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見える世界の違い。ドブさらいは続くよどこまでも。

 

冒頭からぐいぐい引き込まれるような素敵な文を書く人の記事を読みましてね。

体当たりで様々なことに挑戦し、迷い悩みつつも今の自分があるといったこれまでの流れのお話で。

素敵な生き方をなさっている方もおられるのだなあ

と読み進めていたのですが、その中で。

 

田舎から出てきて0から一人で頑張って勝利を手にした

(都会のナントカという地区のナントカという会社で正社員になれたとかそんな感じだった)

 

というところで軽く驚いてしまったのです。

その人の長~い、されど小気味よく展開する文章の中(多分調舒星持ちさんだな)に家族のことは掠るほどしか出てこない。

  • 田舎の〇〇の家系で皆〇〇で、自分もそうなると思っていたけれど成績が足りず成れなかったこと
  • その田舎の進学校(私立)に行ってはいたこと
  • いつも憧れで眺めていた百貨店の△△という商品を、それに気付いた両親が『買ってあげようか?』と言ってくれたこと

くらい。

 

ここまでで私が何にびっくりしたか分かった人、あなたも私と似たようなお育ちでしょう。

 

  • まず〇〇といういわゆる立派な家系で皆当然のごとく〇〇になっているのに、自分はそれを特に強制されない&それができなくともゴミみたいな非人間扱いをされないこと
  • ちゃんと学力に合った私立の学校に行かせてもらっていること
  • そもそもこちらから言わなくとも、表情だけでこちらの思いを汲んで『◇◇してあげようか?』と親に提案されること
  • 田舎から出てきて私立の大学に行かせてもらい、その間生活費まで出してもらっていること

 

それらを全部すっ飛ばして

 

私はゼロから一人でここまで頑張って成功を掴んだ

 

と素で思っているその意識層。

 

Seeing off a recruit, Ilya Repin

 

いいんだよ、その方が絶対にいい。その方が幸せだ。

私も親として子供が

これくらいは普通でしょ?点数に換算するほどのもんでもないけど?

と思えるレベルをガンガン上げて行きたいと思っているし、上げるべきだとも思っている。

 

私が反応するのは見える世界の違い

 

こちらからいくら自分の考えや感情を訴えても『価値なし』と即叩き潰され、そもそもそんなことを言うそのお前の気力が迷惑とばかりに人格を徹底的に攻撃し、こちらの意図を察するのはこちらの希望を先回りして粉砕する時だけ。

そんな世界が当たり前に育った人間には

親がこちらの思いを言葉にせずとも表情から汲み取って、更に願望を叶えてあげようと現実的な提案をしてくれる

その事実をナチュラルにゼロ扱いしてしまえる環境がこの世に存在する、その自分との違いにはいつまでたっても新鮮な驚きを覚えずにはいられないのです。

 

そ、それ全部ゼロ扱いなん?

ゼロってあのゼロ??

いやいやゼロってあんた!!

みたいな(笑)

 

生まれによって同じことを経験しても見えてくる世界が全く異なる。

生まれた時を海抜ゼロ地点として、成長過程で気力体力を搾取され続けた結果、社会に出る段階でマリアナ海溝・チャレンジャー海溝くらい現在地が下降してしまう。とんでもないハンディキャップを負わされて社会生活をスタートしなければならない機能不全家族育ち。心身ともにズタボロ状態で、まずは普通に呼吸できるゼロ地点を目指して浮上するところからのスタートを強いられる搾取子たち。

 

 

マリアナ海溝関係記事集はこちら(今までも何回かこんな話書いたな~と思って検索したらいっぱい出てきた)

“マリアナ” の検索結果 | 算命学を使った人生戦略作戦会議
自分として生まれた以上、自分であること以外にすることなんて何もないのよ

 

上の記事の人が良い悪いの話ではありません。

もうドブさらいに関してはこの道何十年、自称匠の域に達している(笑)私でも運気の大きく揺らぐ、繊細にならざるを得ない時期には、こんな何気ない文章にも心が引っ掛かる。ええっ?となる。

これはドイツ、フライブルクの街中のドブ掃除。ドブといえどこの街のドブは『水、飲めるんちゃう?』くらいめちゃくちゃ綺麗なのです。最初見た時は衝撃的でした。すぐ近くのアルプス山脈から常時豊かに流れて来る水で水源も近いですしね。

 

それはつまり、私のドブさらいはやはりまだ100%完全には済んでいないということ。

そりゃそうだ。

『うちの家系はフライブルクのドブくらい清流ですの、オホホ♪』とばかりに、先祖代々見て見ぬフリをして溜めに溜め込んだ、ガッチガチに山のように堆積した汚物の壁。心の毒。精神の毒。魂の毒。

何世代分もの毒を私が1代で全部掃除しようというのだから、そりゃあ時間はかかる。

できた!と思ってもやっぱりまだこびりついたのがあったわ・・・という気付きの繰り返し。

それでもいい。

死ぬまでにできるだけ綺麗に出来ればそれでいい。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

Laundresses on the Banks of the Touques 1887, Eugene Boudin

 

はい、算命学の記事書けよってね。

はい、その通りでございますな。

でも今目に見えない部分で色々と敏感になる1か月でございまして、そういう時にはやはり出てくるのですよ。日頃見えているつもりなのに見えていなかった部分が。心の奥底に沈む “ドブ家系のまだしつこく残っていたヘドロ” が浮上してくる。

なので自分の庭(つまりここ)でせっせとドブさらいの続きをやるのです。

絶対!途中で終わらせへんで~!

最後まできっちり綺麗にやり切ってから死んだるからな~!

と心の中で燃え上がりながら。

 

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コメント

  1. 0、いやマイナスからのスタートよく分かります。側からみたら、何不自由ないとか思われてもそこに辿りつくために血の滲むような努力をしたということが。その目標に辿り着くために、能力を磨く努力をしたのではなく、毒親の攻撃から身を守り正気を保つ血の滲むような努力をしたのです。周りからみたら、➕の努力ですが、こちらからみるとマイナスを0にできたかな?ぐらいです。成果を貶したり我が物顔する親のせいなのですが。

  2. 初めまして。
    私も亥と巳の二重冲動を持っておりまして、生きづらさを感じながら過ごしております。
    佳代様の前向きで楽しさもあるブログに癒されています✨
    いつしか鑑定していただきたいと思いつつこれからもブログの更新を楽しみにしています

    • おお~お仲間ですねぇ!素敵なコメントをありがとうございます。
      ちなみに亥と巳の二重冲動であれば、先に精神面で変化が起きてそれから現実事象世界に変化が起こるという順に人生が変わっていきますよ♪

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