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寺山修司氏の詩と宿命中殺(ついでに異常干支と天剋地冲も)

 

寺山修司さんの詩を見かけまして

 

ああ、これは宿命中殺!

と思ったのですよね。

内容から何となく鳳閣中殺じゃないかな?と思ったのですが、命式を拝見するとこんな感じでした。

 

宿命中殺さんは( その中殺がどこに出ているのかにも寄りますが )どうしても思いと現象がちぐはぐになるのですよね。

良かれと思って心を込めてしたことで相手の怒りを買ったり

何も考えずやったことすら忘れてるような出来事でものすごい感謝されたり

とにかく意図と結果がねじれの位置にあるといえば分かりやすいでしょうか。

思うようにコントロールできない。

なのにたまに意図通りに事が運ぶこともある。

何故なら宿命中殺は

【 中殺されてない状態の星の性質がストレートに出るという通常状態 】の上に

【 中殺されてコントロールが効かないちぐはぐ現象 】が重なるからです。

だから算命学的にも解釈は複雑になり、本人にも何故極端にそうなったりならなかったりするのか訳が分からず

生きる上でのコツを掴めず苦しい。

皆と同じようにやってみても、どう頑張っても皆のようには進めない。

何故なんだ。何故自分だけ。どうすればいいんだ。

この世界は、人生とは一体何でありどう生きるべきなのか。

みたいなところに行き着かざるを得ないようなところがあるので

自然と無形の世界、精神世界などに意識が向いて行くのです。

 

そして

これだけ頑張っても思うようにいかないのは社会がおかしいのかも知れない。

社会をもっと良い方に変えていけばいいじゃないか。

という発想にも繋がるので、反体制派であったり時代の反逆児など反骨精神も必須で付いてきます。

しかしその他大勢の一般人には想像もつかないような構造であり中身なのでなかなか理解してもらえず

どうしても孤独になりますよね。

逆にいうと孤独に強い。慣れ合っていては本領を発揮できない。孤独の中で真髄を掴むタイプ。

 

これ宿命中殺について書いていますが、実は異常干支もそうです。もっと言うと天剋地冲持ちさんも。

それぞれに内側の構造は全然違うのですが、外から見た時に現象の出方が似てくる。

高尾宗家の本にもはっきり書いてありますね

宿命中殺と異常干支、天剋地冲は運の現れ方が同じなのです

みたいに( 表現は違ったかもですが、内容はそんな感じ )

この超~~重要な一文、何かの話のついでにさらっと、本当にこの一文だけ出て来て

そこ!そこめちゃくちゃ重要だからもっと詳しく!

もっと掘り下げて広げて書いて下さいなー!!

といつも思うのですが、ホントそれだけシュッと掠るように出て来て終わり。

でもその一文を昔見た時、それがズバーン!と私の中にものすごい強さと重さで飛び込んできて

これが命式解読にめちゃくちゃ役に立っています。

だから自分の内側と外の現象のあべこべ感、ちぐはぐ感、良かれと思ってやったのに自分の首を絞めることになるとか

訳の分からないところで尊敬されたり感謝されたり、な・なんで??みたいな流れがイヤというほど分かるのですよね。

とにかく捻じれる。

私の場合100%異常干支命式なので、言ってみれば宿命全中殺の人と現象化スタイルは同じと考えられるからです。

余すところなくちぐはぐ。現象界では1%も思い通りに行かない。

 

それはともかく寺山さんの命式に戻って。

私はこの方、名前はもちろん知っていますが作品は一切存じ上げておらず・・・(恥

でも命式を見る限り、心の中は相当孤独な人だったと思います。

多分表向きには人に好かれるしモテる、だから人に囲まれてワイワイやってる。

優秀さも際立つのだけど、親運があんまりで結構しんどかったかも。

そしてどこまでストイックに自分を追い込んでも、全然満足に辿り着けなかったはずです。

 

ってそれよりもこのかた、庚申( かのえさる )の方なのですよね。

最近何だか庚申づいておりまして。

調べる人調べる人庚申ばっかりだな!みたいなことになっているので

多分もうすぐ庚申の人が鑑定申し込んで来られるのでは?と思っています。

そうそう、そういうわけで最近見た庚申についての記事を書きたかった、その前フリがこの記事なのですが

長くなってしまったので庚申の記事は次回にいたしましょう。

 

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コメント

  1. この記事を以前読み、何度か再読しています。
    今日また再読していて気づいたのですが、この方は年干支・日干支が干合支害ですよね。
    思いと現象のねじれ現象はこの点からも言えそうだなと思いました。
    記事で取り上げている詩のタイトルは生年中殺のように感じられる一方、宿命は生月中殺なのもトリッキーです。

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