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いつもポジティブに前向きにというのはいいことなのか。いや、ちがう。

ずーっと悲しみが滾々と静かに胸の奥から湧き続けています。

11月は私にとって精神の液状化現象の時期。普段ある程度日常生活を送れるように固まっている表面がぱりぱりに割れ、隙間からあまり触れたくない、そして普段は触れなくてもいい悲しみが滲み出てくるのです。毎年そう。

その向こう側はあの世にも繋がっている。

 

今回はそれでも大好きな日本に一時帰国、そして大好きな対面鑑定もお茶会もでき、気が紛れて消えるかな?と思っていましたが、意外にも、ある。楽しく嬉しい気持ちの隙間に、確かに悲しみが存在する。

 

本日はカプリス4

 

先日ずっと両国から浅草辺りまで歩いている時に分かったのは、これは私だけの悲しみじゃないということ。私一人分のものではないわ、この量は。

 

私を通じて、そしてこの時期の運気を利用して、先祖たちの “感じきれなかった、蔑(ないがし)ろにして中途半端に終わらせてしまった悲しいという感情” が私をパイプとして認識してくれと訴えている。今度こそはなかったことにせずちゃんと感じてくれと。感じ切って浄化させてくれよと。

 

思いとはそういうもの。

目には見えないけれど確実に存在し、積み重なっていく。

それがすっきり消える(成仏する)のは役目を果たした時

役目とは、その感情をその持ち主が感じ切り、ちゃんとそれを経験しました、と完結すること。

完結しなければそれは “まだやってない夏休みの宿題” のように、片付けられるのをひたすら待ちながらそこにあるままになる。

 

そうか。

代々の流れの中で積みあがった “先祖のやり残した宿題” を受け取り、そして終わらせるという午未天中殺の仕事と言えるな。

 

 

私が静かにパイプ役であること。

それを苦しいからと『ポジティブな蓋』で封じ込め、なかったことにせず、感じ切り成仏させること。

それこそが今一番すべきことなのだわ。

 

これは必要な段階、必要な経過だからそのまま溢れ出るがままにした方がいいのだ。

悲しい気持ちを無理に奮い立たせてポジティブになる必要はない。

悲しみに無理に理由をつけることもない。

苦しいけれど流れ出るままにしてみよう。

 

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

 

こちらは三越百貨店のエレベーターのドア。

 

素敵ですね。とても好きだわ。

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