例えば
自分の子供がどんな結婚をするでしょうか?
という問いがあるとします。
そこにはその子の親(=質問者)が若い頃どんな生き方をしてきたかが密接に関わって来る。なので子供の命式云々以前に「 あなたはどんな生き方をしてきたのですか?」が最重要チェック項目になります。なかなか耳の痛い話ですね。
いや違うねん、私(僕)のことやなくて、子供のこと聞きたいねん!
と思ってもそれは逃れられない因果応報。もちろん鑑定の時に無理やり聞き出すようなことはありません。それはその人個人のプライベートなことですのでね。ただ、そこをパスしては大事なことは読めないわけです。
病院で心臓の状態を聞きたい時に
いやいや私は心臓のことだけ知りたいのであって、血液検査の値なんてどうでもいいんですわ
とは言えない。全体は密接に関わり合っているので、総合的に見て行かないと本当のところは分からないよというのと同じです。
算命学の命式の読み方としては子供運を見る場所と、自分が若い頃どんな意識を持って生きていたかはまさに同じ場所。それだけでも両方は密接に関わりがあると知れるのです。
ということはつまり
自分の子供が大人になってどんな生き方をするのか
→ その時期に(老いた)自分とその子はどんな関係になりそうか
と
自分が若い頃どんな生き方をしてきたのか
→ その当時家族や子供に対して自分はどんな信念を持って、何を大事に(いい加減に)生きてきたか
は猛烈に関係がある。
親子関係で言えば
自分の老後における子供との関係とは、自分の若い頃の子育ての影響がモロに出る時期
と言える。直撃も直撃です。
私なりの言葉で言うと 老後は子育ての成績表 となります。自分がしたことは全て自分に返って来る。
人間の運命にはある種の方程式みたいなものがあり
両親がどういう過ごし方をしてきたかを見ることで、子供についての答えが出せるのです。
自分の運を除いて子供の運が独立しているのではなく、親が生きてきた分の税金を払わなければならないし、悪魔の取り分もある
と高尾宗家のお言葉ではすっきりスタイリッシュに表現されるのですが、それを私なりに書くと以下のケネディ家の話のようになります。これ全く同じテーマの話をしているのですよね。
親の生きざまというのは必ず子に伝わり、子供の生きざまは孫に伝わっていくのです。
人間というものはつい真実から目をそらそうとしますがそれでは駄目で、しっかりと見据えなくてはならないのです。
運命を見る時も、これらを切り離して考えては駄目なのです。
駄目です。
子供を自分の所有物のように好きなように右に向けたり左に向けたり、ゴミのように扱っていれば、後年年老いた時にそのような扱いを受けるのはそりゃあ当然の報いでしょう。その時に何故こんな風になってしまったのか?と自らの生き様を省みて、心から反省し、ここから先はと余生をやり直そうと思えるのか。それはその人が自分の人生をどう生きたいのか、どう終わらせたいのか、どんなことを成し遂げたと思いたいのか、そんなところにかかってきますね。全ては自分次第。
そしてそんな生き様の伝達が因縁であり、有り難くない因縁を打ち消すのに最長七代、最短で三代かかると言われます。
じゃあどうやって因縁を解消するの?
それがまさに、持って生まれた宿命を生き切るということなのです。
An old woman by Oleksandr Murashko (ukrainian painter)
コメント
こんにちは。
子丑天中殺が終わり、少しはホッとしたいなと思っていたのも束の間。
身内に病が発覚しまして、(弟のお嫁さん)
婚家の業を、外から来たお嫁さんがかぶるというのも聞きますが、今回の件も祖父、父、弟と(それ以前もかも)家族に対する有り様の問題、本人の資質がわかりやすく同パターンで。
うちは次世代がいないのである意味安心してたのですが、歳の差婚のお嫁さんが、子の役割を被った形になってしまったのではないかと。
代々親への抑圧された怒りを、子供に向けてきた家族だったので。
今回の件で、弟の改心、連動して父も(一時だけかもしれませんが)。
こういう形の家系の軌道修正は辛いです。
治療が前倒しになって、色々良い方向へいっているのが救いです。
精神面で、家族各々の自分の戦争を終わらせるようにしたいです。
弟さんの奥様のこと大変でしたね。でもこれから闘病生活ですか。
皆様で力を合わせて支えてあげて、きっとよくなると良いですね。ご回復をお祈りしています。