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フランスの本気を見た(2)イリヤ・レーピン展

 

こちらからの続き:

フランスの本気を見た(1)Petit Palais / ペティ・パレ
見たんですよ、フランスの本気を。 行って参りました、今回のパリ行きの大本命 イリヤ・レーピン展。 街のあちこちにもこの Petit Palais(ペティ・パレ)のレーピン展のポスターが貼られていま...

 

(今回の記事は画像が多いです)

 

というわけで建物に感動しすっかり満足してしまいましたが、本命のレーピン展に入って行きましょう。

入ってすぐのところでレーピン先生のブロマイドが訪問客を迎えてくれます。

 

これはレーピン先生の生涯の流れ。こういうの読むの好きなのですが、今回は子供がいたので全然落ち着いて読めず勿体なかったなぁ。

 

当時のロシア帝国。

 

ところで私はレーピンの作品が好きすぎて以前モスクワのトレチャコフ美術館まで行っているのですが

 

モスクワ 2019年イリヤ・レーピン展(新トレチャコフ美術館)その1
私の行ってきたトレチャコフ美術館におけるレーピン展とモスクワ旅行記です。 算命学も出て来ます  私がめちゃくちゃ大好きなイリヤ・レーピンはロシアを代表する画家の一人なので、もちろん世界各地でレーピン展が開催されます。 ...

 

その時は写真撮影禁止だったのですよね。なので泣く泣く( わざわざ一眼レフ持って行ったのに )写真を諦めたので、館内の様子はブログで視覚的にお伝え出来ませんでした。でも!今回は大丈夫だったのですよ♪なので思う存分写真を撮ってきたのです。

 

トレチャコフ美術館自体は日本の市民会館みたいな様子で、レーピンの絵画の展示方法もごく普通。というか素朴な感じでそれはそれでとても良かったのです。

が!

ともにモスクワでレーピンを見た私たち夫婦は息をのみましたね。ペティ・パレでは絵の魅せ方が全く違った。これはすごい・・・。ここにフランスの芸術に対する歴史と思い入れ、美に関するプライドの最高峰に触れることができました。

 

というわけで、テーマ別に部屋ごとに分けて展示されていたので、1枚1枚の絵よりも展示の様子を載せて行きたいと思います。何がすごいって部屋ごとに内装が違ったこと。壁の色はもちろん、部屋によっては床まで絵に合わせて統一感をはかってましたからね。

 

左は当時まだ14歳だったレーピンの未来の妻。右はレーピンの弟で音楽家。

 

真ん中に見えるのはレーピン自画像。右がウクライナの女性。左は貧しい漁師の娘だったかな?

 

( 世界最高峰の絵が周りにあるというのに、iPadに夢中な罰当たりな息子たち。)

 

この部屋の作品は好きなのが沢山あった。左手に見える黒人女性の肖像画も、祈るユダヤの老人も素晴らしいのだけど、右にある大きな作品『 Sadko 』はホント大好き。

 

この『 Sadko 』は聖書をベースにしたロシアのおとぎ話のようで、右の男性Sadkoさんが湖の神様に不義理をして「 おまえ、ちょっとこっち来い 」と言われてしまう。そして水に入ってみたところ、300人の美女の中から一人選んで結婚することになり、ちょうどそのシーンを描いたものなのです。一人一人の表情とか、水中感とか、周りの魚や植物、小物の感じとかいちいち最高。このポスター欲しい、原寸大で。めちゃくちゃ良い。

 

右は度々モデルになるレーピンの妻。

 

これもレーピン自画像。

 

ロシア帝国議会の皆様。右はちょい悪オヤジ・・どころか腹の中真っ黒だろ?というのが見て取れる表情の、悪巧みをする爺さんたち。

 

これはレーピンの代表作でもある、馬鹿にした言葉を連ねた手紙を敵に書いて盛り上がるコサックたち。

 

そしてここ。この部屋ですよ。一番奥の女性、彼女は強烈な個性があってものすごい美人で、匿名で文を書いたり編集者をしたりもしていた社会活動家だった人。その等身大の絵に合わせたカーペットですよね。実はこの部屋の写真をインスタグラムで見て『 こ、これは是非観に行かなければ!この部屋を体験しなければ!』とパリ行きを決意したお部屋です。

 

 

 

写真ではイマイチ分かりにくいかと思うのですが、どの部屋も空間がね。空間の隅々の、毛細血管の一番端っこまでぴっちり美意識が丁寧に行き渡っているとしか言いようのない、美に対するプライドと意気込みがストレートに伝わって来るような場で、最高に気分が良かったのです。もう私好みど真ん中。他の全てが吹っ飛ぶ的中の満足度。これで入場料13ユーロはおかしい( いえ、大変ありがとうございます )

 

 

右は文筆家のトルストイ先生。レーピンはトルストイと一時期すごく親しくしていたのですよね。なのでトルストイがモデルになった作品が沢山あります。

 

レーピン82歳以降の晩年の作品。コサックのGopakというカオスなダンスシーンを描いたもの。色の輝きが眩しいほどでした。そういえばレーピンの作品は暗いのに眩いものが多い。何故か絵が発光してるのですよね。あれすごく不思議。

 

そんなわけで大満足のレーピン作品鑑賞だったのですが、もう少しだけ続きます。だってペティ・パレの建物があまりにも素晴らしいんだもの・・・

 

応援ありがとうございます♪  

 

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