反発心や怒りが湧いて初めて本気出す。
というの、皆さんは『ああ分かる』『え、何だかんだ言っても普通そうじゃないの?』と思われますか?
私はそういうのは一切分かりません。負けん気やハングリー精神でのし上がっていくタイプではないからです。
でも生まれつきそういう作りの人もいるというお話。
今回の街録、バズレシピのリュウジさんの回すごく良かった!
リュウジさんって素が虚無状態なんだと感心(?)すると同時に、虚無っぽいのに考えがめちゃくちゃしっかりしていて、料理動画とはまた違った面からとても勉強になりました。話の中身が濃くてレベルが高くてすごくいい刺激になります!
注:虚無とは算命学用語ではなくリュウジさん用語です。
で、31:56あたりのこれ。
ああ、これは!
と思いますよね、算命学をご存知の皆様。
そう、その通り。この方は天南星人、その天南がまさに壮年期にある。
そして(何となく雰囲気は丙子っぽいけれど)主星が鳳閣星の実は丙午の方。つまり晩年期が天将星の最身強。
お話を聞いていると素晴らしく宿命に合った生き方をされています。
料理が好きというのは貫いておられますが、人生の転換期となるきっかけはわりと周りの声に耳を傾けて流れていく。
- 中卒で家に籠ってゲームばかりしていた頃、昔の友人に世界一周に誘われていくことになった
- それきっかけにバイトスタート
- 親にまともに働けば?と言われホテルに面接に行くとルックスで合格
- Youtubeも友人の強い勧めでスタート
など。
東=仕事の場が中殺されている人は、外の世界、仕事の世界で我欲を満たすべく我を貫くと空回りします。頑張れど頑張れど何故か思いもしない斜め上の結果が出てきやすい。こういう場合は周りから来る流れに『ふんふん』と乗ってみることが人生の良い方向への転換を促すという特徴があるのです。
更にその『我欲がない』。
ご自身でも欲しいものも特になく自分のために頑張るみたいなのは苦手、でも料理が好きで今は自分の会社の仲間を豊かにするためにやはり数字という実績は残して生きたいという発言があります。
欲があるか否かは命式から分かりませんが、最終的に仲間のために尽力し仲間とその家族が恩恵を受け幸せでいてくれればそれが良い、それが結果としてあるべきというのも命式通り。
またそのためには自分が一肌脱いで、多少自己犠牲的になりながらも我武者羅に活動しようというのが動機の部分というのもそのまんまです。
成功の条件は四面楚歌、背水の陣、絶体絶命といった過酷な環境に自分を置くこと。
じゃないとヌルくてヨシヨシされる守られた環境だと頑張れないのも命式通り。
こんな風にご自身の特性を算命学なしでもちゃんと掴んで使っていける人は結果を出しますよね。出すんですよ。
丙午の火性過多で主星が鳳閣星、そして丙午と丙寅の宿命大半会。
天将星があるだけでもそうなのですが、火性が強い人は自ずと周りを巻き込みながら前進していきます。影響力が強い。しかもあっという間に未知の世界と繋がってどんどん世界が大きく開けていきます。勝手にスケール大きく活躍することになるといった感じ。その豪快さがボスのポジションに役立ちます。
そこにきて料理をベースに広く浅く世に『自分の好きなこと、良かれと思うこと』を発信していく。それはまるで太陽の光が大海原の表面に反射して世界の隅々にまで真っ直ぐ届くように、この方の伝えんとすることは多くの人に明るさと喜びをもって届いて行く形です。
本当に持って生まれた星を丸ごとよく生かされておられる素晴らしい実例です。強いボス格の命式を持つ人は、是非世の中でご自身の人生をこういう風に使って行かれるといいですね。
今後も簡単で美味しいレシピを楽しみにしています。
本日もお読みいただきありがとうございました。
祖母の台所 by Jacek Yerka
追記1:
リュウジさんは(推定)16か17歳の頃家が火事で全焼したらしいのですが、火性過多の人は火の事故や事件に注意というのはもしかしてあるのかな?とふと思いました。京アニの青葉被告もすっごい火性過多で、こちらは水性皆無。火性がものすごい旺じている時に起こした事件だったので(数か月ズレ込んではいるが)、同じようなことを思ったのを思い出しました。
追記2:
アルコールは五行の火性に属します。この方は元々火性過多なので、お酒を飲むというのは火に油を注ぐような感じで更に五行バランスが崩れるので、健康面を考えるとちょっとお控えになってもいいかな・・・。
追記3:
ごく普通の命式の人ほど『自分は変わり者なんです!』アピールをします。
逆に本当に特殊命式、超個性命式の人は間違いなくこう言います。
でも普通にはなれないよ。そこを最大限生かして日々できることをやっていくのだ。
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