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戊辰(つちのえたつ)ヅイテイル、バイオリニストの四方恭子さん(1)

 

またえらいマニアックな話になるのですが

私が行っていた ケルン音楽大学 のあるケルンという街には、ケルン放送交響楽団 というのがありまして

私が学生の頃、そのオーケストラの コンサートマスター( 第一バイオリンのボス、ざっくり言うとオーケストラの中のエライ人、通称コンマス ) 

は四方恭子さんという日本人女性だったのです。

普段から集団に属すのが死ぬほど嫌いな極端な一匹狼型の私は、音楽でも集団競技というのが実に苦手で( ←競技ちゃうわ )

弾くのも聴くのも ソロ=単独演奏 が好き なのです。

むしろ ソロじゃないと嫌 くらいでしょうか。

 

そういうわけで色々な楽器を聴く時もほぼソロの曲ばかり聴くのですが、私の好きなバイオリンソロの曲に

ウジェーヌ・イザイというベルギーの作曲家の無伴奏バイオリンソナタというのがあります。

 
 

 イザイおじさん

 

このソナタは1番から6番まであって、全部で正味53分くらい。

( この辺まで前フリ。長いよ!笑 

 

当時、このイザイのソナタ全曲を四方恭子さんが演奏されたソロコンサートがあったのです。

私はバイオリンの人ではないので、曲は好きでも どの演奏家がどう といった情報には疎く、特に期待もせず何とな~くそのコンサートに足を運んでみたのですが

これが

もう

 キラキラ

 

 茶

 苦

 茶

 素

 晴

 ら

 し

 か

 っ

 た

 キラキラ

のですよ!!

もう随分前になるのに、今でも思い出すだけで全身に鳥肌が立つほど本当に心に残るコンサートだったのです。

 

私は幼少の頃からクラシック音楽のコンサートが日常生活に普通にあるような変わった環境で育ったので

もう無数のコンサートを経験しているのですが、その全ての中でもトップ3に入る最高の演奏会でした。

中規模のコンサートホールは満員で、当然スタンディングオベーションの嵐。

あのコンサートをもう一度聴きたい、もう一度・・・ラブ

とはいっても、ナマ演奏というのはその瞬間にしか実現できないナマモノ。

あの素晴らしい瞬間を偶然にも共有することが出来て本当に心底ラッキーだったと思っています。

で、イザイのソナタ全てを演奏するってものすごいエネルギーが要るはずなんですが、舞台の上に出てきた四方さんは小柄で細い人だったのです。

一体あの小さな体のどこにあんな力強い、完璧な演奏をぶっ続けでできるパワーがあるんだろう キョロキョロ??

と当時不思議に思ったのを覚えてるのですが

この間それをふと思い出して命式を見せて貰いました。

( ´∀)σσ 明日に続く

 

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