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墓守の星である天庫星は墓を守るべきなのか(3)こちら側の死者に対する思いが成仏を助ける

 

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前回の続き:

墓守の星である天庫星は墓を守るべきなのか(2)死後、後悔や執着が強いと成仏できない
じゃあ 成仏 できるのはいつなのかい? これに関しては、またまたざっくりいいますと・・・

 

  1. あの世ではこちらの世界の人間の思いは丸見え
  2. 死後、後悔や執着が強いと成仏できない
  3. こちら側の死者に対する思いが成仏を助ける
  4. 忘れないために、度々思い出すための目印にお墓や仏壇がある

 

の3番目です。

3、こちら側の死者に対する思いが成仏を助ける

人は亡くなったあと一気に成仏するわけではなく、一応一旦とどまる場所があります。

 

そこで一生を振り返り検証するなどと言われますが、検証という表現だと

『 そういう係の人たちがいて、分厚い本になったチェックリスト第1項目目から虱(しらみ)潰しに一つ一つ起こった出来事、関係者、その時の自分の考えや行動、関係者の行動や思いをチェックして行く作業 』というイメージになります。実にこの世風事務手続きっぽくて面倒臭そうですね(笑

 

そんなに面倒に考えなくて大丈夫です。

 

さあ

  • 一生が終わった
  • しかも現世にいる人の思いが全部隅から隅まで分かる

となったら皆様はどうなさいますか?何をしたいでしょう?

 

まずは近しかった人たちが今現在どうしてるかな?自分が死んで何を思ってどういった気持ちなのかな?そしてそれは何故?などから気になって、片っ端から見て周ろうということになりはしませんか?だって自分のいる位置は現世でまだ生きている人たちの心が丸見えな場所ですから。

それが始まれば芋づる式にあれはどうだった?この時は?と他人の心・記憶・感情を通して自分の一生を振り返ることになります。それをやっていいですよ、どうぞ♪ な期間が四十九日なわけです。これがいわゆる人生の検証作業ですね。

 

この時になるほど!と全体的に納得すれば、四十九日過ぎて(場合によっては49日も要らないかもですが)上の世界に上がっていきます。

 

ただ

  • 猛烈に現世に執着がある:あれもうちょっとでできたのに・・・とか、もっとあそこでこれをやり続けたかったとか
  • 後悔がある:もっとこうすればよかった、あれはやめておけばよかったなど

が強いと、その一時滞在場所に居続けてしまうのです。

 

そこで助けになるのが現世にいる私たちの思い。

思いは向こうの世界に筒抜けだと前の記事で書きましたね。

 

あの人と一緒にやったあれが楽しかったなあ

あの人に助けて貰ったあの時、有り難かったなあ

などと思って貰えれば、それを思っている本人の感情そのままを感じることができれば、死んだ後の自分も嬉しいですよね。

でももっと嬉しいのは

あの人と出会えてよかった

あの人がいてくれてよかった

あの人が生きているうちにご縁を頂けて良かった

あの人が生まれて来てくれてよかった

あなたの存在にありがとう

と思われること。

ここまで思われるということは、自分の現世での存在を丸ごと肯定してもらえることと同じです。

 

すごいですよね。

生きているうちでも誰かからそんな風に言われることがあれば感無量ではないでしょうか。

それが死んだ後ともなれば、その人から人生の、そして自分の存在自体への最優秀成績賞が授与されたようなものです。

そうなってくると

あれ?人生色々大変だったけど、カッコ悪くも七転八倒して頑張った甲斐があったんじゃない?

いやいや、照れるなあ(エヘヘ ///)

となり、自分の送ってきた人生への肯定的感覚が強まります。あれでよかったじゃないかと。

 

そうして自分の送ってきた人生に納得行き満足すれば、成仏するわけです。

その現世にいる人から死者への感謝の気持ち。これが本来『 ご冥福をお祈りします 』の最高レベルバージョンなのです。

 

次回は『 じゃあお墓は?』の最終回です。

墓守の星である天庫星は墓を守るべきなのか(4)思いを送るのを忘れないために、時々思い出すための目印としてお墓や仏壇がある
お墓や仏壇は究極的にはなくてもいい。 なくても家族親族、友人知人が亡くなった人をしょっちゅう思い出して そちらの世界で安心して、幸せに過ごせていますように 生前はありがとう、感謝してるよ 今もずっとあなたのことを大切に思っているよ としょっちゅう思いや念を飛ばしているのであれば

 

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皆が皆この調子なら浮遊霊とか地縛霊とか全然出てきません。一気に成仏コースです。ドコーン。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. こんにちは。いつも興味深く拝見しております。

    内容と異なる事で恐縮ですが、三柱異常干支の方を見つけたのでご報告です。

    小野不由美さん
    1960年12月24日生まれ
    ホラー小説家。古代中国思想や政治に造詣が深く、それをベースにしたファンタジー小説『十二国記』が代表作です。
    また「家に置いておくことすら怖い」とも評されたホラー小説『残穢』は主人公が作者本人とも言われており、人となりが垣間見えるような作品です。

    伊藤祐一郎さん
    1947年11月17日生まれ
    元鹿児島県知事。女子高生が三角関数を学んでもしょうがない、という主旨の発言をして女性蔑視だと炎上した人です。。。

    首藤康之
    1971年11月11日生まれ
    バレエダンサー。中学生で単身渡米して19歳で主役に抜擢された凄い人です。独特な存在感があります。

    楽しいと思われる要素があったら嬉しいです。

    亡くなると現世の人たちの心を見に?来られるんですね。
    好きな方が亡くなった時はその人との思い出を振り返るものですが、自分の悲しみを癒すだけでなく、故人のためにもなると思うと救いがありますね。
    更新も楽しみにしております。

    • こんにちは。
      コメントと情報をありがとうございます。
      下の男性二人は命式が凄い似てますね。上のホラー作家さんは流石にと言いますか霊感命式だなあ・・・きっと本当に経験されたことを書いてらっしゃるのでしょうね。
      早速三柱異常干支の人一覧に追加しようと思います!

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