大昔まだ小さかった頃、朝日新聞日曜版を読んでいた時。
あの新聞紙の上に、色の薄いカラーのカサカサの質で
モスクワの赤の広場にあるとてもカラフルな玉ねぎ型のてっぺんの付いたお城の写真が載っていました。
何故モスクワと覚えていたかというと、当時パルナスというモスクワ菓子のお店があって
ああ、あのソ連のお菓子の出どころはこんなところなんだなぁ
と、そのイメージと重なったからです。
これよ！知ってる人いる？
その日曜版の写真を見た時のことをよく覚えています。
世界にはこんなお菓子でできたお城みたいなカラフルで綺麗な建物のある
本当にメルヘンの世界みたいなところがあるんだ！？
すごい！！
それと同時に、思いましたよ。
きっとこんなところに行ける人は特別な人なんだ。
特別お金持ちとか
特別偉い人とか
良く分からないけど、とにかく
自分のようなごくフツーの人なんかとは全然違うからこんな素晴らしいところに行けるんだ。
その後大分経ってから、小学校の卒業文集で
私は世界中を飛び回る人生を送る。
そして世界中を見てやるのだ。
と書き
見た！
実物を見たわよ！
特別にすごい人でもお金持ちでもないけど
あのカッサカサの薄い質の悪い印刷ですら夢のように見えたお菓子のお城！
（ 注：実際は教会です ）
分からないよね、人生って本当に分からない。
だって何のためにここにいるかって、このカラフル玉ねぎ塔を見るためじゃないのよ。
新トレチャコフ美術館に来るため。
そう！
でも書きました
イリヤ・レーピン展を観るために
モスクワにｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
夢みたい。
大好き（過ぎて大変）なレーピンの作品を、本当に実際に観ることができるなんて。
もうトレチャコフ美術館行く当日は、興奮しすぎて朝5時に起きて
お風呂入って
洗濯ものして
台所も片付けて
朝ご飯も準備して
それでもまだ家族は寝ている！
作品に合うまでの時間がもどかしい！！！
とそわそわしっぱなしでしたｗ
作品はね、もうね・・・
好きすぎて大体の作品は作品の表題見なくても分かるくらい、PCでは何度も眺めていたけれど
やっぱり実物は、言葉では表せない最高さでした。
実際モスクワに来るまで（ビザとかいろいろ）大変だったけど
頑張って来た甲斐があったなんてもんじゃない。
ああ、最高だった・・・あそこに1週間毎日通いたい。
で、また子供の頃の話に戻りますがね。
世界中を飛び回る生活を実現すべく、私なりに案を出して計画を立てた。
そしてその後紆余曲折を経て今に至ります。
その経路は
私の予定していた経路とは全然違う。
でも！
私が希望して予定していた人生行路よりはるかに素晴らしい形で実現しています。
現実は夢も希望も想像も超えるよね。
超える。
超えるんです。
だから
夢に向かって全力を尽くし続けたのに、さっぱり希望の形で人生が進まない・・・
と思っても
何だか予定と全然違う方向に来てしまったな・・・・
と思うようなことになってても
それは当初の、本来の夢がより良い形で叶う、その途中経過かも知れないのです。
だから全然腐ることはないんだよ。
コメント
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＞布アート⭐︎きぃぼうさん
そう、なんとも言えない不安な音楽w
でもロシアにぴったりのイメージな音楽で、あれ作曲した人はロシアのかよ実はよく知ってたんじゃ？と思っています。
あと、願うと叶う ですが、時間が掛かるから無理そうに思うけど、ぼんやりでも
「いけるいける（ ＾ω＾）♪」
と思ってればそうなるなぁという部分ありますよね。
これはある程度年取らないと分からないかも。
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懐かしいです！
お城よりケーキと不穏な音楽しか覚えてませんでした。。
あのCMを見てなかったら、、、
何がきかっけになるかわからないものですね。
私も小学校の文集に書いた通りの仕事をしてますが
途中忘れてたけど叶ってました。
願うと、意外に叶うもんだなって思います。
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…知ってます(笑)