ドラキュラか
エクソシストか
オーメン
あたりの映画の最後で、家の柱くらい太い角材を胸にゴンゴン打ち込まれて悪い奴が死ぬシーンがあった気がするのですが
その角材を 抜かなくてもいいのに 抜いた後、上半身に大きな穴が開いた状態!
みたいになってたのですよ、私。
ここしばらく。
人生を
- お金
- 親子関係
- 外の人間関係
- 仕事
- 健康
- 異性関係
- 結婚
- その他
みたいな感じでざっくり大きなカテゴリーに分けてみる時、大抵の人は一つや二つ、三つ四つどこかしら欠けている部分があると思うのです。
どう頑張っても満たされないカテゴリーといいますか。
私の場合は親子関係、正確には親運がダメすぎた。
人生で 暗雲立ち込めすぎ区域 なのです、私にとって。
この記事の最初に
生まれ落ちる家庭の当たり外れってやっぱりめちゃくちゃ大きいわね!
と私が書いたのは、彼女の家族関係、親子関係がこれ以上なく理想的で輝き過ぎて羨まし過ぎたから。
父は知らない場所を探検し、新しい文化を知り、新しい土地を発見するのが好きだった。
父も母も学ぶことをやめなかった。
父は道のない場所を走り、砂漠で道を切り開くのが大好きだった。
「 努力するほど幸運になれる 」というのが、父の座右の銘だった。
こんなご両親から、実態を伴わない取って付けたような言葉ではなく、実際に問題が起きてもメソメソせず常にそこに立ち向かい
即解決のために明るく行動を起こす生き様を見せてもらうことでその姿勢を身につけられたこと。
私が育った家にはいつも優しさと思いやりがあふれていた。
ところが世の中に出ると現実という試練に直面することになった。
兄弟でよく人間という生きものがどれほど恐ろしいか、家を出てみて初めて知ったと笑いながら話したものだった。
私は誰もが善良であると信じていた。だから苦しんだ。
こんなちょっとの描写だけでも、何と言うか大打撃に余りあるわけですよ。私にとっては。
いつも優しさと思いやりに満ちた家庭ですって!?
そんなものがおとぎ話や映画ではなく現実に存在するの?
あの謎の巨大生物『 ニンゲン 』や
ネッシーは
本当にいたんだ!
くらい凄い話じゃないの??
と。
読者の皆様の気分を下げたくないのであまり詳しくは書きませんが、私の実母はまぁ
人間の腹黒い部分をこれでもかと隅から隅まで取り揃えたデパートみたいな人 だったので
私はメイさんとは反対に、社会に出ていけ好かない奴やどうしようもないダメ人間に遭遇しても、常に
あの人(実母)よりはマシ。全然マシ。
と思って乗り越えて来ましたのでね。
上のメイさんとは逆。
親を基準にする時の親の位置が私のケースとは真逆。
幸せな家族と親戚を持てた私は運がいい。
私たちは一緒に過ごすのが好きで、よくみんなで涙が出るほど大笑いする。
母は自ら模範を示し家族を大切にすることがどれだけ大事かを教えてくれた。
いつもわたしたちを大切にし、きちんとした食事を与え、好きなことを思う存分できるようにしてくれた。
私たちが自分の子どもを大切にできるのは母のおかげだ。
すごいですよね。
家族運について『 運がいい 』と言い切れるのがすごい。
一緒に過ごすのが心地よくて楽しい????
どういうことなんだ。この人生の不公平は・・・
こんな風に親のことをまっすぐ素晴らしいと表現できるなんて、伝説のネッシー(以下略
私も子供や自分の家庭に向かう時、そりゃあ常に母を思いますよ。
娘の足を引っ張ることや人の不幸だけが生き甲斐である、あんな風になっては絶対にいけないと。
私には親と一緒に居て楽しかった思い出が一つもない。
大袈裟ではなく、ないのですよ。
何を思い出してもあの心の底から湧き上がる不快感が甦る・・・
母はいつも前向きな人だった。それは父も同じ。
私は父を、いつも楽しいことを追い求めていた人だと記憶している。
名刺の裏にさえ「いつも笑顔で」と書いてあった。
父はその心持ちを、自分のすることすべてに取り入れた。
両親が声を荒らげたことは一度もないし、ふたりが口論しているのを耳にしたこともない。
そうなんですか?皆さんもそうなんですかー!?
せめて前向きでなくとも、ゼロ状態で全然十分なので子供の人生を食い潰そうとしない人に親であって欲しかった。
口を開けば悪口、愚痴、私に対する侮辱に嘲笑、罵詈雑言
常に後ろ向きで不機嫌炸裂、全ては他人と環境のせい。
実母が積極的に楽しいことを探してそれに向けて努力や行動をしているところなんて、一度も見たことがありません。
なので明るく朗らかな家庭で、皆仲良く信頼し合い、親は嘘をつかず自分を大きく見せず前向きに生きるその姿勢を示してくれる
そんな理想的な親や家庭があるっていうのか!そんなことあり得るのかー?
みたいな気持ちでいっぱいになるわけです。
彼女はそんな家庭で育ち、その姿勢を身につけ子供たちにも自然と伝えることで
最近になってキンバル(次男)から
自分がどんな仕事を選ぼうともママはいつも応援してくれると思っていた
と言われて嬉しかった。
と言われるような関係を子供たちと築き上げていらっしゃいます。
やはり伝説のあの幻のネッシーですよ、私にとっては。
そして家族親族とはいい関係で常に連絡を欠かさず、毎年40人くらいで世界各国に旅行に行くほど仲が良いと。
そうなんですか?皆さんもそうなんですかー!?
そうなんですかー!?そうなんですかー!?そうなんですかー!?そうなんですかー!?そうなんですかー!? そ・・・
どんな仕事をしようと応援してくれる母親なんているんですか?
いるんですよね・・・ネッシーもニンゲンも本当にいたんだ!by パズー
私はもう本当にやることなすこと全力で足を引っ張られた記憶しかないので
( 一応記しておきますが、私は非行とは無縁の世間で言う良い子ちゃん系だったので
盗んだバイクで走りだそうとするところを阻止されたとかそういうことは一切ないわけです )
にわかには信じがたいだけでなく、想像も出来ない。
親が愛情を持って子供を信頼してくれて応援までしてくれるですって??
そしてそんな家系の積み重ねが現在のイーロン・マスクを作っている、と。
イーロン・マスクは一代にしてならず。
( 今彼の本を読んでいるのですが、これがまた面白くって!)
などと考える時、普段あまり意識しないようにしているコンプレックスの部分
上で書いた人生の大きなカテゴリー分けにおける
親子関係、親運
という、私が抱える大穴
普段は意識しないようにしているところがクローズアップされてしまって、何だかここ数日はずーんと落ち込み気味でした。
まぁ大抵どんな人でも欠けているカテゴリーはあるわけで、目には見えないけれど大穴の一つや二つ抱えて生きているでしょう。
私の場合は親運がどうしようもなかった
メイさんは異性運と結婚運
人によっては子供が欲しかったのに持つことが叶わなかった人生とか
健康面が生まれた時からずっと難しいとか
華やかに大勢に囲まれて生きているのに、実は誰も心を許せる人がおらず孤独感に苛まれ続けているとか
なんかある。
でもその穴と上手く付き合いながら、あるものを上手く活かしてそれを幸福の糧に、人生を豊かにしていく
大穴にはびゅーびゅー寒風が吹きすさび苦しいけれど、何とか折り合いをつけていくのが人生なのでしょうね。
余談:
とまぁ気分が塞ぎがちだったので、現実逃避にNetflixで『 ザ・レイン 』という北欧のドラマを観ていたのですが
凄いシリアスな場面で
突 然 の 関 西 弁 !!
それ見た瞬間の私
いやいやなんでやねん
『 こいつらや・・・』 ってあんた関西人やったんか!笑
私と同郷かいな。
めちゃくちゃ笑いましたわ。
だってこれシーズン2の第6話で、それまで日本語訳はずーっと( 当たり前ですが )標準語だったのですよ。
でもこれ私は音声ドイツ語の日本語字幕付きで観ていたのですが、日本語訳がかなりテキトーで
そんな訳でええの!?
としょっちゅう思いながら観てたのですよ。
台詞丸ごと訳してないところも結構ありましたし。
そこに来て突然の関西弁(笑笑
しかし大笑いしたおかげで大分元気になった。
また明日から頑張れそう。
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