闇落ちするか否かの分岐点はなんだ?
とずっと考えています。答えはまだ出ていない。
最近 娘を呪うブログ を偶然に見つけましてね。
つい最近自分でこんなことを書いていながら
うっかり読んでしまいまして。
やっぱり解毒がほぼ完了してるからこういうの読んでも平気だな~
とか余裕でいたのに、時間差でその毒にやられたようでへばっていました。
私は娘が大嫌いだ。憎くて堪らない。
あいつはモテないくせに最近彼氏ができたからっていい気になりやがって・・・綺麗でも可愛くもないのに一丁前に化粧なんかして着飾ってみっともないったらありゃしない。これから私を差し置いて自分だけ彼氏とクリスマスに冬の旅行、新年、週末はデートとキラキラした幸せな時間を過ごすつもりか!?調子に乗りやがって腹立たしいったら!絶対に許せない!人生はそんな甘いもんじゃない、常識がないからそんなことすら分からないんだ。私はあいつにあれもこれもしてやったのに、連絡の一つも寄越さずLineも時間を空けてスタンプ1つ返してくるだけ。親を何だと思ってるんだ。云々延々・・
みたいなのが最初はオブラートに包んで書かれているのが、日を追うごとに本音丸出しで憎悪剥き出しの止まらない状態になって行くブログでした。娘の幸運の芽は一つ残らず目敏く見つけて、片っ端から叩き潰してやる!という決意表明のような。自分で自分は毒親かもと自覚はしつつも、娘に対する執着を自分で全くコントロール出来なくなってる様子。
そのお嬢さんは既に数回家から出て一人独立暮らしを始めたのに、その母親があの手この手を使って力づくで実家に引きずり戻したらしい。それが誇らしげに描かれていました。
もういい年の大人が、そりゃあそんなもの耐えられないでしょう。また一人暮らしをスタートし始めたようなのですがそれがまた彼女には気に入らない。一挙手一投足まで見逃さず娘の全てを自分の都合の良いようにコントロールしてやる!私は親なんだからそれをする権利があるし娘はそれに従うのが筋というものだ!!一体親を何だと思ってるんだ!?というものすごい執念と怨念に満ちていました。
いるんですよ、本当にこういう母親って。実は表に出てこないだけで結構存在していると思う。こういうタイプは外では常識的な善人を完璧に演じます。DV男が外面は最高に良いのと同じですね。この方はそれでも旦那さんが結構奥さん思いで、仕事もあり、友人もいて趣味もあるらしく、まだ自分の『 気=エネルギー 』が散って行く先が複数あったので、娘さんその点は助かったね・・・と思いましたよ。それらのどれ一つもなく『 娘のみに全力一点集中攻撃型 』のうちの母(注:壮年期 調舒星+天将星)よりは全然マシだからです。
最近親ガチャうんたらという話題があるじゃないですか?あれチラ見してみても
おぉおぉ、猿の惑星でキャッキャウフフ♪と楽しそうな雪合戦
平和で幸せなことは何よりですなあ~^^
と微笑ましく思うくらいです。
ってここまで書いて『 猿 雪合戦 』で検索したら画像があった(笑)猿って本当に雪合戦するのですね。可愛いなあ。
人間の似非猿の惑星マウンティング雪合戦は可愛くないけど
本格派毒親の元で育った人たちは、今流行りの親ガチャの話とは全く次元の異なる地獄のどん底で息も絶え絶えに辛うじて生き延びています。親がお金があるかないか~とか誰もそんなレベルの話はしていない。お金が問題だったとしても、それは問題の要では決してない、ただの枝葉末節。
子供本人は0.1㎜も望んでいないことにお金を山ほどかけて、思いっ切り恩を着せてコントロールしてくる毒親もいます。たとえば親の夢の実現&虚栄心のために子供の頃から死ぬほど楽器の練習をさせられ、少し間違えば罵倒され叩かれ、出来ないなら家を出て行けと繰り返し言われ、特に好きでもないのに音大に入れられ、留学まで勝手に決められ・・・本当は他にやりたいことがあったのに、親の敷いたレールから逃れられない状態で地獄の人生を送るような人だっている。精神を病み体を壊しながら。傍から見れば留学までさせてもらって!そんなにお金かけてもらえるほど愛されてるのになぁーにが毒親なの、贅沢な。甘えるな。親御さんに感謝しなさい!という風に見えるわけです。本質が見えない人たちには。
まあしかし、猿の惑星主催キラキラ雪合戦で楽し気に『 俺様アテクシだってこーんな辛い状況でもこーんなに偉くなったんだぞう、どうだすごいだろう。出来ない奴は甘え!(ドヤァ! 』なマウントを取りたいお猿さんたちはともかく。
本気の眼差し(笑)
毒親・毒人間は突然変異で急に登場するものではなく、必ずその背景に毒環境=機能不全家族の中で育ってきたという事情があります。でもそういう生い立ちでも、だからこそ自分はそうなるまいと何とか死ぬ思いで解毒をしつつ生き延び、毒親にならず周りに毒を振り撒かない人として生きる人もいる。
( これが算命学で言う『 家系の流れを変える 』の一番大きいところだと私は思っています。肝心要の部分です、確信。)
自分が苦しい思いをしてきたはずなのに、いつの間にかミイラ取りがミイラに、それも輪をかけて大きなミイラになってしまう場合と、そのミイラ拡大再生産の流れから脱出できる場合と、その分岐点は何だろう?闇落ちする人としない人のその境目は?とよく考えるのです。
長くなったので続きはこちら。
Blind Man, 1880 by Konstantin Makovsky
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