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牽牛星(正官)持ち、かくありたし:トレチャコフ美術館の創設者、パヴェル・トレチャコフ氏

 

いうても大分難しいのですけれども!

 

私はこのロシアビヨンドが面白くていつも見ているのですが、この記事。

https://jp.rbth.com/arts/85197-pavel-tretyakov-bijyutsukan-sousetsusya-donna-hito

 

モスクワにあるトレチャコフ美術館 の創設者、パヴェル・トレチャコフさん。

あの世での私的出会った瞬間ジャンピング土下座対象候補ナンバー3のパヴェル・トレチャコフさん。

すごいんだわ、この人が。

パヴェル・トレチャコフの肖像画 by イリヤ・レーピン (1883)

 

15歳から父の事業を手伝い始め、18歳で父が死去してからは兄弟でその会社を引き継ぎ拡大。

あっという間に成功しロシア屈指の富豪となり、24歳から芸術作品の収集をスタートするわけですが

当時の風潮にも影響を受けて芸術家(音楽家、文筆家、画家など)をバックアップしたり

慈善事業などにも精を出します。

絵画に関しては最初オランダ画家の作品など西洋に目が向いていたのですが、ある時

いや、こんなことしてる場合やない。

我が国ロシアの芸術作品を集め、国立美術館にしよう。

とりあえず自腹で始めよっと♪

とスタート。

 

トレチャコフは傑作『 トロイカ 』をはじめとするワシリー・ペローフの多くの作品や

コンスタンチン・フラヴィツキーの『 侯爵令嬢タラカーノワ 』などの絵を買い占め始めた。

(18世紀半ば、女帝エリザヴェータ・ペトローヴナの私生児として皇位継承を主張したエリザヴェータ・タラカノワは

エカテリナ2世によってサンクト・ペテルブルグのペトロパヴロフスク要塞に監禁され、1777年の洪水によって死亡。

その場面を描いたもの。)

ロシアを題材にした絵画やイワン・シーシキン、ニコライ・ゲー、アルヒープ・クインジ

イリヤ・レーピンなど、移動派画家の絵画の多くも購入した。

トレチャコフは個別に選んだ絵に部屋を丸々割くこともあった。

レーピンの『 クルスク県の復活大祭の十字行 』がその一例だ。

 

ありがとうトレチャコフさん!!

 

と言わずにはいられません。

上記の錚々たるメンバーの作品が散り散りバラバラ、民間人の間に海の藻屑となって消えてしまっていたら

我々が今こうしてロシアの素晴らしい(というか素晴らし過ぎる)作品を知ることも、観ることもできなかったわけです。

トレちゃんのおかげで私も2019年、上の巨大な作品である『 クルスク県の復活大祭の十字行 』だけでなく

その作画準備段階で各パーツを練習した下書きも沢山観ることが出来ました。

ありがとう、トレちゃん!( ジャンピング土下座 )

 

これもレーピン先生によるトレチャコフさんの図、所狭しと絵画が並べられていますが、実際手狭になって建物を拡大します。

 

1867年当初トレチャコフ美術館はトレチャコフの自宅に画廊として存在した。

だが当時のコレクションは既に数千枚を超えており、屋敷を改造することに決める。

以後20年で数階建ての建物が4棟増築された。

1892年には兄セルゲイの遺品となった西欧絵画のコレクションを相続。

東西ヨーロッパの絵画が一堂に会することになり、トレチャコフの画廊は質・量ともに当時ロシア随一の美術館に

なおかつモスクワきっての名所のひとつに育った。

 

彼は大金をはたいてワシリー・ヴェレシチャギンが中央アジア旅行の後に描いた

「 トルキスタン・シリーズ 」の13枚の絵と多くの下絵も購入した。

このシリーズは価格が高過ぎるという理由で、皇帝アレクサンドル3世が購入を諦めたものだった。

ワシリー・ヴェレシチャギンは平和主義の戦争画家。

『 皇帝が買わんのやったらワシが買うたる。』

 

彼の死後、画家ヴィクトル・ヴァスネツォフが「 ロシア様式 」で統一したファサードの下絵を描き

おとぎ話の御殿のような佇まいにした。

現物

 

1892年、パーヴェル・トレチャコフは信じられない寄付をした。

彼は画廊と収蔵する絵画すべてをモスクワ市に寄贈したのだ。

その代わり彼は市の名誉市民の称号と画廊の監督者となる権利を得た。

 

トレちゃんすごい!!!

全部無償でプレゼントしちゃったよ。

 

パーヴェルは自分をパトロンとは見なしておらず、ただ色々な方法で社会の役に立とうとしていただけだった。

芸術品の収集とロシア人画家に対する支援の他、彼は社会福祉活動も行っていた。

彼は出来る限り控えめに、雑音を立てずに画廊を市に譲渡したかった。

騒動の渦中の人物や感謝の的になりたくはなかったからだった。

しかしそうすることは不可能であり、それでひどく不満を感じた。

 

こんなのを読んでしまうと・・・命式を想像しますね、ええ。どんなすごい人やねん?と。

この社会貢献意識。

社会貢献とくればそりゃもう牽牛星(正官)ですよ。

というわけで命式、どん!

 

準官印相生格という感じだな。

従化五格の基本原則3つどれも当てはまってないので官印相生格気味、くらい。

( これで完全格と見る人もいますが私は高尾宗家の見方を習ったのでその方式で判断しています。)

そして宿命大半会。思考も行動も、やることなすことスケールが大きくなります。

守護神も透干はしていないけれど蔵干にある。

戌亥ではみ出し運だけど、父親が随分早くに亡くなっているのでそれで宿命を消化する環境が整ったのでしょうね。

うん、これは現実的に結果を出しやすい命式。

商人で沢山お金を稼いだけれど実はお金自体には無頓着気味、お金の向こうにある使い道や目的が常に念頭にあり

お金はあくまでそれを実現する手段に過ぎなかった。

その目的が社会貢献。だって主星が牽牛星。

自分の社会における役割を強く意識し、如何に社会貢献できるか、その実行に誇りを持ち

その結果名誉を得るという宿命通りの燃焼の仕方。

そしてコレクションを建物ごと無償で市に寄贈したのが月柱天剋地冲が出る大運、且つ年運が年干支と律音の年。

あなたもしかして算命学勉強してはりました?と聞きたくなるような、算命学的に見てもドンピシャな模範行為。

いや、宿命を全うしているとホント後天運通りの動きになるんですよね。すごいわ。

 

トレちゃん本当にありがとう!

また是非何度でも、トレチャコフ美術館訪問のためにロシアに行きたい。

そして私も主星牽牛星。

トレちゃんにあやかりたいものです・・・ここまでの社会貢献は難しくてもね。

 

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