どれくらい自己肯定感が高かったかというと、例えばですが
- ドイツの音大に入る際にたった一つの空席を狙って世界中から優秀な演奏者がこぞって入試を受けに来ていて凄い倍率だったけれど「 合格するのは私、当然でしょ 」と思っていましたし
- 国際コンクールで優勝し続けていた時も「 そりゃあ1位は私でしょう、だって私だよ?」と思っていましたし
- 賞に入れない時には「 審査員は音楽に適性がないんだな、耳が悪くて可哀想に 」と思っていましたし
- 大学の卒試で最高得点を取っても「 そりゃ私だしな 」と思っていました。
笑えますね(笑
それは上から目線で他を見下していたってことか?というとそれが全くそうじゃない。
本当にベースの部分で自分にOKが出せると、それが常態になっているので他の人を見ても全部OKになります。演奏が上手か否かとかそういう問題じゃない。そして本当に素晴らしい人にはストレートに敬意を持てるし表せる。
逆にだからこそ、自己否定感が原因となって上から目線で他者にダメ出しをする(上記に書いた自分の家系のドブさらいで他人にゴミをぶちまける系の)人は見てすぐ分かる。1秒も要らない。そういう人は自信がないので結果が出せない、出せないからもっと自信がなくなる、自分はやっぱり駄目なんだ・・・とダメさしか目に入らないので他人にもダメを投影してしまう。他人のダメを見るのに夢中で良いところを見つけられない、長所や魅力を見抜く能力が乏しいといった感じでしょうか。
たった週に1回30分とかだけお会いするだけでしたが、その師匠のおかげで
- 「 何やってもダメな私も、別に生きていても許されるのかも知れない 」と思えましたし
- そのおかげで自暴自棄になり犯罪行為に走るとか自〇するとかいうことも避けられましたし
- 本当にこちらのことを思って正しくことを見抜きストレートに伝えてくれているのか、ただドブさらいに他人を巻き込みたいだけの人なのかも見分けられますし
- 今までの生徒や弟子(同じ?色々教えていたこともあるので)そして子供に対峙する時の姿勢は完全に師匠がお手本で私も絶対に否定しません。
否定は栄養にならないことを知っているからです。
修正は良い、でも否定は要らない。そしてその上で良さを見つける、それを本人に伝える、それを根気良く続ける・・・そうすると相手の自己肯定感は爆上げとなってすごい成績を叩き出すことになります。というより、成績云々ではなく本人が自己否定しないので幸せなんだよね。何が来ても揺らがない。それが本当の強さだから。
なので皆さんも誰かがドブさらいしていてそのごみをぶちまけられそうになったら離れてもいいし、どうも毒親に苛め抜かれて自信を無くしている子がいるなと思ったら『 否定せず 』話を聞いてあげる。それだけで大変な救いとなるものです。
もちろん自分に対しても否定はしないこと。難しいけれど、これがありとあらゆるところで出来るようになれば最強ですね。
タレント by ニコライ・ボグダノフ ベルスキー
「 なんでこんなに下手くそなんや・・・」みたいな態度は私の師匠は1度も示されたことがありませんでした。本当に感謝しかありません。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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