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映画 “ ベルリン天使の詩 ” が最も伝えかったこと(3)

 

昨日の記事の続き:

映画 “ ベルリン天使の詩 ” が最も伝えかったこと(2)
あっち側の存在からすると、人間界の 言葉 ってとても分かりにくいのです。 その気になって一生懸命分かろうとすれば分からないことはないけれども。 言葉はこの世的伝達ツールでしかない。

 

 

あちら側の世界には時間がありません。思ったこと即実現の世界です。

あの人に会いたいと思えば既に会っている

あそこに行きたいと思えば既にそこにいる

こんな容姿になりたいと思えば既になっている

そもそも容姿を持つか持たないかも自分次第

こんな世界を実現したいと思えば既にそんな世界にいる

一事が万事こんな感じ、それが未来永劫続くわけです。

 

ちょっと怖くないですか?

私はすごく小さかった頃、これを思い出してめちゃくちゃ怖くなったんですよ。

未来永劫、思い即実現の世界が続く、障壁なく終わりがない。自分の本質が剥き出しの状態でしか存在し得ない世界。

 

だからこそ。

全く逆の経験をするために、こちら側の世界では目的を実現させるまでに大きなタイムラグがあり、実現のためには存在する障壁、足枷を一つ一つ丁寧に解除して一歩一歩進んでいかなくちゃいけない。

まさにそれを経験するためにこっちに生まれてきています。

 

今現在にっちもさっちもいかなくて苦しい日々を送っている人は、そんなこと聞いても

冗談じゃねえや!

と思うでしょう。

 

でも

くっそ、やってられっかこんなもん!

も含めて、全てそれを体験しに来た。その状態から少しずつ理想を実現する

その道程を経験するためにこちら側の世界に来たのです。

 

思い即実現 の世界では体は存在しない。

 

手が冷たいからまずは手を擦り合わせて、少しづつ温めてみる とか

コーヒーを飲みながら煙草を吸うとどんな感じか なんて経験できない。

目的地に着くのに、体を動かして一歩一歩歩いていく

もしくは飛行機に乗る

飛行機代を稼ぐために仕事をしてお金を貯める

仕事ができるようにちゃんと学歴を積んでおく

とかもね?

 

この世では、目的達成のために山ほどしなくちゃいけないことがある。

この世にいる私達には

何だそんなこと・・・?

と思うような小さくて地味な一つ一つの事柄、その一つ一つを行うことこそが生きるということ。

それらを全て体験するために生まれてきてるんです。

 

体験体験うるさいでしょ?でもそうなんです。

だからこそ先輩天使は 「 全部教えてよ!」 とダミエルに乞われた時に

自分でやってみな、それが楽しいんだよ!

と言ったのです。

 

日常生活のありとあらゆる現実的な思考、言動がこの世に生きる醍醐味

その一つ一つを経験出来るからこそ、この世で生きることはこんなに素晴らしいんだよ、と。

 

これ!

この映画が伝えたかったのはここなんです。

皆が無意識に流れ作業でやり過ごす、まるで無価値に見えるあらゆることさえ

実はこの上なく貴重な経験であり、尊いことだと、それを伝えたかった。

本当はこんなにも価値のある素晴らしい事なんだと伝えたかった。

 

私がこの記事の内容を不特定多数に伝えたいと思ったら

まずは椅子に座って

PCを起動し

ネットに繋げ

キーボードをいちいち叩きながら文章化し打ち込んで

それをネット上にUPしなくちゃいけない。

それ以前に文を書けるためには長年学校に通って言語をマスターしなければならなかった。

それが出来るためには毎日ちゃんとご飯を食べて、寝て・・・

 

そんなこと?

それごときが?

そう、そんなことの全てがこの世に生きる醍醐味なんです。

 

そして、もう少し突っ込んで言うと算命学のベースである 陰陽論。

陰極まって陽となり、陽極まって陰となる

夏に向かって季節が移り変わり

夏が頂点に達すると今度はそこから冬に向かって季節は巡る

冬から夏も同じ

 

あれと同じ理論で、今私はこの記事で極めてスピリチュアルなことを書いていますよね?

スピリチュアルというのは極まると今度は究極的に三次元的、この世的、現実的な面に向かっていくんです。

そこが本当に分かると真反対のこの世の事柄、現実生活の極めてこの世的な事柄が如何に大切で尊いか分かる。

逆も然り。

この世的現世利益追求を極めた企業の社長さんなんかが、意外にスピリチュアルに意識を開いて興味を持つというのも陰陽論で説明が付くのです。

 

 

とまぁ今回は私の知っていることを結構ストレートに出して書きましたが、そういった話に抵抗があるのにうっかりここまで読んでしまった人は今まさに、このお店のおっちゃんみたいな顔になっているでしょう(笑

( なんやこいつ・・・タラー )

 

でも私は結構いつもこんな感じですよ

流石にこの先輩天使のように、虚空に向けて身振り手振り付きで声に出してまで話しかけたりしませんけどね(笑

目には見えなくとも、様々な存在が身近に沢山いるのは知っている。

だから常にそういう存在を感じているし、敬意を払っているし、心の中で話し掛けています。

いや、言葉は通じにくいから感情を思いっきり感じ切る、と言った方が良いでしょうかね。

 

 

いや~

ノーベル文学賞の話からいきなり映画を観ることになって、まさかこんな突っ込んだ記事を書くことになるとは思いませんでした。

 

 

原作・脚本担当、三柱異常干支で癸巳のPeter Handke氏

ノーベル文学賞、“ベルリン天使の詩” のペーター・ハントケ氏
この人は知ってる人だ!!! 私が彼を知っているという意味じゃないですよ? 彼も大事なことを知っている。もしくは生まれてきた後も忘れず覚えたままの人だ。 ということ。

 

この私の話が全ての人にとって正しくて真理だとは言いません。

このブログでもよく書いているように人は皆それぞれ自分の世界に住んでいて、各世界に自分の真理がある。

だからこの記事を読んで 「 こりゃ違うわ!」 と思ったらあなたの世界ではあなたのその感覚が正解です。

でもこの記事がもし誰かのお役に立てたのであれば、それは嬉しいことですよ。

 

 

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