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アラン・ドロン氏とその家系、そして非嫡出子・非認知子のアリさん

 

ドロ~ン!!(略すな略すな!)

フランス名優アラン・ドロンさん死去 家族破局の悲劇的結末 - BBCニュース
フランス映画黄金期のスター俳優アラン・ドロンさんが、88歳で亡くなった。子供たちの確執が世間の目の前で繰り広げられる晩年だった。子供3人は家族としての思い出と父親の愛情の片りんを求めて、互いに争っていた。BBCのスコフィールド・パリ特派員が...

 

アラン・ドロンさんがお亡くなりになりましたね。

私は特にファンではございませんが、貴重な三柱異常干支仲間が一人減ってしまったのでね・・・

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

ドロンさんといえば私には『アラン・ドロンといく船の旅』のイメージしかなく、それについては以前に書いていますのでこちらをどうぞ。

三柱異常干支の人をもう2人発見!(1)アラン・ドロンさん
皆様ご存知でしょうか? 1990年代この人が日本で 『 アラン・ドロンと行く船の旅  』 という仕事を日本でなさっていたのを!?

 

で、上のニュースを斜め読みしたのですが、家族関係がドロドロだったのは全く存じ上げませんでした。命式は知っていたので、まあ1回の婚姻で平和的に継続というのはない人なのだろうとは思っていましたが。お金と女性関係は華やかになるけれどその分健康と家庭運は難しいんだろうなあ・・みたいな。まさかそこまで紛糾して泥沼になっているとは。晩年は惨憺たるものだったようです。

 

しかし三柱異常干支、色々と生き辛かったはず。どうしても中庸が無理なので色々と極端になってしまいます。且つ最身弱なので88歳ならば大往生でしょう。

 

 

本当にお疲れ様でございました。

 

こういうのを読み始めると、特にご本人が我が三柱異常干支仲間ともなればその後の血の流れはどうなのか研究したくなるのが算命学士ではないでしょうか。というわけで例にもれずせっせとこんな図を作っちゃったわ。

 

 

家族とか一族を見ようと思うとこういう表を作るのが一番分かりやすい。そしてこういうのを研究し始めると時間を忘れてずーーーーーーーーーーっと見入って考えてしまって寝不足になりますね。

 

で、つい最近私の実家家族はメンバー内で相剋関係の嵐が渦巻いていて・・・というお話をしました。

家族のカラーや命式間の間柄を見るだけでも家族の様子は垣間見える
算命学では家族のカラーが家族全員の十大主星をちょっと見ることで分かったりします。 その方法を用いて私の今現在の家族を見ると代表星が 貫索、車騎、牽牛 なのです。

 

我が実家ほど激しい相剋関係ばかりの家族も珍しいのですが、このドロン家系。見事に天剋地冲ばかりじゃないか!(もちろん他にもありますが目につくのがという意味で)

華やかに見えて業が深いよな・・余程心して、意識して流れを変えていく人がいないと今後も大変でしょう。

 

それはともかく、見づらいですが図の左下のアリという息子さん。

お母さんはドイツ人歌手のニコさん(図、右下)で、ドロン氏とはワンナイトの関係だったのがそこで子供ができてしまった。それがアリさん。

この家系も相剋関係ばっかりで大概やな

などと思いながらメンバーの命式を出して行っていたのですが、アリさんの命式を見た瞬間にうわっと胸が詰まってぽろっと涙が出ましてね。心の叫びがここに現れているような命式なのです。

 

アリさんの若かりし頃、さすがの遺伝子

 

同時に頭にチラッと浮かんだ図が、よくホラー話でありますよね。いわくつきの民家の開かずの間に入ってみたら、内側の壁にはびっしり『助けて助けて助けて』と書かれていたという。あの壁がぱっと出てきたのです。

 

この人はどんな人なんだ?何があったんだろう?

と思ってちょっと検索してみたら一番上にこれが出てきました。

 

金曜日の毒母たちへvol.1―――ニコ、息子を薬漬けにした60年代アイコン
CULTURE SPECIAL

 

ああ、これは。

読むだけで息が詰まりそうな生い立ち。命式を知った後ならなおさら読み進めるのが苦しい人生。

しかも母親と日干支律音、納音、大半会が成り立つ関係。近い。猛烈に母親を必要とする人なのにめちゃくちゃ縁が薄い。縁が薄いから余計に強く必要としてしまう。

 

母親は若い時はその美貌でスター的な活動をしていたものの、少しずつ陰りが見え始めると手っ取り早く男性有名人に取り入って人生何とかしようと考えるタイプの女性であった模様。その結果生活は荒廃し、アリは完全に育児放棄され、母親と近くにいることができる時でさえ酒、性風俗、薬物塗れの夜の世界に小さい頃から引きずり込まれるという地獄っぷり。最初にヘロインの針を彼に刺したのも実の母親であるニコ。

 

ドロンさんはドロンさんで、そんなもん俺の子じゃないわ!と結局最後まで認知せず、その状況を見かねたドロンさんの母親がアリを育てたとか。

 

晩年のアリさん

このご様子の変貌度。どれほど過酷な日々を送られたか、一目瞭然ではないでしょうか。

 

ちなみにアリさんの母親、ニコさん

 

晩年はこう

ドイツにこういう感じの女性、いっぱいいる。

 

ところで生年月日を調べていて

 

ほーん

ほう、ケルンのお生まれなのね

 

クリスタ・ペーフゲンは、ニコの名で知られるシンガーソングライター(wiki)

 

ほーん

ペフゲン?ケルンでペフゲンってことはあのペフゲン?いや、まさかな・・

って調べてみたらまさかのペフゲンだった!

これケルンに住んだことがある人ならすぐピンとくる名前なのですが、ケルンにはケルシュというビールが何種類もありましてね。その中にPäffgen/ペフゲンという有名なビール製造会社があるのです。ケルシュの中では一番飲みやすくて美味しい。

 

 

アリのお母さんのニコさんがそこまで生活が荒れてしまったのも、きっと実家であるペフゲン家に問題があったのでしょう。そこまで生活が荒れて子供も放ったらかしなのに、そして実家は裕福なのにもかかわらず血の繋がった小さなアリに助けの手を差し伸べなかった事実からも、押して測るべしといったところ。

ニコさんは薬物を上限まで摂取した状態で自転車から落ち、頭を強打して死亡。アリさんは2023年にお亡くなりとのこと。本当に、成長期の愛情の欠乏は人生を狂わせますね。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

アラン・ドロン氏を見ているとやはり家族を大事にしない人は晩年惨憺たることになるものだなと。そうなのですよ。

でも生まれと育ちから

家族を大事にと言っても一体どうすればいいか分からない

それにそれどころじゃない、自分の心と体のバランスを取るのに精いっぱいで他には何も考えられない

という人もいます。機能不全家族から生き延びて、今生きてるだけでも偉い!という人だって沢山。

 

どうしていいか分からない幼少期から続く心の苦しさを、お金が入る人はお金に逃げ、異性がやたら寄って来る人は異性に逃げ、人はその場凌ぎで苦しみを手っ取り早く紛らわす方に行きがちだよなあと思います。だってそこに向き合うのは恐ろしいから。皆一番怖いのはそこなのです。でもそこを都合よくパスすることは残念ながらできない。

そしてそのお鉢が回ってくる、というより直撃を喰らうのが子どもたち。

 

ドロンさんにご冥福をお祈りしましたが、アリさんの方こそ是非心安らかに・・と願わずにはいられません。

 

コメント

  1. あ、ロミーはシシーの方ではなく、映画「ルートヴィッヒ」のです。自分は大人になってから観ました。
    ふつーの、平々凡々な人びとに、温かい人や優しい関係が多いかもしれませんね。

  2. ほんとうに度々のお邪魔さまです。ロミー・シュナイダーのエリザベートが好きだったので、ドロンの奴め!と思っていました。思春期の頃、ベルベット・アンダー・グラウンドを聴いてました。
    煌びやかな表舞台の裏側。(皆、切ないですね。)
    ここ数日、この↓熊本嬢さんの投稿に成程なぁ、と考えていたら、この記事を読みました。
    佳代さんやこの方の様に改善の糸口を示唆する人(算命学・霊視・心理学など)、それを読み泥家系から抜け出ようと試みる人の「自助努力」は大事だなぁ とつくづく感じ、コメントしました。

    x.com
    • ロミー・シュナイダーのシシ―をリアルタイムでご覧になったのですね!
      私は彼女の子と全然存じ上げなかったのですが、ヨーロッパでは凄い有名人のようです。そして随分前に彼女の記事を読んで、また彼女の命式を見ながら人生を追っていたのですが彼女も大変だったようですね。
      そして晩年までアランドロンは彼女を支え続けたと読んだ記憶があります。
      当時は偉いな~と思っていましたが、今は『てめぇの支えるべきは他人である女じゃなくて血の繋がった子供だろー!』となってしまいます。

  3. アアランドロンにも、事情があったにせよ、なんか奥さんにも息子にも冷たすぎます。あまりの冷たさというか、そっけなさに疑問すら湧いてきてしまいます。嫌な言い方ですが、自分がまいた種は自分でひろうとか、老後に子育ての結果がわかるという話を思い出します。

    • 彼は父親に捨てられた、自分は要らない子供だったのだという自己無価値観に生涯苛まれた人ですね。
      自分を捨てた父への憎悪を同棲である息子たちについ向けてしまう。娘は異常に可愛がる。
      あれほどのスターである以上、『あなたの子を産みました』系の女性は山ほどいて非常に鬱陶しい思いはしたでしょう。それに対する警戒感はあったはず。
      でもドロン母がアリさんを一目見て自分の孫だと確信し、誰がどう見ても顔がそっくりなのに酷い言葉を投げつけているのですよね(記事には書いていませんが)。
      何て辛い人生だろうかと、アリさんは。

      • アランドロン氏に、父親がわりのような存在がいれば違ったのかもしれません。祖父でも、叔父でも、近所のお兄さんでも。酷な言い方になりますが、自分の深い部分を直視して、自分はいい父親になるという努力をしていれば恋人や子供も自分も幸せになれたでしょう。彼は歴史に残るイケメン俳優であるという陽の部分と、よいとは言えない父親の陰の部分。陽が強い分、陰も強いですね。

        • ホントに。
          アリさんには父のように接してくれる人が1人いたようですが、その時期が短すぎたようです。
          成長期にちゃんと親から愛を貰えている人は、その後の人生毎日宝くじ当たるよりラッキーで幸せですよ。

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