感想: 心配。 明らかに調子がお悪かった。 演奏家だって人間なのだから、その時その時で調子の浮き沈みがあるでしょうって?もちろんその通り。だからこそ本番の調子を常にベストの状態に持って行くというところに演奏家の最大の課題があると言ってもおかしくない。これが難しいんだ・・。なので皆そこに本当に骨を折るものです。 けれども一流の人は調子が悪い時でさえとんでもないレベルを打ち出してくるので、一般人には見分け(聴き分け)がつきません。それが一流・超一流と言われる所以でもあるのだけれど。 なので昨日も当然スタンディングオベーションでした。 確かに完璧なのですよ。調子が悪くてもミスなんてしない。 ただ魂が入っていない音が多かった。“ 魂の入り ” がプチプチ途切れていた。そんなこと今までなかった。 舞台上で演奏していて気が乗らないことほど苦しいことってありません。せっかく完璧に場づくりをして貰って、大勢に時間とお金を使ってご足労頂き、後は自分が最高の演奏をするだけ!という状態で、しかも指はちゃんと回るのに気が乗らない。そんなことあるんかい?と思われるかも知れませんが、大いにあるものです。 こういう時って何とか『ノってますよ!』という形の演奏をしてしまうものなのですが(つまり形から入ろうとする)、そういう気配がチラチラ垣間見えた(聴こえた)のです。 この ノる・ノらない だけは本当に本番その瞬間にならないと分からない、神のみぞ知るみたいなところがどうしても出てきます。 だからこそSokolov氏は本番にぜっっったいにピークを持って来るべく、余計な活動はなさらない。インタビューなし、録音なし、TVだ雑誌だうんたら・・というライブに邪魔になりそうな一切合切を切り捨ててライブのみに全力投球。更に本番前は6時間ほど弾き倒す。 だからこそいつも最高の状態でブレない。 プログラム冊子。コンサートによって2ユーロだったり1ユーロだったり。今回は無料でした。Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an
本日もお読みいただきありがとうございました。

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