従財格、且つ従生財格。
びっくりした。そうだったのか。
そして初旬が律音。
この方も変わった環境・状態の中で育つと吉の人。
けれどもだからといって最低限生き続ける、生き延びる、生き残るために必要な基礎の部分を破壊し尽くすような過酷さは、何のプラスにもならない。
その辺りはこの記事に書いております。
この方、ある程度まともな環境で育っていれば出しゃばらない、明るく朗らかな人気者、年上に可愛がられ頭のいい、とても恵まれた人生を送ることができたはず。
これだけのものを持って生まれてきても、全く歯が立たないほど親以上の世代が崩れている時。
子供という無力で小さな存在が何も太刀打ちできず、伸ばせるところを伸ばせず、時間とともに大きくなっていく “苦しみの爆弾” を抱えたまま日々を過ごさずにはいられないのは容易に理解できます。
特に、誰かを支えていることで喜びを感じる、ある種犠牲的精神をお持ちです。
誰かの役に立てているという意識がないと頑張れないし、運勢も伸びない。誰かに尽くすことが伸びるきっかけ。
でも実際は尽くしても尽くしても父不在(逝去)、母は宗教しか見ていない。子供は放置。
となると伸びるものも伸びない。
Mother and child by Picasso
家庭から『あなたがいてくれるから嬉しい』といったように、存在や行動を認めて貰えないと不安になるだけではなく深く傷つく人。自分の存在すら確信できない。
そして蓄積そのものがこの人の性質の大きな部分を占めているので、ずっと積み重ねてきた『空気のように扱われる』という苦い思いはどこかで大きく方向転換できない限りは、ずっと継続されて行ってしまう。
それが周りに対しての批判に変化する。
逮捕されてから彼はどのように扱われているのでしょうか。
犯罪行為に対しては償わなければならないでしょうが、最低限の人権は守られて、彼がこの先少しでも心の安寧を得られればと思わずにはいられません。
本日もお読みいただきありがとうございました。
コメント
彼は責任感が強く優しい人なのだと思います。自分が支えなければという責任感から逃げずに向き合った結果が、犯行となってしまった。もちろん、犯行は絶対に肯定できません。自分の幸せを考えたこともなかったんじゃないかなと、切なくなります。きつい言い方をすると、彼のご両親が砕けさせた家庭のピースを彼が必死に修復しようとしていたのだと。頭のよさと責任感がよくない方に向かったがなんとも言えない気持ちになります。
そうなんですよ、まさにそれ。
真面目で素直で一生懸命な人ほど、壊れた家族の犠牲という役割に全力で突入していきますよね。
それが分かるので辛いです。
もしもは存在しないのですが、彼がこんな親知るかと損切り、縁切りできるタイプか、非行に走るタイプであればこの犯行は防げたように思います。私が山上容疑者ならばと外野が勝手にいうのは身勝手です。機能不全家族の中での搾取子は、日々魂が削られる。生きているだけで精一杯。明日を考えられない。彼のように責任感が強くて真面目なタイプはなおさらでしょう。