算命学では国の大きな流れである命運的なものも見ることができます。
それを思い出して、今大きな問題の渦中にあるイスラエルの命式を出してみようと思ったのです。
出しました。
見ました。
これは。
私は椅子から転げ落ちそうになりましたよ、冗談でも何でもなく。
待てよ
これ滅茶苦茶よく知ってる命式だよ。
これは私の母の命式だ。
イスラエルよ、そうだったのか・・・
多くは語るまい。
ところでなぎこさんが出てらっしゃる動画があったので観ました。
もうね、私はこの方には本当に幸せになって頂きたいのですよ。同じ癸巳のよしみってだけじゃなく。きっとそう思っている人は多いはず。今までの分まで幸せに、と。
でも別の動画で彼女は
幸せが何か分からない
どういう状態でどういう感覚だと幸せなのか本当に分からない
と仰っていました。分かる、その感覚は分かるんだ。
今現在の環境や友人知人関係、全てのものがたとえ問題なく素晴らしく整っていても、動画の中の彼女のような状態の時というのは心が大荒れの台風に翻弄される大海原のようになっているものです。周りから見て何一つ問題なく全てが完璧に揃っていても、です。
それが苦しい。苦しくて堪らない。被虐児として機能不全家族で虐待を生き抜いた人は必ず通る道です。
動画の中で彼女も仰っている。
虐待の張本人である親から離れて生活することで少しは楽になりましたか?と聞かれ
いえ、全然、と。
離れたらあっという間に楽になって人生どんどん楽しく幸せに♪ なんて残念ながらそんな単純な話じゃない。
離れた瞬間から本格的に身も心も自立独立できるまで、そりゃもう血反吐を吐くほど七転八倒します。しかもその期間が長い。
そりゃそうです、だって先祖代々が長い時間をかけて何代にも渡って溜めに溜め込んできた満たされない無念が全力で自分にのしかかってきているのだから。それをスッキリさせるのも時間がかかる。そして時間をかけた方がいい。それが自然の摂理だから。
でも彼女だけでなく同じような苦しみを今生きている人たち、何もないのに心の海が荒れ狂って嵐のようになっている人たちも時間をかければ必ず『凪』になる時が来る。本当に来るのです。
凪になったからそれでオッケ~♪という単純な話ではない。きっとまた何かの瞬間にひょこっと波が荒くなったりする。もう完全にスッキリ回復できたと思ったのに、まだ海底にそんなのが潜んでたか!みたいなのが度々顔を出す。
それでも常時台風で大荒れの、北斎の波みたいな心中ではなくなる。そうなると気を落ち着けて、クリアなスッキリした頭で考えたり学んだり話したりできるようになる。
そしてこれは常時大波状態の時には想像できない境地なのです。
凪の状態は必ず来る。
だから今七転八倒していても諦めず、自暴自棄にならず、出来る限りでいいので自分を大切にしながら生きていて欲しいと思うのです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Mother and Child by Egon Schiele
余談:
ただなぎこさんの命式を見ると、本当に母親を強く強く求める宿命の人なのですよね。なのに離れた方がいいと出ている。こういう矛盾のある命式は、順当に愛を受けていればそれでもいい形で親離れできる。そうじゃないと時間も労力もかかりますよね。辛いよなあ。
コメント
離れたから楽になるわけではないのですよね、、、。本当に。私はもうだめだと思った時にたまたま御縁があり遠方の会社に就職して転職。自活できても年収が上がっても人間関係ボロボロ。なぜ?その根本は親との歪な関係による認知の歪みでした。このかたも、幸せがあっても不幸な方を選んだり自分から関係を壊したり、幸せが怖い、幸せがわからないという気持ちは痛いほどわかります。遠野さん、きつめな美人という印象なのですが溢れる脆さや儚さが年下ながらなんか胸が締め付けられる気持ちになります。
ゆりさんも大変だったのですね。でも遠方の会社のおかげで親御さんと距離を置けたのは良かったですね。
なかなか精神状態が楽になるまで時間がかかりますが、何とか乗り切られますように!