私は年を取るのは全然嫌じゃないのですが、最近顔がどんどん変わってきていて何となくショーウィンドウに映った自分の顔を見て『!!!??』となることが多いです。
思てたんと違う!というか思てるんと違う!誰やこれ?
みたいな。
一応私はこういう感じの可愛らしいお婆さんを目指しているのですが
現実はなかなか難しいわね・・・。
(ってこの人ってどういうキャラだったっけ?悪役だったらどうしよう。)
さて。
カミーユ・クローデルについて調べていました。私はあまり知らず
でも名前は聞いたことあるな(なんか彼女の名前を冠した映画なかったっけ?)・・・
くらいだったのですが。
ロダンが地獄で閻魔様の釘バット棍棒で3億年くらいバッチボコにしばき倒されて根性を根底から叩き直されますように!(祈願!)← 突然
否、叩き直されてちょっとマシになったところで
これやぞ。これで十分や。けっ!
はい、ご説明致そう。
カミーユ・クローデルはフランスの女性彫刻家。
これは彼女が20歳の時の写真
こんなぶー垂れた顔で写った薄暗い写真でこれ。相当可愛いぞ、この人。
このカミーユさん、彫刻を学ぶべくロダンの弟子になります。
時にカミーユさん19歳、ロダン42歳。立派なジジイです。親子の年齢差です。
それが愛人関係になる。
ロダンは離婚するでもなく妻をキープし続け、カミーユはそんなジジイに約15年もの間いいように食われ続けます。
その間、20代後半にはジジイの子を妊娠するもジジイは生むことを否認、結果中絶せざるを得なくなるなど散々な目に遭いつつも関係を切るに切れず、最終的にはジジイは妻の元に戻りカミーユは捨てられる。
左:ロダン 右:私
その後徐々に精神不安定となり多くの作品を破壊した。
翌年に弟ポールが結婚して外交官として上海へ向かった後は、自分のアトリエに引きこもるようになった。
その後唯一の理解者であった父ルイが亡くなった事で心の支えを完全に失い、統合失調症を発症する。(wiki)
ちなみにこういう風に環境も心身もバタバタと一気に変化する時というのは、まあ大運の切り替わりと相場は決まっています。この方も例に漏れず。更に『精神病むとしたらこの時期だろうなあ、それも一気に症状進むなあ』という運気周りでした。
(その後日干支天剋地冲の年で且つ次の接運の時)弟ポールによってパリ郊外にある精神病院に強制入院させられた。その後大戦の影響で南仏の精神病院に転院し、以降生涯をそこで過ごした。
母ルイーズはカミーユを嫌い娘の芸術にも理解を示さず、彼女もまた母を憎んだため2人の間には生涯確執が消えることはなかった。そのためルイーズが病院へ見舞いに行くことは1929年に死去するまで一度もなく、妹ルイーズも1度行っただけで、定期的に見舞ったのはポールだけであった。しかし彼も姉を退院させることは決して許可せず、見舞いも数年に一度となった。(wiki)
あああああああああああああああこれやあああああああああああ!!
これ!これやで。これやぞ。
これ!
や!
ねん!
ほら!
ってなりましたよ、これ見た時。
ローズマリー・ケネディを彷彿とさせる逸話じゃないですか。
もうね、こんな風に外の世界で自分を粗末に扱いにっちもさっちも行かずドン詰まりになる人って、必ずその家族の中で、そして家系の中で愛の流れがおかしなことになっとんねん。生きて行く上での必要最低限の愛が足りへんからこんなことになんねん。見紛うことなき超一級の機能不全家族。オカンのスーパー毒親仕草が炸裂しまくっとるやないかい。
(本音がほとばしり出る時、私は自動的に関西弁に戻ります。)
美人だから、若いから、才能が運たら~命式がどうたら~ではない!断じてない!そんなものはグリコのおまけですらない、キャラメルとおまけを包んでるセロファン程度のものでしかない。そこじゃない。
飛んで火にいる夏の虫になるその原因は、愛情の欠乏(しすぎ)と親からの毒の注入。
そしてジジイ。おいコラ、そこのジジイ。
『考える人』なんて彫っとる暇があったらオマイがもっと考えろ。そんなもん悠長に彫っとる場合か。
人として師として導いてやらねばならん立場で親子ほども年の離れた若者の人生を食い潰し、自分だけ甘い汁を吸い続けた罪は重い。重すぎる。こんな彫刻作品程度のもんが免責事由になると思うなよ。ぺっぺっ
で、ですね。
こいつが三柱異常干支なんだわ。
『なんという三柱異常干支のツラ汚し・・・』
これ表面的に見ればロダンが彼女の人生をぶっ壊したように見えるかも知れないが実はそうじゃない。
元凶は親。根っこの原因はそこ。愛情不足過ぎて誰でもいいから愛をくれ!とフラフラ娑婆に出て来た若い彼女を、トンビが油揚げを掻っ攫うようにロダンが上手いところだけ掠め取った形。もしロダンが現れなくとも、別のどうしようもない奴にやはりいいように使われ食われて終わったはず。
そしてロダンがクソなのは人格面で最低ランクなのは言わずもがなだが、それは別に三柱異常干支だから、こんな星を持っているから云々ではない。
『クソに成り下がってでも美味しい思いが出来れば僕ちゃんそれでいいや♪』という方向に進む決断をしたからこそ、そっちの方向で持って生まれた星が生かされることになっただけの話。
入院後は創作することはなく、誰とも口を聞いたり知り合おうともせず一人自分の世界に閉じこもった。
後年は毎朝決まって病院構内の礼拝堂に向かい祈った。またロダンや母への憎悪と周囲の患者を見下すことで、かろうじて精神の安定を保った。
みすぼらしい身なりで痩せこけ精彩を欠いた晩年の姿に面会したポールは愕然としたという。
そして第二次世界大戦中の1943年、家族に看取られることなく亡くなった。78歳没。故郷に帰ることを終生願ったが叶うことはなかった。(wiki)
辛いね。そしてこれよく知ってる。親がまともに向き合ってくれなかった、愛をくれなかったことに対する渾身の恨み辛みが怒りの種になり心に巣食う。それとまともに向き合わない限りはその種はどんどん肥大化して行く。そしてあれにもこれにも怨嗟をぶちまけ世界を見下し呪う。そしてどんどん精神を病んでいく。私の親がまさにこれだ。こうなってしまうともう周りには出来ることは何もない。
こういう男女関係はしばしば『愛憎のもつれ』などといわれるけれど、本当はそこに愛はない。『自分にとって好都合な獲物』としての好意はあってもそれは愛とは何の関係もない。
相手の魂に対するリスペクトのないところに愛なんて存在しない。
真実は『愛のなさすぎ状態』これ一択なんだよ。
カミーユの作品。左は彼女自身、男はロダン、覆い被さる老婆はその妻。
本日もお読みいただきありがとうございました。
コメント
超美人で才能もあったのに残念です。ロダンが芸術家としては優れていても、男としても人としても尊敬できないですね。私の考え過ぎかもしれませんが、カミーユの父は本当に理解者だったんですかねぇ。本当に父に愛されていたら、こんな男性掴みますかねぇ。兄弟揃って、カミーユを臭いものに蓋みたいな扱いをしていたのがムカつきます。原因は母なのに。昔の話ですし、女性の自立も社会的地位も低く、ましてや毒親や自尊心なんて概念はなかったでしょうけど。でもカミーユは美貌の才能ある女性。ロダンでなく、カミーユを一個人として尊重してくれるエージェントや師、または理解のある夫や恋人、友人だれかでもいたらこうならなかった気がして切なくなります。
そうなんですそうなんです!
機能不全家族とは片方が毒親の場合、もう片方はまともなんてことは有り得ないのです。分かりやすく言うと共犯ですよね。
でも子供は藁にも縋る思いで誰かに頼らざるを得ない。なのでまだ毒の薄い方はまともで自分の味方だと何とか思い込もうとする。
本当に父親が娘を思っていれば絶対に彼女はあんな風な身の破滅の仕方をしなかったはず。
女性が自立できない時代も相俟って、知れば知るほど苦しい彼女の人生ですね。
本当に父がカミーユのことを思ってたなら、離婚してカミーユと二人で暮らしますよね。ヒステリック自己愛母と空気のような父という、機能不全家族の典型例かなと。カミーユの美貌と才能は成功の種、毒親から逃れる希望だったと思うんですよね。あたし美人だし才能あるしいい旦那かパトロン見つけて、成功してあのバカな母親見返してやるわ。みたいな性格でもきっとなかったんですよね。私はお節介なので、あなた美人よ才能もある。キラキラしてる。日の当たる場所に行きなよ。パパは金づる、ママと兄弟は無視。パパから金をむしりとり、よい夫やいい友達、信用できるビジネスパートナーを選ぶこと。自分を磨き続け、愛すれば道は開けるよ。と言いたい。こんなお節介な女友達も親戚もきっといなかったんですね。カミーユにとって、周りの人間はみんな敵だったんですね。家族が敵だったから。