今日の記事は 昨日の記事 より
ますます掴みどころがありません。
何年も前、私が楽器一本持ってヨーロッパ中を飛び回っていた頃
当時今より遥かに貧乏で ヨーロッパ中を飛び回ると言えども わざわざバカンスで~ という余裕はなく、いつも必ずコンクールやコンサート、コンクールの審査員で・・とか何かしら仕事などの用があってどこかに飛ぶ時に ついでに 近くをちょっと観光してたんです。
が、そういうわけで結構高価な楽器を持って行くわけで、それをホテルに置いておくの嫌だったのよね。
だから 観光も楽器を担いで歩き回る という
未だに産後のウォーカー(※1)気分が抜け切らないヨワヨワになった今の私から見ると
『 一体どれだけエネルギーがあったのか 』
と白目にならざるを得ないほどの
体力的超ハードモード観光決行 だったわけです。
毎度。
※1 ウォーカーの皆さん
( ザ・ウォーキングデッド )
で、ある日大きな美術館の前を偶然通りかかると
マヤ文明展 をやってました。
多分アムステルダムとかウィーン、ブリュッセルとかその辺の街だったと思います。
何となく入りました
でもマヤ文明って私知識皆無だったのよね。
なんかすっごい昔メキシコとかあの辺にあった高度な文化 ?
くらいの知識しかなく。
始めの方の展示物はこういう文字?が巨大な岩になったのが並んでいました。
一つ一つが私より大きかったな。
本物じゃなくてレプリカかな
( ちゃんと見てないw )
しかし知識もないし特に興味もないし ( ← 何故入った ) 英語の説明は面倒だし、楽器担いで観光して疲れてるしで、見てるうちに段々眠くなってきたんですよ
そんなわけで 半分居眠り状態で ボンヤリ展示物を
眺めながらある部屋に入ると、台の上に 当時の集落の生活の様子を模型?で表したもの がガラスケースに入ったものがあったんです。
多分70㎝×70㎝、高さ20㎝くらいの大きさかな。
それを見た瞬間に
ぎゃあああ (*_* 😉!!
となって一気に目が覚めましたよ。
何でって
その中身が全部生きてたの。
はぁ ( °д°)?? って思いますよね。
私も思いましたとも。
中身は当時の集落の家、川、家畜、その世話をする人とかまぁ生活風景が作られてたものだったんですが
いやいやいやいや・・・
どう見ても生きてるのよ (( ;*д*)) !
『 いや、これはただの展示物で発掘物かも知れないしレプリカかも知れないしどっちにしろモノで
( 動揺しすぎてちゃんと確かめなかった )
一つ一つがとても生き生きとした表情で上手に
作り込まれているだけで・・・
ぎゃあああ ((>д<))
やっぱり生きてるわあああ!!』
全身鳥肌で心臓ドキドキ炸裂寸前、ガクガクブルブルしながら慌ててその私しかいない暗い部屋から隣の明るい広い部屋に避難しましたよ。
走ってw
隣の部屋には数人人がいて明るく、ちょっと座ってるうちに落ち着いてきました。
『 ちょっと待て 。
やっぱり生きてるはずはない。
あれを作った人が超絶技巧でイキイキと作っただけ
に違いない。
実際に動いてるわけでもないんだから。』
と心の状態を整え直しw
もう一度戻って見てみました。
やっぱり生きてました。
なんで?
と言われてもそうとしか言いようがないのよね。
一人一人、動物まで、表情とか仕草とか何だろう?
そのまま動いても全然違和感ない感じ。
私の目の前にいる展示物のおじさん( 3㎝くらい )はこれ以上ないくらいニッコニコの満面の笑顔で
その顔をじーっと見て
『 ねぇ、あなたたち生きてるよね ?』
と思わず心の中で話しかけましたね
( ← 大分怪しい )。
まぁ返事はなかったので相手にされなかったのかな・・
随分後になって古代文化とか歴史とかその美術品などに詳しい人に何となくその話をしたことがあったんですが、その人曰く
『 ああ、それその道では有名なやつだよ。
そっちの専門家・研究家でもその近くに寄るの
怖がるらしいよ (°∀°)b 』
でもその後 有名なんだったらネット検索すれば出てくるかな? と思って色々調べてみたんだけどそれらしいものは出てこず。
あれ当時の人が作ったのかな~?
だったとしたら、ものすごい時間がたってるのに少しの損傷もなく残ってるのもすごいし、レプリカだったとしても作った人に何か特殊能力があるのか?
とにかく
『 人間じゃない何かが作って
人間じゃない何かがそこにいる 』
という感じでした。
人間由来にしては強烈すぎる。
あれまた見たいな~ 怖いけど
コメント