、神経が研ぎ澄まされて色々なものを直感的に掴んだり、表現したりできるのですが
金原さんは 今年足元が子辰申の水の三合会局、大運でも癸亥と水だらけ・・
大海原に乗る山の状態なので、心身ともに余計しんどく不安定になるという面も。
そういう意味で今年に入ってから( でいいのかな?)帰国されたのはほっとされたのでは、と思われます。
この方がブレイクするきっかけになった作品
面白いのは、彼女もそうですが天剋地冲でブレイクする作家さんって多いんですよね!
作家は天剋地冲でブレイク、という法則でもあるのかな?ってほど。
今までもこのブログに取り上げていますので、良かったら探してみてください。
ぱっと思いつくだけで、ハリーポッターのJKローリングさん、東野圭吾さん、神との対話のニール・ドナルド・ウォルシュさんなど、皆天剋地冲でブレイクです。
ちなみに私は戊辰の人が結構好きで、今までも何人か記事にしています。
こちらはリンク貼っておくので、よろしければご覧ください。
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