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安倍元首相銃撃事件 山上被告

 

安倍首相殺害事件の山上徹也被告に関する記事を偶然目にしまして。随分前の記事ですね。

山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」
——甥っ子である山上徹也さんが安倍晋三元首相を銃撃する事件を起こして約2カ月が経ちました。伯父さんへの取材も殺到したと思います。事件が起きた7月8日の昼、息子たちから電話がかかってきた。「徹也がえらい…

 

ちょっと調べてみたら生年月日が出ていましたので、色々書き出しながら命式を読んでいっていました。

これは記事の登場人物の相関関係や年表など、自分用に図にしてみたもの。

 

ちなみに家族鑑定の場合も、こんな風に書き出したものと全員の命式を並べたものを見合わせながら、色々解析しております。

 

こういう事件を起こしてしまう人というのは得てして育った家庭環境が難しかった、親が親の役割を果たしていないものです。互いを思いやる暖かい安定した家庭に育った人はこうはならない。

それにしても内容があまりに壮絶すぎて、果たしてこれは山上被告が悪いのか?ホントに??と疑問に思わずにはいられませんでした。

以下、山上さんと記します。

 

記事を読まない方のために、山上さんの母をAさんとしてAさん視点でざっと書き出してみると

  • 中2の時 弟が交通事故死
  • 81年 実母が白血病で病死
  • 長男(山上さんの兄)が生まれつきリンパ腫、抗がん剤治療、そこから片目失明、小学生で頭蓋骨を開く開頭手術
  • 84年 夫自死
  • 91年(山上さん11歳の時)Aさん例の新興宗教に入信
  • 98年 金銭的に支えてくれていた建設会社社長の実父死亡
  • 2015年 長男(山上さんの兄)自死

 

山上さんのお父さん(Aさんの夫)は京大卒。

山上さんご自身も頭脳明晰、けれども家庭の金銭的事情から進学ならず。

2002年に海上自衛隊に入るも2005年に自殺未遂。

その時掛けていた死亡保険金で生活に困窮していた兄と妹を何とか助けたいという思いから。

 

 

未遂で終わった後、測量土補、宅建、ファイナンシャルプランナー、フォークリフトなどの資格を次々に取得、生活立て直しの意欲を見せる。

 

などなどの流れの中、宗教にのめり込むAさんは家族に全く関心を見せません。

山上さんが自殺未遂をした時ですら、韓国での修業とやらで帰国せず。

父親名義の土地を勝手に売却し教会に献金

夫の生命保険6千万円も献金に消える

家族で住んでいた実家も売り払い献金へ

その後子供たちはあちこちを転々とせざるを得ず

後は子供を放置で教会活動ばかり

そして2002年に破産。

 

ねえ、これ山上さんは一体どうすればよかったの?

以前京アニ事件の青葉さんについて記事を書いたことがありますが

じゃあどうすればよかったんだよ。京アニ事件、青葉被告
もし自分がこんな生育環境で誰からも見捨てられた状態で成長しなければならなかったら? こんなことする奴は許せない!と感情の赴くままにこの人を非難する人たちは、自分が彼の環境で何の知識も力もない幼少期を過ごさねばならなかったとして、本当にまともな感覚の大人になれたと言い切れるのだろうか。

 

その時も全く同じ気持ちになりました。

じゃあ彼はどうすればよかったんだよ。

 

Tragedy byPicasso

 

もちろん犯行自体は1㎜も肯定できません。

でも犯行という目に見える実行行為が表出するまでに、無数の層が積み重なっている。

その無数の層は彼一人で積み上げたものでは決してない。

その層のひとつでも存在しなければ、もしくは違うカラーであったなら、あの事件は起こらなかった。

犯行自体は最後の薄皮一枚、最後の表層でしかない。

そこだけを見て叩くのはあまりにも短絡的。

 

その途中の過程で。

4歳に父を亡くした彼は、小中高校生だった頃のほぼ助けがなかった彼はどうすればよかったのか?

もともと成績もよく自殺未遂後ですら次々に資格を取って生活を立て直そうという気概を持てた彼、きっと子どもの頃も限界まで耐えて頑張って、家族をどうにかしなければと何度も心折れながらきたのでしょう。

 

その彼の命式。生年月日が正しければ

 

長いので次のページに続きます。

 

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