本日の 天報星 は、精神の在り方がお母さんのお腹の中にいる胎児の状態 という星です。
これは昔のマタニティーマークらしいよ
お母さんのお腹の中というと
この世にまだ生まれ出ていない
だからといってあの世に属するかというと死んでいるわけではないのでそうでもない
という実に不思議な立ち位置ですよね。
これってまさに 一極二元論の 極 の位置にある極点そのものなのです。
上の図は時計回りに進んでいくわけですが、天報星はちょうどあの世から来てこの世に生まれ出ようとする時。
これは私のイメージで言うとこんな感じなのです。
上の図の人たちが胎児であり、ここがお母さんのお腹の中だと思って下さい。
この頂点の位置はあの世にもこの世にも属していないと言えるし、あの世にもこの世にも属しているとも言える。
そしてだからこそ 両方を一望することができる わけです。
今まで居たあの世の果てであり
これから進んでいくこの世のスタートでもある。
それは 終結と出発 であり、そこから天報星の 相反する2つの性質、2面性 といったものが出て来ます。
それは現実の世界では 喜びと悲しみや、破壊と創造 などの形を取って現れますが、陰と陽の極点そのもの ですね。
更に両面を見渡せる立ち位置から、2つの異なる世界の懸け橋となり得る器を持って生まれる者とも言うことができます。
ただしこれは この世で相当な精神的鍛練を積み重ねてこそ初めて2つ(もしくは複数)の世界に精通し、橋渡し役ができるようになる のであって
天報星を持って生まれたからといって茫洋と生きていても中間の立ち位置で活躍できるか?というと、ズバリ無理です。
精神的鍛練のないまま年を重ねた天報星は、単に
右に行こうかな?左に行こうかな?
とチョロチョロするのみ。
落ち着かない筋の通らない人生になります。
精神の向上とともに一極の二面性を発揮し、精神の低下は多極多面性を露呈させる。
ただしそもそもが上記のような立ち位置であるため、一貫した生き方ができる場合でも、細かい破壊と創造の繰り返しを伴う進み方をします。
これが外から見ると 変転変化の多い人 といった風に見えるわけです。
さて十大主星との組み合わせを見てみましょう。
( 以下は 天報星とその発生源である十二支から直接出て来る十大主星の組み合わせ です。)
上記のように天報星は基本、玉堂星、司禄星、牽牛星との組み合わせしかありません。
というわけで有り得ない組み合わせは
貫索星+天報星
石門星+天報星
鳳閣星+天報星
調舒星+天報星
禄存星+天報星
車騎星+天報星
となります。
余談:
上の十二運勢時計図を見ると分かるのですが、天報星の反対の極は天将星。
天将星はこの世のピーク時を表します。
反対の極が生と死の境目に近い天極星ではないというのはちょっと面白いな、と思うのです。
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