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ご逝去された教祖とそのご子息の話

 

幸福の科学の大川隆法氏がお亡くなりになったというニュースが少し前にありましたね。

まずはご冥福をお祈り申し上げます。

 

その隆法氏のご長男宏洋さん。

 

すごい大役を負って生まれてこられたのだなあ、大変だなあ・・・とよく思います。

お父さまとこの方を見ると、お二方ともすごい宗教家の素質がおありです。中身は全然違う方向性なのだけれど、一周回って両方すごい宗教家になれる命式。

 

なのでお二人の関係を見ると

両者合意の元同じ方向に一致団結して突っ走れば教団は一気に拡大する もしくは 宏洋さんがお父様に足払いをかけて思いっ切りすってんころりんこけさせるか、という極端な二択という感じ。

実際この方は幼少期から『どう考えてもおかしくね?』と感じていた矛盾から教団を継がないだけでなく内情をジャンジャン暴露しぶっ壊して行こうと、新興宗教に人生狂わされる人がこれ以上出ないよう働きかける方向で活動なさっていますね。それで正解、先代の流れは継がない人。

 

信者さんたちからしこたまお金を集めて教団も隆法家も潤う一方で、信者さんたちは子供に体を売らせてまでもお布施にしゃかりきになり幸せとは程遠いじゃないか、という現状を目の当たりにし・・・というのももちろんあるでしょう。

が、それに加えてご本人もよく仰る

親ガチャ外れ日本代表

生育環境も相当不自然で無理のあるものだったようです。

そのあたりはご本人の動画をご覧いただければよく出て来るのですが、最近のこれ。

 

いつも明るくひょうきんに振舞っている宏洋さんが、街頭演説の場に実母さんの影を見た途端(5:00あたりから)別人のように縮こまる。そして目の前の我が子の立場や周りの人たちの表情、思いなど一切汲まずにずーーーっと自分の思いを捲し立て続ける実母さん。自分の親が目の前で、周りが全く見えなくなっているこの感じ、めちゃくちゃよく分かるのです。分かり過ぎて胸が痛い。

 

私が私が私が私が私はこう思ってて私はこんなに頑張ってなのに誤解されてこんなに可哀想ででも私は今でも健気に清く正しく美しく神を信仰し私は私は私は私は!私は!私は!私が言ってること分かるでしょ?何も間違ったこと言ってないでしょ?やっぱり私は正しいでしょ?分かって下さるわよね?何、分からないって言うの?どうなの?何故なの??

 

もうこうなってるこの人には誰が何を言っても届かないし止められない、ただ静かにじっと、目の前のこの『私は私は私は』の嵐が過ぎ去るのを祈ることしかできない、あの立場のなさ・やるせなさ、恥ずかしさと情けなさ、自分の無力さと、この人がキレ始めたら何をしでかすか分からない恐怖との闘い。嗚呼、この実母さんのめちゃくちゃイっちゃってる感じ・・・。

この後彼は、自分にとって実母とは今でも巨大な恐怖の象徴で、子供の頃どういう言動を取られてどれほど恐ろしかったかを別の動画でお話なさっているのですが、その感覚が分かり過ぎて私は軽くPTSDみたいになっていました。

 

お父様は社会問題になるほどの新興宗教の教祖で数えきれない人たちを不幸のどん底に突き落とし、そのお金で自分たちは裕福に生活し教育も受けてきた。しかし実態は子供の素質や気持ちなどまるで無視の、家庭で思いのたけを子供にぶつけ暴力を振るいキレ散らかす上記の実母さんが、キレ散らかしたい時だけ夜中でも子供のところにやってくるような家庭生活。

こういう密室の世界は周りからは理解されづらいものです。それがどれだけ辛くて恐ろしく、でもどう考えてもどう頑張っても逃げ場のない絶望の環境で苦しかっただろうか・・と他人事ではなく見てしまう私がいるのです。

 

なのにそんな異常な環境出身なのにこの方は(今のところ)極めてまともです。どうやったらあの環境でこんなまともな人が出来上がるのだろう?というほどギャップが大きい。

そしてお父様ご逝去の今もガンガン内情を暴露し続け自身も露出し続けるのは、それでもマスコミや国民の注目をお母さまや4人の兄弟姉妹から逸らし守るためなのだろうな、おそらくそれを分かった上で意図的にやってらっしゃるのだろうなと。

 

この霊言コントでも(これ面白かった・笑)


お亡くなりになった隆法さんが乗り移って喋ってるという体でイタコ芸みたいなのをやっておられるのだけど、何度も何度も繰り返し『家族を大切に、やっぱり家族は大事だ』が出てくる。これ宏洋さんの本音だよね。

そしてご自身のトラウマを癒しながらも長男として巨大な家系のドブさらい役を率先して買って出る。同時に積極的に矢面に立って出て、できる限りはお母さまも兄弟姉妹も守ろうとする責任感。いやもうどんな激動の人生なのかと。

 

でもそれに耐えられるだけの器をこの方はお持ちです。彼の命式はめちゃくちゃ強くてしっかりしているし、一生を通じて守りも入る。しかし一方で滅茶苦茶繊細。感受性が高く直感力も優れている。こういう命式の人はやはり、それが必要なだけの大役を背負って生まれてきているものです。

 

長年に渡る毒親から受けた傷というのは癒えるのに時間が大変かかるものです。

でも日本中に応援している人がいますので(私もその一人)、身の安全を第一に今後もご活躍頂き、この調子で宿命を最大限生かして生きて行かれるといいなと思います。

私もがんばろ。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

毒親育ちの人たちの心の内が1日も早くこの絵のような凪の状態になりますように。

Along the Mystic River by Edward Pothast

 

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