この世界の殆どの人は物質主義で、基本五感でキャッチ出来るものしか信じません。目に見えない世界、無形の世界、第六感でしかキャッチできないあの世系の世界は無きものとして相手にしない。
そんなもの有り得ない、胡散臭い、信じられない。
その結果お金、社会での地位、知名度、友人知人の数、名誉、何をどれだけ手に入れたか、勝ち負け、人間の上下・・・
みたいなところに終始する。それらが何より大事。それらに強くこだわる。
これ全然悪くないのですよ。悪くない。
とっても良く分かる、それが何故なのか。
皆あの世からこちらの世界に生まれてきて、ある程度の期間をこちらで過ごした後は必ずそちらに帰っていく。
誰でもベースはあっちの世界なのです。こっちの世界は仮の滞在場所。
じゃあ何故殆どの人が物質主義に傾き、そこにばかり意識を向けてそれ中心で生きるのかというとこういう感じです。
日本在住日本人がたまに外国に遊びに行く。
せっかく来たんだしまた次いつ来れるか分からないから、どうせなら今いるタイの料理を朝昼晩堪能して、タイでしか出来ない島めぐりとか、象に乗って森を散歩とか、シュノーケリングとかしまくろ!
日本食?そんなん日本に帰って食べたらええやん。日本のドラマ?そんなん日本に帰ってから観たらええねん。
日本の友人知人?それより現地の人とナマで話しできるの今しかないねんし、やっぱこっちの人と交流ちゃう?
これと同じ。
- 他人との交流には言葉を使わないといけない
- 生きていくには働いてお金を稼いで身体をキープしないといけない
- そのお金があればあるほどこの世的な物質世界を堪能できる
- 自分と全く違う価値観、メンタリティー、世界に住む人と接点を持てる
- 人と自分を比べてどちらが上か下か、勝ちか負けか決めるゲームがある
- 本音と建て前を使い分ける。
このあたり全部、こっちの世界でなければできないこと なのです。この世限定アトラクション。
そのアトラクションに
せっかくこっちに来たんだから元の世界のことは忘れて、出来るだけ今ここでしかできないことを堪能し切ってあっちの世界に帰ろう♪
という人が多いのは、当然と言えば当然ですよね。何もおかしくないし不思議ではない。
だって あっちの世界 では
交流も何も、あなたは私で私はあなた、もっというと私は世界で世界が私、なので言葉なんて要らない
それぞれの存在や世界はそもそも比較できるような性質ではないですよ
お金?何それ美味しいの?自分=世界なので、自分の思ったこと=即自分のいる世界
思い → 即実現 ですけど?
自分と異なる世界観、価値観の人と接するなんてありませんけど?
みたいな感じだからです。
( 話について来れなくても大丈夫、それが普通です・笑 )
物質主義で社会的名誉名声お金万歳!!の人はそういうわけでこの世の多数派であり、殆どの人はやはりそこに馴染むような命式を持って生まれてきています。
そういう人には、正直算命学みたいなものは必要ないよ。なくても全然生きていける。(もちろん使ってもいい)
だって社会の決める基準や一般常識に染まっていたとしても、それと自分の命式が大きくは乖離しないから。
宿命がとか、この世で何をやりたかったのか、どんな役目を負って生まれて来たのかとか、あまり難しく考えなくとも宿命と環境が比較的一致しやすい。その他大勢の流れに乗ることで、言い換えれば長いものに巻かれることで上手く宿命を消化出来たりする。だから生きていて、苦しくない。
いや、苦しみももちろんあるけれど、程度がね。
じゃあ逆に あの世引きずったままこっちに生まれてきた人 は何なのよ?となりますが、この世もやはり陰陽のバランスで成り立っています。でもいつも陰陽が半々なわけではない。完全にどちらか一方だけ100%になる時もない。
長い目で見た時にバランスが取れればそれでいい。
そしてこの世界というのも常に揺れ動いているもので、時期によって物質主義に大きく傾いたり、その反動で次の時代は精神主義(?)に傾いて行ったりしているわけです。
これは三男が私に書いてくれた陰陽の図。周りの文字らしきものは、私の本から写し書きしたらしい(笑
なので あの世系の人 というのは
どういうわけかタイに遊びに来たけど、やっぱり日本食が恋しいし
日本に居た時の友人知人と連絡取ったりするし
日本に居た時の感覚や価値観、世界観をがっつり引き摺ってきている
そしてタイという異国の地で日本文化や日本の食べ物を紹介して、広めていく役割があったりする
そんな感じの存在だと思うのです。
でもどうしてもその他大勢には馴染み切れない部分があって少数派に属するので、生き辛い部分がある。
その時に
日本の文化を捨てなくとも、現地人のフリをせずとも
日本の良いところをその社会の役に立てるよう紹介すればいいですよ
みたいなざっくりした答えを解析して出すのが算命学かな、と。
何となくそんなことを最近ぼんやり思ったりしていました。
( もちろんどなたにでも有用で助けになりますよ、算命学 )
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