子丑・辰巳・戌亥天中殺の人は家系に新しい風を吹き込む係(1)
子丑・辰巳・戌亥天中殺の人は家系に新しい風を吹き込む係(2) の記事の続き
この記事で、私が山の天辺にある気持ちのいい宿のレストランで嬉々として仕事をしていた時、宿のお婆ちゃんに 「 バカンスなのに仕事・・」 と気の毒がられた話をしました。
その時に
やっぱり!
と思ったのですよ。
人は、自分が心の底で確信している世界に突入していく。
私は
仕事とは
自分がやってて一番楽しくて
大好きで
暇さえあればそれやりたい!くらい熱中できるもの
という世界に住んでいて、そのお婆さんは
のんびり休みたい時には仕事はシャットアウトすべきもの
バカンス中にまでやりたいほど好きで楽しい熱中するようなものではない
仕事とはそいうものだ
という世界に住んでいる。
両者同じ場にいて、時を同じくして、同じ空気を吸って面と向かって話をしていても
外から見たら同じ世界にいるように見えるけれど ( この世的、人間の視覚的把握 )
本当のところは全く別々の世界に住んでいる
というのはよくあることです。
全く同じ薄黄色をしたオイルと水
一見同じように見える
でも一つの器に入れたら、分離して混ざり合わない
そんな感じ。
仕事観だけでなく、皆誰でもそれぞれ独自の世界を持っています。
- 生まれ故郷を離れるべきでない、離れない
- 人は世界を舞台に人生を展開できる
- 良い学校を出ていないとまともな生活を送れないどころか人権まで否定されて当たり前
- 生きていく上で大事なのは人脈力とお金であり学歴・知性はどうでもいい
- 人は自由に個を尊重し合い対等な価値あるものとして生きればいい
- 人には上下があって、個よりも立場が重要だ
- 女の子は下手に知恵をつけず早く嫁に行く方が幸せになる
- 女の子も学歴をステップに社会で強く生きていくスキル・知性を身につけ自立することで、幸せを掴める
- 自分には人生を打開していくパワーはない
- 自分は自分の人生を自由にこの手で作り上げていく人だ
などなどいくらでもあるでしょう。
そしてそれらの世界観が混ざり合った各自の住む世界
これに最も大きい影響を与えているのが
家系
であることは火を見るより明らかです。
誰でも小さい頃は世界観なんてまだない。
まっさらで真っ白の状態で生まれて来る。
どんな人物 ( 例:家族 ) と毎日生活を共にし
どんな言葉を日々掛けられ
どんな人生観・世界を目の当たりにするのか
その蓄積で 自分の世界の確立 は大きく変わってきます。
そして
その家系の世界、家系の持つ癖は
新しい風を入れて新陳代謝を経ない限り濃縮していく。
この方向のまま濃縮していってもまだOKよ
という家系もある。
それはそのまま進んでも種の存続に悪い影響はない、むしろ好ましい。
だからそのままの路線で行きましょか
という家系の役割を担って生まれてきたのが
- 寅卯天中殺
- 申酉天中殺
の二つの人。
逆に
家系にそろそろ新しい世界の風を招き入れて、家系をフレッシュUP!しようか
今までの流れは良くも悪くももう十分やりきったから
そろそろ○○家は次のフェーズに移行しようか
という時に、その役目を担って生まれてきたのが
- 子丑天中殺: 家系の流れから飛び出て新たな流れを作る、次世代に繋げる
- 戌亥天中殺: 家系の流れから飛び出して自分の世界を確立、ただし次の世代に繋げない
- 辰巳天中殺: 家系の流れから飛び出して自分の世界を確立、ただし次の世代に繋げない
の3つの天中殺の人です。
( 自分がどの天中殺に該当するかは、この記事 で見てみてね )
次回は
家系の流れから飛び出す3種は、新しい風を家系に吹き込み活性化させる、DNAの新陳代謝係
に続きます。
これは Mikhail Nesterov の作品なのですが
多分キリスト教の 『 東方の三賢者 』 を表していると思うのだけど、どうだろう?
しかしこの時代 ( 19世紀末 ) のロシアの画家のセンスはホント好きすぎて観るのが止まらないわ・・・。
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