前回の続き:
- あの世ではこちらの世界の人間の思いは丸見え
- 死後、後悔や執着が強いと成仏できない
- こちら側の死者に対する思いが成仏を助ける
- 忘れないために、度々思い出すための目印にお墓や仏壇がある
の4番目です。
4、思いを送るのを忘れないために、時々思い出すための目印としてお墓や仏壇がある
さてしかし。
死者が近しい人で、亡くなったのがそう遠くない時期であれば度々思い出すことになりますが、ちょっと関係性が遠いとどうでしょう?曾祖父とか曾々祖母とか、更にその先のご先祖方とか。
だんだん思いを馳せ辛くなりますよね。
そしてそのうち忘れてしまう。
あの世は思い100%の世界といいましたが、あちら側にいてもこちら側の私たちと全く同じように誰かに気にかけて貰えれば嬉しい。あいつイヤな奴だったなーと思われれば悲しい。こちらの思いは直通だからです。
では最も辛いのは?
完全に忘れ去られることですよね。
それでなくとも現世に執着や後悔があって成仏できていない場合、ずっと『 四十九日用一時滞在場所 』みたいなところに居続けてその先の世界に上がれない。けれどもそこから自分の人生に納得して昇天するのに、こちらからの思いや感謝の念が役に立つというのは前回お伝えしました通り。
向こうにとってはこちら側の好意的な思いというのは言ってみれば
栄養のようなもの
幸せな気持ちになれるもの
前に進もうと思えるエネルギーのようなもの
なのです。
ね、現世に生きる私たちと同じでしょう?
なのでお墓や仏壇は究極的にはなくてもいい。
なくても家族親族、友人知人が亡くなった人をしょっちゅう思い出して
そちらの世界で安心して、幸せに過ごせていますように
生前はありがとう、感謝してるよ
今もずっとあなたのことを大切に思っているよ
としょっちゅう思いや念を飛ばしているのであれば、そういう象徴的な『モノ』は要りません。
しかし大抵の人は日常に忙殺されて忘れてしまう。
そんな中でお墓や仏壇といった象徴的なモノが存在すれば、それを目にすることで、またそのお手入れなどをするたびに亡くなった人のことを思い出す。そうやって思い出すきっかけとして絶対にあった方がいいよね、ということなのです。
また遠いご先祖など、お顔もどんな人生を送られたかも知らず思いを馳せにくい。
しかしよく分からなくとも『 ご先祖様方のご冥福を祈ります 』とすることで、そういった遠い存在も全部まとめてこちらの思いを伝えることができるというわけです。
大事なのはこちらの思い。それも本音。
そしてその思いを引き出す契機として存在意義があるのがお墓でありお仏壇。
なのでお墓もお仏壇も別にゴージャスでなくていい。お金がなければ定期的に亡くなった人たちを思い出せるような何かからくりを作っておけばいい話ですし、私のようにめちゃくちゃ遠くに住んでいてお墓参りなんて全然行けないよ・・・という人も、別にその場で祈りを捧げれば十分なのです。だって地球上ので距離は全く無関係で、思いは即座に通じるから。
なので天庫星を持つ人は墓守係などといわれますが、究極的には自ら率先して時々静かにご先祖の冥福を祈るといいですね。天庫星人さんはそういうことに不思議と抵抗がないはずです。そういう役割がありますよと言われると『ああ、なるほど』と思ったりするものです。
そして思いを馳せる場所がお墓や仏壇の前であろうが、遠い離れた場所であろうがどちらでも大丈夫です。そして可能であれば、親族間で自分が音頭を取って法事などするのもとてもいいですね(ただし思いは直通なので気持ちよく集まれるメンバーでというのも結構ポイントです)。
でも最終的にはどこまで行っても大事なのはやはり思いであり気持ちなのです。
Ascension of Christ(キリストの昇天), 1636 by Rembrandt van Rijn
本日もお読みいただきありがとうございました。
コメント
初めまして。ブログいつも楽しく拝見させていただいています!^_^
先日会った友人の2人が天庫星持ちで、そういう役回りなことは2人ともなんとなく感じていたようで、お墓ってどうしたらいいのか、という話が出ました。帰宅してから佳代さんのブログを開いたら、なんともタイムリーなタイトルがアップされていて、すぐにシェアさせていただきました!なんだか佳代さんと通じているようで嬉しかったです。
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