また日本には八百万信仰というものがあります。
万物に命と神が宿るから、全てを大事にしましょう。
モノだけでなく言葉にも神が宿るのだから言葉の使い方にも注意して大事に使いましょう。
その万物に自分は入っていますか?
▶ もちろん!全てを大事にするように、自分にも命も神も宿っているのだから誠心誠意大事にするのは当然ですよ。
と普通に答えられた貴方。あなたは素晴らしい教育を受けてこられた幸せ者です。よかった。それが普通だと思っているかも知れませんが、そんな大事なことを教えられてこなかった人は沢山いるのです。宝くじに当選するよりラッキーなことですよ。
▶ そういえば自分のことは忘れてたな・・・
▶ 自分をその対象に含めちゃっていいの?それ厚かましくないの?
と思った貴方。今からでも “ 大切にすべき対象 ” に自分を加えるのです。万物に神が宿るのであれば自分にだって神は宿っている。そもそも命があるということがその証。他は大事にしなくちゃいけないけれど自分のことはまあ後回しにしたり、粗末に扱ったり、犠牲にしたりしてもいいなんてことあるはずがない。
そして
ご先祖を敬いましょう、ご先祖に感謝しましょう。
もちろんそれはいい。でも神様ご先祖を敬い感謝するのと同じくらい自分にも敬意を払って感謝していますか?今こうして生きているのは当然ご先祖や周りの人やあれやこれや・・・のおかげというのはあるでしょう。でも自分でもできる限りのことをして頑張ってきたのでしょう?そこをよく理解して、意識して、自らを労い、敬意を持って感謝すべきなのだよね。
自分を大切にというとよく休むとか、適度にスポーツとか、ちゃんとバランスよく食べてとか、そういう物理的なことばかりが取り沙汰される。それも大事だけれどもっと気持ちの部分、精神の部分、自分に向かう姿勢の部分を意識するのも大事ではないかな。
そこがどーんと抜けてるなと、ふと気づいたのです。多分私だけじゃない。〇〇の国の人は~とかそういう限定的な話でもない。全世界的に人々がイガイガしていたり環境もここまで荒んでしまっているのは、“ 自分を敬い大事にすることを忘れている病 ” が蔓延してるから。
毎日神棚やお仏壇にお参りする習慣がある人は、その対象に自分も加えるといいなと思った次第です。
外ばかり大事にして自分を疎かにすると、それだけで全ての根本のバランスが崩れますのでね。
Woman in Prayer by Henri de Toulouse-Lautrec
本日もお読みいただきありがとうございました。
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