本日は鑑定がなく、朝から大型家具店に行って参りました。
が!
気に入ったものなし&購入なしとほぼ車で行って帰って来ただけ。
なのにへっとへと!
疲れて何もできんわい。
これぞ11月。私がヨレヨレになる1か月。
私は一応天将星持ちなのですが、天将星を持っているからといって皆が皆同じようにエネルギー強いわけではありません。例えば私のように天将星の部分が二重に冲動だったりすると、破法で分裂していない壮年期がっちり天将星!みたいな人とは比ぶるべくもなくほにゃほにゃに弱いのです。
で、書きたかったことを思い出した。
私が実家の機能不全家族っぷりを時々こちらに書いておりますので、同じくかなりハードな生い立ちの方々が多く鑑定にいらしてくださいます。
そしてそういう方々、一様に
体調がお悪い。
当然ですよ。
あのですね、石炭の採掘場ってご覧になったことありますか?
こういうとんでもなく巨大なマシンでゴリゴリ掘っていくのですが
現場を近くで見るとものすっごーーーーーーーーーーく巨大な穴があけられています。
隕石が降ってできたクレーターもビックリな広大さよ。
ベルギーやフランスに高速に乗って車で行く途中に、こういう現場を時々見かけます。
見るたびに痛々しいなとよく思うのです。元は美しい大地であったろうに、力任せに削って削って深い穴を掘られて。
先日マリアナ海溝の話をしましたが
機能不全育ちさんは本来皆と同じように平地状態で生まれてきたのに、日々懇切丁寧に身近な人間からガリガリ傷をつけられて、掘って掘って奪い取られ続けて大人になる。
言ってみれば自分の胸やお腹に石炭掘削場のような巨大な穴を開けられているのと同じ。
大人になったからといってその穴が自然に埋まるかって?
そんなわけないのです。
まずはこちらを害してくる元凶から離れる。
そうすると掘削現場のトゲトゲのマシンがとりあえずはいなくなります。
こやつらはしかし遠隔でも掘削してこようとあの手この手で忍び寄って来る。
なので、こちらは幾度も心折れながら「自分を守る・大事にする」という試練 に挑み続けることになります。
何故これが試練なのかというと、誰も自分を大事にすることを教えてくれなかったから。そして誰もちゃんと大事にはしてくれなかったからです。
見当のつかないその方法を手探りで探して行く。
尚且つ『自分を大事に=生意気だ、贅沢だ、お前のくせに』という禁忌を破って前進しなければならないからです。毎秒いちいち罪悪感との闘いです。
敵はこやつらだけではありません。
善のフリをして「血が繋がってるんだから」「生んでくれたんだから」とこちらに “お腹に大きくあけられた既に血まみれな傷口” を更に傷つけてもっと穴を深く大きくすることを平気で要求してくる 常識 というものも存在します。
自分を踏みつけにしてこの常識に流されるのか、はたまた自分をちゃんと大事にする方を選ぶ強さがあるのか?も都度試されます。
既にボロボロなのにね!
ザッザッザッザッ・・・
何十年もこちらに寄生していた掘削機を切り離す。
そこから穴を埋める作業が始まるわけですが、一朝一夕とはもちろんいきません。
地味にスコップを使ってせっせと手作業で埋めていくという気の遠くなるような作業が続きます。
おそらく死ぬまでです。
ここで『元凶から離れられない』という人は、どうにか傷を癒そうとスコップでせっせと穴埋めしながらも、目の前で掘削機がガリゴリあちこち傷つけ穴を拡大していくという、まるで何も進まない状態になりかねません。
穴の開いたバケツに一生懸命水を入れているようなものですね。
なので離れるということが全ての第一歩となるのです。
こう説明すれば、元凶から距離を置くことは何ら間違ったことではない、自分が命を繋いでいくためには必要最低限の措置であるとお分かりいただけるのではないでしょうか。
これは「罪悪感があるので未だ離れられない」という、今なお血まみれで地獄にいる人に向かって書いています。
さて
何十年もせっせとスコップで穴を埋めてきたから、ある程度平地になってきたよ!随分人間らしく元気になってきたぞ~!
という私ですら運気の揺らぐ時、過酷な運気周りの時はしんどい。
これはせっせと埋めてきた穴が、定期イベントである地震によってあちこち地割れが起こって、埋めた分の砂や土がまた随分地中に消えて行ってしもたやん!ということになるからです。
いい加減、せめて生まれた時点での平地状態に戻ってくれよ!
と思いますよね。思うのですよ。
だって普通育ちさんはとっくの昔に平地が山になり、豊かに草花が咲き誇っているのですから。
でも多分・・・こうしてたびたび天に揺さぶりをかけられるのはつまり
あの経験をそう簡単に忘れちゃいけないよ
だからまたここで気を取り直して、気合を入れ直して自分にちゃんと向き合って、自分を大事にするんだよ
のサインだろうと思うのです。
元凶からなかなか離れられずいまだにダバダバ出血中の人。
離れはしたけれどまだ時間が浅く、ようやくスコップを手にし始めたばかりの人。
たくさんいらっしゃいます。
皆様体調がお悪いです。
心身ともにボロボロの人もおられます。
そりゃそうですよ
どれだけの大穴があいているとお思いで!?
そういう人は何も出来なくてもいいのです。
生きているだけで偉い
本当にそう思います。
だってクレーターみたいな穴を幼い頃から身近な人間に、毎日毎日懇切丁寧に削られ削られ・・・。
それでボロボロでなければそれはロボットか何かではないですか。
しょっちゅう気持ちが落ちる。
やたら体調を崩す。
しんどすぎて何も出来ない。
ただひたすら横たわっているだけ。
それでいいのです。
今生きているだけで偉い。
石炭の採掘場みたいな大穴を開けられたのに●ななかったのはすごいこと。
本当よ、これ。
動けない時はひたすらだらだらする。
それを自分に許可する。何なら絶賛推奨する。
だらだらできるだけで偉い。
必ず調子が戻る時は来ます。
必ず少しずつ上昇していくものなのです。
急がなくていい。
息をしてるだけであなたはOK。
本日もお読みいただきありがとうございました。
君も息してるだけで偉いぞ(笑)
コメント
心の深い深い場所にとても突き刺さる内容です。
この部分を理解できる人間は、この時代の日本では世間一般的には少数派でしょうか。
普段の生活では大勢の普通育ちさん達と肩を並べて、涼しい顔をしているけど、
ほんとうは、何度も何度も切削機でガリガリ穴ぼこをあけられまくっている自分は、強くなるどころか些細なことでまたもやダメージをくらう…息の仕方も忘れる…
を繰り返し…
でも、、生きてる。
佳代さんが代弁して文字におこして、表現してくれることで初めて、対人間との「共感」が生まれます。
そして自分を肯定してもらっている、ガリガリされすぎてただれた傷跡だらけのからだに、ふんわりとお布団を優しくかけてくれるような文章に癒され、助けられております。
まだまだこの辺への社会の理解は始まってもいない?という感じですよね。
少しずつでも救われる子たちが、そして救われる毒親からのサバイバーが増えることを願います。
そのためにも儒教の呪いをどうにかしなければ・・・(笑)
まずは物理的に離れることは大事だと経験者として思います。攻撃対象から離れることは、新しい傷をつけられずにすむからです。実家から騙し討ちのように出てから、いかに自分の親がおかしいか分かりました。帰る実家がないというのは、頼れる親族や兄弟がいないということです。だからこそ自分で自分を大切にしなければと思うのです。
物理的に離れても国内だとしつこくしつこく追いかけて来る・・・という問題があったりしますが、それでも近距離で毒を浴び続けるよりは全然救いがありますね。
ただ今ボロボロで自立なんてできない、という人の気持ちや状況も分かるので、簡単に言うつもりもないのですけれどね。
騙し討ちのように出てくる、とてもとてもよく分かります。それ以外方法がありません。
いつもブログ拝読いたしております。以前もコメントさせていただきました加藤です。私にとってとてもタイムリーな記事だったのでコメントさせていただきました。
月天中殺の今、改めて機能不全家族(そもそも家族ですらない)で育ったら、死ぬまで楽になる事はない、他の人みたいに普通に生きる事はできないのかなぁとしみじみと感じていました。
もしかしたら死んでも楽にならないんじゃ•••と怖くなったり。
少しでも自分でできる事をと今年から高尾宗家の教科書で算命学の勉強を始めました。算命学を知り算命学を通して佳代様に出会えた事をありがたく思っております!長文失礼しました。
こんにちは。お互い大変ですね(笑)
>死ぬまで楽になる事はない
ということはないのですよ、必ず楽にはなります。ちゃんと元凶から離れられればですが。
ただ定期的に揺さぶられるぞ~運気に~という意味では、完全にそこから逃れることはないでしょうし、それでいいのだろうなとも思います。