前回の記事の続きです
メイさんの命式を見ると、色んなものを引きつけやすい人だと分かります。
甲戌 の人は 日座中殺 ということで、それだけでも先祖の因縁云々言われますが
そもそも 戌 と 亥 が付く干支というのは因縁やら何やらが溜まる干支なので、それらの殆どは異常干支もしくは三業干支。
彼女の場合それだけでなく陰占で見ても 土性が強い。
土性は引力そのもの。
更に陽占を見てもずばり 引力の星である禄存星が3つも。
その上で柔らかく包み込むような輝く魅力のある玉堂星+天恍星
第二宿命まで社交の天才、石門星
本質は可愛いらしい愛されキャラの天印星とくればそりゃもう、外から見た時に近寄りやすいことこの上ない。
自分にそんなつもりはなくとも色んなものを引き付け放題となります。
それは善き友人や知人、仕事、お金、モノ、注目、その他必要で嬉しいものを広く浅く自分に引き付けることになりますが
同時に嬉しくないものや他人の因縁まで引き付け請け負ってしまう部分があるのです。
彼女は外から見ると華やかなのに近寄りやすく、包み込んでくれるような優しさが見え、安心してあれもこれも彼女の元でどさっと荷降ろししたくなる
そんな存在。
じゃぁ因縁って一体何なのよ?という話ですが、これはもう分かりやすくいうと
因縁 = 不満足から来る後悔
これについてはいくらでも書けてしまうテーマなので、また別の機会を設けましょう。
なので
私はすぐに学んだ。
デートでランチやディナーを一緒にすると3時間ずっと男性の愚痴や身の上話を聞かされるはめになることを。
別れた奥さんの愚痴ばかりのこともあった。
どちらにしろ私にとって興味深い話題ではない。
男性は私に子どもがいることすら知らなかった。聞かれなかったからだ。
私に関する質問は一切なかった。
他人にちょっとした注意を払えないほど心の重荷で一杯いっぱいになった人が
何とかそれを軽くしてくれそうな人を嗅ぎ分けて見つけたが最後ロックオン。
その対象になりやすいタイプであるということです。
私には子どもが3人いたので、デート相手には子どもたちのことも好きになってもらう必要があった。
でも大抵の男性は子どもたちには興味を持たず、それどころか邪魔者扱いした。
私を利用するために恋愛関係になる男性もいた。
男性は皆私を変えたがった。
ある夜、私をとても気に入ってくれた男性と出会い関係を持った。
彼は私を太っていると感じ体重を落として欲しがった。
実際には太っていなかったけれど彼を喜ばせたくて瘦せた。
そこまで瘦せなければならないことが大きなストレスになった。とてもきつかった。
彼には結婚を申し込まれたけれど浮気されたので断った。
それでも彼はある日突然、婚約パーティーを開いた。
きっと私はこういうことをされやすいのだろう。(←元夫との結婚もこのパターン )
彼は私と暮らすためにお互いの子どもたちの部屋と、食生活カウンセリング用の独立したオフィスと待合室がある家を建てはじめた。
そして私が婚約指輪を返そうとするたびに自殺すると脅した。
私は彼を怖気づかせるために会うたびに3つずつデザートを食べた。そしてあっというまに太った。
ケイ(=メイさん妹)にはろくでなし男を引き寄せる磁石のようだと言われたけれどそのとおりだ。
算命学的には ゴキブリホイホイならぬ
ろくでなし男も含めた “ 良し悪し関係なくありとあらゆる人&物ホイホイ ”
と言った方が正しいですね。
先祖や自分が生まれる前から引き摺って来た因縁を背負い、それを解消しようと生まれて来る人は
それが現象として現れやすい分野が出て来ます。
メイさんの場合は甲戌という日座中殺で、しかも( 甲戌でなくとも )結婚運のとても薄い命式というところから
結婚および異性運においてそれが顕著に出たのでしょう。
10 代と 20 代の頃私はろくでもない男を引き寄せる磁石だった。
30 代でもまだどういうわけか同じような男性ばかり集まってきた。
たとえ私が好きになった男性がいたとしても、捨てられるか浮気されるか( たいていは浮気だ )で終わった。
そこでその人の過去を調べてみると、奥さんやガールフレンドのことも平気で裏切って浮気していたと分かるのだった。
30 代の初めに婚約した男性も同じように浮気をしていた。
40 代の頃には何人かの素敵な男性とデートもしたけれど、残りの人生を一緒に生きたいとまでは思えなかった。
50 代前半、インターネットで出会った相手とデートしてみようと決意した。ニューヨークに住んでいたときのことだ。
30 回デートしてみて誰も好きにならなければそれでおしまいにしようと決めた。
デート相手を見つけるのは簡単だった。モデルの仕事で撮った写真をサイトに登録したからだ。
相手は同じ年代だったり20 歳上や 20 歳下だったりしたけれど、どの人もサイトの写真とは似ても似つかなかった。
こんなに綺麗で聡明なのに、しかもものすごい努力もチャレンジもし続けているのに変な人とばかり縁があるとは。
縁は異なもの味なもの。
そんなことってあるの?こんなに綺麗なのよ? ←まだ言う
と思うけれど、そうなんですよね。
でも因縁について考える時にいつも思うのは
因縁を背負って家系の因縁一掃・自分もスッキリ!にするために生まれてきた人というのは
ただ単に重荷を背負って潰れるために生まれてきたわけではないということです。
もしそうだとすると浄化できない。家系にも社会にも世界にも新陳代謝機能がないってことになる。
んなわけないだよなあ。
つまりすっかり因縁を解消したり、もしくは因縁が出やすい部分は完全にスッキリしないまでも
そのマイナスをひっくり返すに余りあるほどの能力とエネルギー、チャンスと加護、恩徳なんかを
必ず一つや二つ、三つ四つ同時に持って生まれてきているはずなのです。
因縁が不満足から来る後悔なのであれば
因縁解消とは後悔のない満足いく人生を生き切ることだから。
ただそれらを使い切る、宿命を燃焼させるには自らも壁にぶち当たったり辛い思いをしたりと 相当努力が必要 ということ。
宿命がどんなであろうとそれを燃焼し切れる人は殆どいないように
日座中殺や結婚運の薄い命式の人も持って生まれた宝を持ち腐れて終わりがち。
だから起こった現象だけを見て
日座中殺の人は結婚運があまりよくないですね
とそこだけがクローズアップされるけれども、本当は彼女のようにそれを覆い尽くして余りあるプラスを引き出せる、生み出せる力がある。
そんな部分が気にならなくなるほど幸せを爆発させられる、自分の想像をはるかに超えた最高の人生を実現できるということ。
そうなんですよ。
因縁は多かれ少なかれ誰でも背負って生まれてきている。
ということは、その分量に応じて必ず挽回+αできる能力もチャンスも助けも、皆持って生まれてきている。
( その能力発見に算命学の解析は有効。)
あとはそれを自分で見つけ出して、どれだけたゆまぬ努力やチャレンジを続けていくか、そこにかかっているのです。
そこに宿命中殺も日座も異常干支、三業干支も冲動、納音、天剋地冲も何も関係はない。
それを人生を通じて実証してくれた人として、本当に尊敬しますし
私も含めてみんなの希望の星になってくれてありがとうー! と思うのです。
これメイさんの若い頃の写真なんだけど、Tシャツのプリントをよく見るとアマビエっぽくないかい?
余談:
私はこの本をKindleで読んだのですが、そうすると本に線引いたところをPC側でまとめて見ることが出来て
しかも一気にコピペも出来ちゃうんですね!
何と便利な。そういうわけで存分に引用させて頂いております。
コメント
続きの記事ありがとうございます。
とても勇気が出ました。
メイ・マスクさんとは本当に似たものを感じます。
同じ本、買ってよんでみます。
本、読んでみると元気が出ると思いますよ。
あんな風にかっこよく年を取りたいものですよ^^
はじめまして。
『なぜだか結婚だけうまくいかない』を体現しているアラサー日座中殺・甲戌です。
(ちなみに月柱も異常干支)(父親も日柱が甲戌というところに何か因縁めいたものを感じます…)
今回のメイ・マスクさんの記事、以前のドイツ首相のアンゲラ・メルケルさんの記事、とても興味深く読ませていただきました。
佳代さんの日座中殺の記事に、新たな視点を与えられ、励まされています(^^)
またブログ更新、楽しみにしております。
甲戌の方は本当に(自分を無理に曲げていなければ)愛されキャラなので、是非自信を持って下さいね。
そしてお父様も同じ甲戌ということは縁が深いのですね。
こちらこそいつもありがとうございます。